シードゥエラーディープシーを愛用する芸能人
シードゥエラーというシリーズはロレックスの中でもかなりゴツい部類に入る珍しい時計である。
確かに基本的にロレックスはスポーツタイプの実用性が高いモデルをブランドの根幹スタイルとしてモデル展開しているのだが、その中でもとりわけシードゥエラーのディープシーはかなり頑強な作りをしており、見た目もタフな野郎の腕時計のように見える。
僕はこのがっしりとしたマッシブな腕時計が嫌いではなく、合わせ方によってはかなり有効なファッション的な武器になるのではないかと思っている。
大きく存在感のある時計の意味というか意義はなんといってもやはり空間を占める割合が大きく、インパクトがある点に尽きるということではないだろうか。
ケースのサイズが数ミリ違うだけで、腕時計の存在感というものは大きく変わり、パネライで例えると非常によくわかるのだが、40ミリのルミノールと47ミリのルミノールではもう何もかもが違う。
この1センチに満たない違いがこれほどまでに印象だけでなく人生を変えるのかと思えば腕時計の大きさはやはり大事なんだなということが伺える。
シードゥエラーのディープシーのサイズに関してもゴツさに関してもやはり同じことが言える。
サブマリーナの派生モデルとして存在し、サブマリーナよりも潜水に関するプロフェッショナルな使用を想定して生み出されたのがシードゥエラーであり、それをさらに特殊な方向に向けたのがディープシーであるのだが、3900メートルの防水性を誇るということはそれなりの剛性さがあるということでケースもかなり頑丈で分厚い造りになっているのだ。
ロレックスだと一目でわかるのだが、どこかロレックスよりも男らしさを感じ、腕元がなんとも重そうな雰囲気を与える感じには見えるのだが、それが実力の証であり、そのスタイルに惚れてユーザーはこのモデルを購入するに至る。
ロレックスの製品であることから信頼性は抜群に高く、どのモデルを買っても不安がないのがロレックスだが、防水性に関しても言えば3900メートルもあれば十分というかもはやこれは一般的な仕様でいえばただのセールスステータスのようなものだがそこまでの耐水性があるというのが所有者としてはやはり嬉しいものである。
これ4000メートルまで潜れるんだぜ?
と言えるのも普通に楽しいのである。
ということで今日は芸能人が愛用するシードゥエラーディープシーを紹介しようと思う。
ロレックス シードゥエラー ディープシー Dブルーダイアル Ref.116660の一覧、価格、在庫などの最新情報はこちら>>
ロレックス シードゥエラー ディープシー ブラックダイアル Ref.116660の一覧、価格、在庫などの最新情報はこちら>>
ロレックス ディープシー Ref.136660 長嶋一茂
まずは長嶋一茂さんが愛用しているディープシーについてご紹介したいと思う。
このモデルは2022年に発表されたばかりのまだ新しい世代のモデルで、パワーリザーブも現代のロレックスらしく70時間という数値になっている。
こういった特殊な作業や環境下での使用が目的で作られた腕時計ではパワーリザーブのような使用に関わるあらゆる能力値が重要視されるが、70時間というほぼ三日も稼動する長いリザーブは非常に役に立つと言える。
何か自動巻きが巻き上げられない状況下でも長い間動き続けるという状態は水中でなくともとても利便性が高いはずである。
あまりそういった状況下に置かれる可能性はないと思うが、冒頭でもお話ししたように3900メートル潜れる事実がやはりなんだか嬉しいのであり、強いてはそれが安心感につながるのである。
実際70時間のパワーリザーブはかなり重宝するし週末ずっとつけていなくても月曜日には問題なく動いているというありがたさはプライスレスである。
ディープシーなのにパワーリザーブに関して説明してもあまり意味がないかもしれないが、実際このモデルをスペック限界まで使用しようというタフな試みは見られないのであえて割愛させてもらっている。
ちなみに長嶋一茂さんは腕時計が大好きであらゆる高級時計を所有していることが知られているがこのブログでも何本も紹介させていただいているの気になる方は以下の記事を読みください。
ロレックス シードゥエラー ディープシー Dブルーダイアル Ref.116660 京本政樹
2008年~2018年まで製造されていたすでにディスコンになっているシードゥエラーディープシーがこのモデル。
