田中みな実さんが愛用する腕時計5選
田中みな実さんといえば、ニューヨーク生まれの女性芸能人で、芸能界にそこまで詳しくない僕でも知っているくらい有名でどこか知的で美しい女性であるが、個人的にも割と好みだったりする。
とまあ僕の好みはどうでも良いのだが、今日は田中みな実さんが愛用する腕時計についてみていこうと思うわけだがチョイスがなんとも素晴らしいとしか言えないのである。
田中みな実さんがパテックフィリップのある種コレクター的な存在になっているということは聞いたことがあったが、女性で、しかもパテックを愛用しさらに複数コレクションしているという人はかなり珍しいタイプだ。
どこか風変わりな雰囲気をお持ちであるし、そして色気もある。
パテックフィリップやロイヤルオークがとてもよく似合うに違いないと想像するに難くない人物像だというのが僕の印象だ。
というわけで、今回は田中みな実さんが愛用&コレクションする高級腕時計を見ていこう。
オーデマピゲ ロイヤルオーク クォーツ Ref.67650SR.OO.1261SR.01の一覧、価格、在庫などの最新情報はこちら>>
パテックフィリップ ゴンドーロ Ref.7041R-001
このモデル。
他では絶対と言っていいほどみられないようなタイプの腕時計であるが、これはパテックフィリップのゴンロドーロというシリーズの一本だ。
ゴンドーロは元々はこういったタイプの形状ではなく、レクタングル型の腕時計であり、今回紹介しているものとはまるでスタイルが違うのが特徴である。
今回のゴンドーロはどちらかというとパネライのラジオミールのような、ヴァシュロンコンスタンタンのヒストリークのようなスタイルであり、円とも四角とも言えないこの感じが通常の長方形のレクタングルウォッチよりも好奇心をそそられると言えるだろう。
デザインしたのが誰だかはわからないが、ジェラルドジェンタ氏がデザインした他メーカーを含む過去の腕時計と共通点が多いことに気付かされる。
まずはこのケースの形状がそうであり、ノーチラスとどことなく似ているのは気のせいとは思えない。
ラグに関してもジェラルドジェンタ氏がデザインした円形のIWCダヴィンチやセイコーのクレドールととてもよく似ている。
直接デザインしていなくてもジェラルドジェンタ氏のデザインはあらゆるシリーズで影響を受け、その遺伝子を間接的に吹き込まれたモデルが今も多数存在している。
いずれにせよとにかく高級感とラグジュアリー感、そして他とはまったく違った、異質だがとても心地の良いエレガントさが感じられるのが同モデルで、これは確かに所有したくなるタイプの一本である。
パテックフィリップということこそがそれを後押ししているだろうが、田中みな実さんのようにパテックフィリップをコレクションしていることがまずそもそも良い趣味だと言えるだろう。
僕も余裕資金があれば是非ともパテックコレクションをしたいと感じる。
パテックフィリップ ノーチラス レディース Ref.7118/1A-011
非常に良い。
パテックフィリップといえばノーチラスが有名であるが、やはりこのシリーズは外せないと考えたのかノーチラスの一本もしっかりレディースタイプでお持ちである。
個人的にも腕時計はやはりパテックフィリップのノーチラスが一番好きな僕であるが、中古でも相当高額なのでメンズモデルはなかなか手が出ないという人も多いだろう。
しかしレディースモデルも侮れない。
ノーチラスならレディースモデルも非常に高額でゴールドのケース、ダイヤモンドの埋め込み、などだと500万円は超える価格帯である。
定価よりも高額だろうということがレディースモデルにも言えるわけだが、メンズモデルの価格高騰でブランドの価値の底上げが行われるとレディースモデルの値段にも影響が及ぶ。
実際レディースタイプはステンレスが最も人気なのかどうなのか少々不明な点があり、田中みな実さんのようにパテックを求めるような人が男性に比べ圧倒的に少ないと思われるのでロレックスのデイトナ、パテックフィリップのノーチラス、オーデマピゲのロイヤルオークのそれぞれSSモデルが人気集中で価格高騰起こすとは考えにくいので恐らくはSSモデルは割安なのではないかと思われる。
とはいえ高額なのは高額なのだろう。
さてそんなわけで、今回紹介する7118シリーズであるが、搭載されているムーブメントは「Cal.26-330 S C」。
45時間という割と短めの稼働時間ではあるが、このムーブメントはそのほか多くのパテック同様パテックフィリップシールの認定を受けているクオリティの高いモデルである。
文字盤があえて歪んだ感じがサルバドールダリを彷彿とさせるわけだが、きちんとレディースっぽいデザインに仕上がっているし、ノーチラスの凄みがきちんと感じられる素晴らしい一本に仕上がっている。
因みにレディースモデルはブレスレット中央のブレスリンクがベゼルと密着しているデザインをしているのでわかりやすい。
ハンドやインデックスにも丸みがあり、レディースモデルだと感覚的に気付くのも高いデザイン性があってのことだろう。
