2024年新作ゼニス・デファイ トゥールビヨンとクロノマスターの定価・どっちがおすすめ?

クロノマスター
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デファイとクロノマスターのツートップ

ゼニスのデファイかクロノマスターか悩むことはあるかもしれない。

実際この2モデルはカテゴリが違う。

見た感じでも、ラグスポ系かオーソドックスなクロノグラフ系かという質的な違いという点でも、悩む対象ではないだろう。

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しかしこちらの記事でも書いてるように、デファイとクロノマスターは良い意味で同ブランドのフラッグシップが完全に確立されておらず、ツートップ体制でブランド展開されているので、ブランド力や知名度があって、時計としての価値もあり、単純に良い時計が欲しいという場合、どちらが良いのかなと悩んだりする可能性があるのがゼニスなのではないかと思う。

ジャンクロードビバー氏がウブロを立て直し、ゼニスに大きなメスを入れたことはお話ししたが、ゼニスが違うのは、

ウブロにビッグバンとクラシックフュージョンがあって、ビッグバンの方が格上という位置付けが出来ているのに対し、

ゼニスはまだデファイかクロノマスターかでどちらが上かというイメージがついていないという違いがある。

もちろん時計のタイプも違うわけであるから、ランク付けするのはおかしいという意見はあるかもしれない。

しかしロレックスにはデイトナといういわゆるクロノマスターと同タイプのシリーズがあって、ロレックスの中でも一番人気のシリーズという位置を築いている。

パテックフィリップやオーデマピゲにはノーチラスやロイヤルオークといったデファイのようなラグスポがブランド根幹モデルを任されている。

ゼニスにはデファイというラグスポと、クロノマスターというクロノグラフというスポーツよりのシリーズがそれぞれ存在していてランク付けされてない分、購入に悩んでしまう部分があったりする。

ロレックスのデイトナの場合は、もう気付かれた方もいるかもしれないが、ラグスポとクロノグラフというちょっと異質なラインが融合しているという特徴がある。

デファイとクロノマスターを融合させたような意味合いとして存在しているのである。

ノーチラスにもロイヤルオークにもクロノグラフモデルは存在するが、ラグスポは基本的にはクロノグラフなどの余計なものがついていないのが基本形であり、クロノグラフ機能がたされるとスポーツ色が強くなってしまう節があるのだ。

そういった意味でノーチラスもロイヤルオークもベースモデルが一番人気だし、デファイに関してもクロノグラフはクロノマスターに任せておきたい。

デイトナが特殊なのだと言えるのかもしれない。

そんなわけで今日はデファイとクロノマスター両トップの2024年の新作モデルを紹介してみたいと思う。

デファイ 2024年新作モデル

デファイ スカイライン トゥールビヨン Ref.03.9300.3630/51.I001

定価 ¥7,524,000 (税込)

デファイ スカイライン トゥールビヨン Ref.49.9300.3630/21.I001

定価 ¥8,866,000 (税込)

と、こんな感じだ。

トゥールビヨンが搭載されたデファイ。

過去のデファイからは考えられなかったスタイルへと進化している。

(もちろん過去のデファイにもトゥールビヨンは搭載されていたのだが、次世代のデファイはあらゆる面で進化を続けている。)

ラグジュアリースポーツでありながらも姿勢差を平均化するトゥールビヨンという複雑機構を搭載するというのは非常に面白い。

ロイヤルオークがまさにそのようなモデル展開をしているが、単なるラグスポでは物足りない人に向けたモデルである。

言うなればポルシェの911が好きだけどノーマルやカレラSでは物足りないのでGTSやターボSをチョイスする感覚に似ている。

見た目はあまり変わらず、そこまで凄みがあるように見えないのに、実はすごい機能を持っているといった抽象表現の一種である。

トゥールビヨンが搭載されていながらも、この価格帯には少々驚いた。

もちろんそれ単体の価格は高額ではあるのだが、他のモデル達と比べるとやはり若干割安感がある。

その他、デファイにはダブルトゥールビヨンなどの複雑機構をダブルで搭載したような技術を見せびらかすようなモデルたちも存在するのだが、ゼニスはデファイをブランドの根幹モデルとして推すつもりなのかもしれないと思えるほど力を入れている。

