矢作兼さんの腕時計・ロレックス編・GMTマスターII レフティー グリーン/ブラックベゼル ジュビリーブレス Ref.126720VTNR

GMTマスターII

矢作兼(おぎやはぎ)さんはどういったタイプのお笑い芸人?

矢作兼さんは、「脱力」と「観察」を武器にしたタイプのお笑い芸人である。前に出て場を制圧する芸人というよりも、横から空気を少しずらすことで笑いを生む存在だ。

矢作さんの最大の特徴は、力の抜けた語り口にある。声を張り上げることはほとんどなく、感情も大きく振らない。そのため一見すると淡々としているように見えるが、その中に鋭いツッコミや皮肉が自然に混ざり込む。この温度の低さが、かえって言葉の切れ味を際立たせている。

また、矢作さんは人や状況をよく見ている芸人でもある。相手の発言のわずかなズレや、場の空気の違和感を即座に拾い上げ、それを大げさに膨らませるのではなく、軽く指摘するだけで笑いに変える。そのため、笑いが強すぎず、後味が残りにくい。視聴者にとっても疲れにくい笑いだと言える。

相方の小木博明さんとの関係性も、矢作さんの芸風を理解するうえで欠かせない。小木さんの予測不能で感情的な動きに対して、矢作さんは冷静に受け止め、少し距離を取ったツッコミを入れる。このコントラストが、おぎやはぎの独特な空気感を生み出している。強く否定するわけでも、全面的に肯定するわけでもない、その中間の立ち位置が矢作さんらしい。

さらに、矢作さんは「場を壊さずに笑いを足す」ことができる芸人だ。自分が目立つことよりも、番組全体の流れや共演者の良さを活かすことを優先する。そのため、MCや進行役がいる番組でも安心して置かれる存在になっている。

総じて矢作兼さんは、声を張らず、無理に盛り上げず、しかし確実に笑いを生むタイプのお笑い芸人である。強さや派手さではなく、観察力と距離感で勝負する。その静かな巧さこそが、矢作さんの最大の持ち味だ。

ロレックス GMTマスターII レフティー Ref.126720VTNR

ロレックス GMTマスターII レフティー Ref.126720VTNR
ロレックス GMTマスターII レフティー Ref.126720VTNRの一覧、価格、在庫などの最新情報はこちら>>

ロレックス GMTマスターII レフティー グリーン/ブラックベゼル ジュビリーブレス Ref.126720VTNR

ロレックス GMTマスターII Ref.126720VTNR、いわゆるレフティー仕様のグリーン/ブラックベゼル、ジュビリーブレスモデルは、これまでのロレックスの文脈を理解しているほど、最初に見たときの違和感が強い時計である。リューズが左側に配置され、日付表示も反対側にある。その非対称さは、単なる色替えや素材違いとは明らかに異なる種類の新しさを放っている。しかし実際に使い込み、日常の中で時間を共にすると、この違和感は徐々に意味を持ち始め、やがて強い個性として受け入れられていく。

まず装着した瞬間に感じるのは、視覚的なバランスの変化だ。普段見慣れた右リューズの時計に比べ、ケース左側にリューズガードが張り出しているため、腕元の印象が新鮮に映る。最初は少し戸惑いがあるが、数日使うとこの配置が驚くほど自然に感じられてくる。特に右利きで左腕に着ける場合、手首を曲げた際にリューズが当たらない快適さは明確で、実用面でのメリットを実感しやすい。

グリーンとブラックのツートンベゼルは、写真で見る以上に落ち着いた印象を受ける。グリーンは鮮やかすぎず、深みがあり、ブラックとの境目もシャープだ。光の当たり方によってグリーンが強く出る場面もあれば、全体がダークトーンにまとまる場面もあり、その振れ幅が広い。この色使いは主張がありながらも下品にならず、使い続けても疲れにくい。

ジュビリーブレスレットとの組み合わせも、このモデルの性格を大きく左右している。スポーツモデルでありながら、ブレスレットの細かなコマが手首にしなやかに沿い、装着感が非常に良い。動かすたびにブレスが滑らかに追従し、ケースの存在感を程よく中和してくれる。オイスターブレスでは少し武骨に感じられそうなレフティーケースも、ジュビリーによってバランスが取られている印象だ。

重量感については、数値以上に安定感を覚える。決して軽い時計ではないが、その重さは一点に偏ることなく、腕全体に均等に乗る感覚がある。長時間着けていても、重さがストレスに変わることは少なく、「着けていることを忘れる」というより「常にそこにある安心感」として存在する。

操作性も興味深い部分だ。リューズ操作は左側になるため、最初は慣れが必要だが、利き手である右手で操作できるため、実は理にかなっていると感じる場面が多い。時間調整や日付変更の際、無理な指の動きが不要で、操作そのものがスムーズだ。ベゼルの回転も明確で、GMT機構を使う楽しさを日常的に味わえる。