本当に腕時計の趣味が良い。
パテックフィリップ カラトラバ Ref.7200R-001
このモデルはカラトラバを愛用する芸能人を紹介する記事でもお話しした一本だが、こうしてみると田中みな実さんぽさが非常によく出ている。
上記で紹介した2モデルと共通点がデザインに見受けられるわけだが、単体で見た場合とこうしてゴンドーロとノーチラスと比べた場合では見方が少々変わってくる。
こちらでも紹介しているのだが、田中みな実さんの感覚はやはりどこか日本的ではないと感じる。
個人的な感覚ではあるが、田中みな実さんは芸術的な才能を秘めているように感じのだが如何だろう。
普通のオーソドックスなものよりも、ある一定の癖をまとったインパクトのあるデザイン、とりわけ古典的なベースデザインとモダン性のある歪みとが調和している絶妙なバランス感覚が好きな感じが見て取れる。
言葉で説明するのが非常に困難ではあるが、文章に起こすとこんな感じだろうか。
簡単に説明するとお世辞ではなくセンスが少し飛び抜けた感覚だろう。
オーデマピゲ ロイヤルオーク クォーツ Ref.67650SR.OO.1261SR.01
本当に趣味が良い。
ロイヤルオークもお持ちとは。
しかもメンズではほとんどないコンビモデル。
メンズではコンビタイプのロイヤルオークは玉木宏さんくらいしか知らないので、確かに人気という面で言えばSSモデルよりもだいぶ劣るのだろうと思われる。
ノーチラスの部分でお話ししたのだが、レディースの場合は機械式腕時計自体が男性主体の市場であるためSSモデルだから大人気ということになりにくく、どちらかというとジュエリーやゴールドなどを纏って外観をゴージャスにした方が良いという形になりやすい。
であるとすると、機械式ムーブメントを搭載して高額になるよりクオーツで内側を低価格に抑え宝石や素材などで外側を固める方が一般的にはレディースモデルには良いとされる。
そういった理由でレディースウォッチはクオーツであることが多いのだが、田中みな実さんのロイヤルオークも実際そういうタイプである。
レッドゴールドとのコンビモデルであり、文字盤にも同系色のタペストリーダイヤルがセットされた一本であるが、このモデルを着用している女性はほぼいないだろう。
33ミリサイズでクオーツ。
電池式であるから時計も薄くできる点でレディースウォッチ向きだ。
メーカー小売り希望価格、いわゆる正規店で買える価格というか定価であるがこれが200万円ちょっとである。
しかしここはロイヤルオーク、レディースとはいえ定価通りには買えないだろう。
いずれにせよ、本当に時計のセンスには脱帽である。
カルティエ タンク フランセーズ Ref.W51008Q3
このモデルは至って普通という感じだろうか。
確かにカルティエのタンクフランセーズは人気であるし高級感もラグジュアリー感もすごくある。
しかしこのモデルは時計好きの田中みな実さんからしたらあまりにも普通なのだ。
個人的な予想ではあるが、タンクフランセーズのようなシリーズはTPOを考えず着用できる腕時計という位置付けで所有しているのかなという感じだ。
例えばメンズでパテックフィリップのノーチラスやロイヤルオークのゴールド、ロレックスのGMTマスターII、デイトナ、グリーンサブなどは冠婚葬祭にはあまり着用したくはない。
そんな時に男性モデルで役立つのがカルティエのサントスなどではないだろうか。
田中みな実さんがタンクフランセーズをお持ちなのはそういった意味合いが強いように感じるわけだが、パテックフィリップやオーデマピゲの腕時計を趣味としてコレクションしている人なら尚更その色が強いと思われる。
普段使いとしてのタンクフランセーズもこれまたバランスの良いチョイスだと言え、嫌味もないしステンレスで全てがちょうど良いシリーズだからだ。
ここでゴールドが入っているとまた意味が変わってくるわけだが、そうではないので恐らくはロレックスマニアの人が普段使いにデイトジャストやオイスターパーペチュアルをガシガシ使ってるのと同じ感じだろう。
まとめ
というわけで田中みな実さんの腕時計を紹介したわけだが、もはや結論はいうまでもないだろう。
腕時計の趣味が一般的な感覚とは全く違っている。
良い意味で驚かされたわけだが、この中で一番良いと感じたのはゴンドーロだろうか。
確かにノーチラスはやはり安定的に素晴らしい作品であるのだが、ゴンドーロの不思議な存在感になんともやられてしまう。
あのケースは他ではみることが絶対にないであろうスタイルで、特殊な形状でありながら高級感を損なうことなく、変に気を衒うわけでもない絶妙なバランスのもとに仕上げられているところはやはりプロのデザイナーの力量を感じさせられる。
これだけ腕時計に興味があるのなら毎年登場する新作モデルなども逐一チェックされているのだろうか。
そんなわけで田中みな実さんの腕時計を紹介したが、腕時計がこんなにもお好きなら今後もまた新たなモデルを披露されると思うのでまたそれを紹介したいと思う。