44ミリケースはずっと踏襲されていて、この頃のモデルは現代のものと外観や防水性などのスペックは変わらない。
唯一大きな違いといえば中身で、先ほど紹介したモデルとは違い過去のムーブメントを載せているためパワーリザーブがおよそ1日分ほど短い。
とはいえ実際48時間あれば合格点ではあるが、実用性を求めたり腕時計を何本も所有しているのであればもう少し長い方が利便性は高いと言えるだろう。
複数所有に関してはワインディングマシンを使えば問題はないといえばないのだが、直置きして放置するよりかはやはりそっちの方が良いだろう。
ちなみに京本政樹さんはロレックスマニアで、GMTマスターの初代モデルとセカンドモデルをお持ちである。
確かデイトナのレインボーもお持ちであったと記憶しているが、とにかくロレックスを複数コレクションしているみたいだ。
そういう方にはやはり長いパワーリザーブが必要かもしれないが、京本さんの場合しっかりワインディングマシンを時計の数だけお持ちだろうと思われる。
さて、このモデルについてやはりお話ししないといけないのが文字盤の美しさではないだろうか。
ロレックスのスポーツモデルにしては珍しいグラデーションが使用された文字盤を載せているのが、唯一このDブルーで、グラデーションダイヤルはデイデイトやデイトジャスト、あとは一応ドレス系とされるスカイドゥエラーなどには存在するが、生粋のスポロレにはグラデーションを使用した綺麗な文字盤モデルは存在しない。
そこがこのモデルが人気の理由でもあると言えるが、単純に深海をイメージして作られたディープブルーとブラックが織りなす美しい調和は見ていて飽きない。
ディープシーを選ぶのに断然この文字盤をおすすめするのは希少性が理由でもあるが、何より存在自体が美しいのである。
美しい時計を着用するのはそれだけでも気分が良いものだ。
というわけで、京本さんのシードゥエラーディープシーについてお話しした。
ロレックス シードゥエラー ディープシー ブラックダイヤル Ref.116660 有吉弘行、渋谷すばる(関ジャニ∞)、須藤元気
上記モデルのブラックダイヤルのモデルがこれ。
やはり個人的にはDブルーのモデルが好きではあるが、このモデルの方がロレックスらしさが感じられるだろう。
無骨で男の中の男の印象といったシードゥエラーディープシーであるから、そこに美しさは要らぬ、という人にはこっちの方がおすすめだ。
サブマリーナでもない、シードゥエラーでもない、シードゥエラーディプシーなんだということをこれまでのロレックス味で表現するにはこちらの方がより正統的であり、根強い人気があるのかもしれない。
ロレックスはどちらに転んでも良い評価を与えられるほどの凄まじい人気とブランド力があるので基本的な価値は大きくは変わらない。
特にそれが現存するモデルで球数があるならば。
というわけで、有吉さんや渋谷すばるさん、須藤元気さんが愛用するブラックダイヤルのシードゥエラーディープシーを紹介した。
まとめ
まとめるとつまりシードゥエラーのような特殊なモデルは愛用者も数が限られるわけだが、それ以上にディープシーになるともっと範囲が狭まる。
しかし特殊になればなるほど、必要性が高まるということであり、需要の数は限られても熱量はその分高くなる傾向にある。
つまりそれじゃなくてはならないというコアなファンだ。
確かにディープシーが重要かといえば必ずしもこの3900メートル潜れるスペックが必要な人はほとんどいないし、数は圧倒的に絞られる。
しかし、ディープシーにはディープシーにしかない何かがあって、見た目というデザイン性がまず挙げられるし4000メートル近く潜れるんだぞという事実が重要だったりする。
むしろこちらの方が重要かもしれない。
それだけ高い能力がある存在を身につけているという事実が欲しくて何かを購入するということはごく自然にありうることだ。
仮にロレックスがマリアナ海溝の深さ10920メートルまで潜れる防水性、耐圧性を備えた腕時計を開発したら真っ先に手に入れたくなる人が現れるだろう。
実際に使用するかは大して問題ではなく、その事実にやはり価値があるわけで、そういった意味でいうとロレックスという存在自体も事実でありロレックスを所有するという現実に価値があると言えるのだ。
というわけで、芸能人が愛用するシードゥエラーディープシーについてお話しした。