実際の使用感で特に印象的なのは、この時計が「話題になる存在」である点だ。時計に詳しい人ほどすぐに気づき、そうでない人でも左右逆のリューズ配置に違和感を覚える。その違和感が会話のきっかけになり、説明すると必ず興味を持たれる。このモデルは、自己主張をしなくても自然と存在感を放つタイプの時計だと言える。

一方で、決して特別な場面だけに限定される時計ではない。カジュアルな服装にはもちろん、落ち着いたスタイルにも意外なほど馴染む。グリーンとブラックという配色が派手さよりも深みを感じさせるため、年齢やシーンを選びすぎない。毎日使ってこそ、この時計の良さが分かってくる。

精度については、他の現行ロレックスと同様、日常生活で不安を覚えることはほとんどない。時間のズレを気にする瞬間がないという事実が、この時計を信頼できる道具にしている。特別な存在でありながら、扱いに気を遣いすぎなくていい点は、使用頻度を高める大きな要因だ。

このレフティーGMTは、ロレックスがあえて「違和感」を提示してきたモデルだと感じる。しかしその違和感は、拒否されるためのものではなく、使い手に新しい視点を与えるためのものだ。従来の正解から少し外れることで、時計との向き合い方そのものが変わってくる。

ロレックス GMTマスターII Ref.126720VTNRは、単に希少性や話題性で評価される時計ではない。日常の中で使い込み、違和感が納得に変わり、やがて愛着に変わっていく。その過程こそが、この時計最大の魅力だと感じている。使うほどに理解が深まり、気づけば手放せない一本になっている、そんなタイプの時計である。

まとめ

ロレックス GMTマスターII Ref.126720VTNR、いわゆるレフティー仕様のグリーン/ブラックベゼル、ジュビリーブレスモデルは、腕に着けた瞬間に「いつもと違う」と直感させる力を持った時計である。リューズが左側に配置され、日付表示も反対という構成は、長年ロレックスを見てきた人ほど強い違和感を覚える。しかしこの違和感こそが、このモデルの出発点であり、使い続けることで価値へと変わっていく。

最初に感じるのは視覚的なバランスの変化だ。ケース左側にリューズガードが張り出しているため、文字盤全体の見え方が新鮮に映る。着用初日はどうしても視線がそこに引き寄せられるが、数日もすればその配置が自然なものとして受け入れられる。特に左腕着用の場合、手首を曲げたときにリューズが当たらない快適さは明確で、実用性の高さを静かに実感する。

グリーンとブラックのツートンベゼルは、写真以上に落ち着いた色合いだ。グリーンは深く、主張しすぎない。光の角度によって鮮やかさが増す瞬間もあれば、全体がダークトーンに沈む場面もある。この表情の幅が、日常使いでの満足度を高めている。派手な色使いでありながら、決して騒がしくならない点が印象的だ。

ジュビリーブレスレットの装着感も、このモデルの完成度を語るうえで欠かせない。細かなコマが手首にしなやかに沿い、ケースの個性をうまく受け止めている。スポーツモデル特有の硬さが和らぎ、長時間着けていても疲れにくい。ケースの存在感とブレスレットの柔らかさが、非常に良いバランスで共存している。

重量感はしっかりあるが、不思議と負担にはならない。重さが一か所に偏らず、腕全体に均等に乗るため、安心感として伝わってくる。この感覚は、使うほどに心地よさへと変わり、「今日も着けていこう」と自然に思わせてくれる要素になる。

操作性についても、この時計は新しい発見がある。左側リューズは慣れが必要だが、右手で操作できるため、実は合理的だと感じる場面が多い。時間調整や日付変更がスムーズで、無理な指の動きを強いられない。ベゼル操作も明確で、GMT機能を日常的に使う楽しさがある。

このモデルは、着けているだけで話題になることが多い。時計に詳しい人はすぐに気づき、そうでない人も左右逆の構造に違和感を覚える。その違和感が会話の入口になり、自然と説明したくなる。この「説明したくなる時計」という性質は、所有する楽しさの一部でもある。

矢作兼さんが力を抜いた語り口で周囲の違和感をすくい上げ笑いに変えるように、このレフティーGMTも一見の違和感を時間と共に納得へと変えていく存在だ。

日常使いという観点でも、この時計は非常に優秀だ。特別な日にしまい込むタイプではなく、むしろ毎日使うことで真価が見えてくる。精度は安定しており、時間のズレを気にする場面はほとんどない。扱いに神経質にならずに済む点も、使用頻度を高める要因になっている。

ロレックス GMTマスターII Ref.126720VTNRは、万人に分かりやすい魅力を持つ時計ではない。しかし、その分、使い手との距離が近づくほど評価が深まっていく。違和感から始まり、理解へ、そして愛着へと変わる過程そのものを楽しめる一本であり、気づけば腕から外せなくなっている、そんな時計である。

タイトルとURLをコピーしました