ゼニスが最近本当によくユーザーのニーズを掴んでいるような気がする。

デファイに関してはかなりコアな路線を行っており、マニア受けしかしないようなちょっとやばい腕時計を作っていたのだが(僕は好きだったが)、それではいけないと路線を変更し今のかっこいい落ち着いたラグジュアリースポーツラインに変化したのであるが、スタイルが決まってしまえばあとはあらゆるモデルを投入して逆にいい意味で落ち着きがないのである。

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昨今のラグスポ人気にちょうどうまくパズルがハマったようなかっこいいスタイルで、ジェラルドジェンタを思わせる。

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2024年のゼニスの新作デファイについて前回お話ししたばかりだが、今回はあらゆるニーズを拾っているクロノマスターの2024年の新作を紹介しようと思う。

クロノマスター 2024年新作モデル

クロノマスター スポーツ チタン Ref.95.3100.3600/39.M3100

¥1,551,000 (税込)

クロノマスター スポーツ チタン Ref.95.3100.3600/39.R951


¥1,496,000 (税込)

いかがだろうか?

正直ぱっと見デイトナに見えなくもない。

現行モデルのデイトナとは色使いが違うのではあるが、過去モデルや現行モデルのあらゆる部分を融合した感じではある。

もちろんゼニスらしい部分も十分に入っているのでそれがデイトナでないことはすぐにわかるのだが、デザイン面で意識はしているのではないかと思う。

クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー Ref.03.3400.3610/39.M3200


¥1,837,000 (税込)

クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー Ref.03.3400.3610/38.M3200


¥1,837,000 (税込)

クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー Ref.03.3400.3610/39.C910


¥1,760,000 (税込)

クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー Ref.03.3400.3610/38.C911


¥1,760,000 (税込)

といった感じで2種類の文字盤にステンレスブレスレットとレザーストラップを合わせた4種類のモデルを投入した。

こちらの方がよりゼニスらしい感じだ。

タキメーターをなくしトリプルカレンダーを搭載したモデルなのだが、インダイヤルの配色やプッシュボタンなどの感じからもゼニスの遺伝子を感じる。

という感じで2024年のゼニスのメンズ新作ウォッチを見てみた。

最初の2モデルに関しては、ロレックスのデイトナのインパクトが強すぎて、ケース素材と同じタキメーターベゼルがデザインされているとやはりデイトナを思わせる。

しかしそこはゼニスカラーを十分に加え同じにならないような配慮をしていることは伺える。

全体的に今風の腕時計をスタイルしているなというのが印象的であった。

ゼニスは技術力はありながらも、デザイン面で他社からだいぶ遅れをとっていたイメージだが、新作を見てみるに、もはやそういった外見のデメリットはないようだ。

ちなみに、画像で見る限りではデイトナっぽさが若干抜けないが、実機を見るからにはその点はうまく処理していると感じた。

まとめ

基本的にデファイとクロノマスターは全く路線が違う腕時計シリーズであるが、実際デザイン性も機能性も高い次元を維持しながら全くカバーしているところがな。

この辺りがどちらを選ぶか悩ましい点であるが、それだけに嬉しい悲鳴とも言える。

生粋のクロノグラフか、新鋭のラグジュアリースポーツか、といったところであろうが、個人的にはデファイの方が好きである。

気分にもよるしテイストや好みも変わってくるかもしれないが、メタルバンドというかブレスレットというか、より大人っぽく感じる腕時計が好きなのでデファイのブルーダイヤルなんかはすごく好きであるが、そういった意味でいうとクロノマスターのクロノグラフもまたそれはそれで良いと感じる。

デイトナがまさにそういったタイプの腕時計であるからだ。

デイトナやロレックスをベースとして考えているわけではないが、世界の腕時計事情がやはりロレックスかパテックフィリップに寄せているのは事実であり、スポーツタイプならロレックス、純粋なラグスポならパテックかピゲがファッションリーダー的存在になっていることは否定できない。

そういった意味では両者をちょっとしたデザインベースとした同2シリーズはデイトナ派かノーチラス派かといった形に自然と分かれるのではないかと思った次第である。

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