- GMTマスターI,IIを愛用する芸能人はどのモデルを使っているのか?
- ロレックス GMTマスターII ジュビリーブレス/オイスターブレス Ref.126710BLRO 平子祐希(アルコ&ピース)、矢作兼(おぎやはぎ)、濱田岳、大竹一樹(さまぁ~ず)、川口春奈
- ロレックス GMTマスターII レフティー ジュビリーブレス Ref.126720VTNR 矢作兼(おぎやはぎ)
- ロレックス GMTマスターII 青黒ベゼル ジュビリーブレス Ref.126710BLNR 戸塚祥太(A.B.C-Z)、大竹一樹(さまぁ~ず)
- ロレックス GMTマスターII Ref.126711CHNR 小山慶一郎(NEWS)
- ロレックス GMTマスターII Ref.116710LN 森愁斗(もーりーしゅーと)、陣内孝則、渡部篤郎、藤原一裕(ライセンス)、
- ロレックス GMTマスターII(バットマン) Ref.116710BLNR 山内健司(かまいたち)、平子祐希(アルコ&ピース)、豊本明長(東京03)、内山信二、藤原一裕(ライセンス)、矢作兼(おぎやはぎ)
- ロレックス GMTマスターII Ref.116713LN KAZUKI(DOBERMAN INFINITY)
- ロレックス GMTマスターII 赤黒(コーラ)ベゼル Ref.16710 武田真治、ケンドーコバヤシ、さがね正裕(X-GUN)
- ロレックス GMTマスターII ブラックベゼル Ref.16710 坂本昌行(V6)、まこと(シャ乱Q)
- ロレックス GMTマスターII PVD加工 Ref.16710 向井理
- ロレックス GMTマスターII Ref.16718 登坂広臣(三代目 J Soul Brothers)、市川海老蔵(歌舞伎役者)、安田章大(関ジャニ∞)
- ロレックス GMTマスターII コカコーラベゼル Ref.16760 間宮祥太朗
- ロレックス GMTマスター ペプシカラー Ref.16750 木下ほうか
- ロレックス GMTマスター フジツボ Ref.16753 木村拓哉、NAOTO(三代目 J SOUL BROTHERS)
- ロレックス GMTマスター 赤青(ペプシ) Ref.1675 くっきー(野生爆弾)、京本政樹、竹野内豊、石井正則
- ロレックス GMTマスター ファーストモデル Ref.6542 京本政樹
- まとめ
GMTマスターI,IIを愛用する芸能人はどのモデルを使っているのか?
今ロレックスで一番人気なのがデイトナかサブマリーナという具合であるが、これはロレックス好きなら見ていてすぐにお分かりになることと思う。
ロレックスの中で一番存在感があるか、価格帯的に一番実用性があって使い勝手の良い質実共に高い位置にありそしてコスパが高いということを考えるとこれら二者が真っ先に思いつくことと思う。
そして次に人気のモデルが今回お話しするGMTマスターIIなのであるが、辻褄合わせのシリーズが人気なのは最近ロレックスが力を入れてモデル展開しているからなのではないだろうか。
GMTマスターIIはロレックスの中では個人的にはデイトナとサブマリーナを足して割ったような存在だと思っていて、サブマリーナよりラグジュアリーであり、デイトナより使いやすい、スポロレの中でもよりバランスの取れたモデルで、ラグスポ人気の恩恵にあやかっているいる最たるシリーズの一つなのではないかと言えるのである。
というのも、GMTマスターIIは他のスポロレに先駆けてジュビリーブレスなどを採用しており、これがまたなんともカッコいい上に高級感を出しているものだからGMTマスターIIの中でもこのブレスを標準装備している個体はオイスターブレスよりも格段にラグジュアリー感が増しているのだ。
かといってスポーティさを失ってこれまでのGMTマスターII感がなくなるわけでもないし、感覚としても付け得感がすごくある。
ジュビリーにしておいて間違いないだろうということだ。
GMTマスターIIの人気の理由はそこにあると思われるのだが、昨今のラグスポ人気の要点を非常に的確に掴んだ高いデザイン性のモデルがロレックスから登場しているとなるとそりゃ人気が出ないわけがないのである。
価格帯的にサブマリーナを上回るため数としてサブマリーナの人気を超えることは難しいだろうし、実用性という部分でもサブマリーナを超えることは難しいかもしれないが、歴史を辿ればサブマリーナは1953年、GMTマスターは1955年と、同時期に発表されているという点でGMTマスターIIがこれからサブマリーナの人気を超える可能性も十分にあるのではないかと思える。
なぜいつ生まれたのかが関係しているのかというと、長い歴史を持っているものはそれだけ厚い信頼があるということでもあり実際に使用されてきた数も多いという事実があるからだ。
例外はいくつかあるが、傾向としては歴史あるところに信頼と人気があるということなのだが、最近のGMTマスターIIを見てもロレックスのお家芸である「伝統の保存」を忠実に守っていて、時代の流れから多少のモダン化はあったとしてもオリジナルの存在とかけ離れたものは生み出さない。
GMTマスターIIはこれからどんどん人気をあげていくのではないかと思っているのだが、今回はそんなGMTマスター及びGMTマスターIIを愛用する芸能人を見ていこうと思うわけだが、彼らがどんなモデルを使用しているのかもしっかりと見ていこうと思う。
ロレックス GMTマスターII ジュビリーブレス/オイスターブレス Ref.126710BLRO 平子祐希(アルコ&ピース)、矢作兼(おぎやはぎ)、濱田岳、大竹一樹(さまぁ~ず)、川口春奈
ロレックス GMTマスターII レフティー ジュビリーブレス Ref.126720VTNR 矢作兼(おぎやはぎ)
ロレックス GMTマスターII 青黒ベゼル ジュビリーブレス Ref.126710BLNR 戸塚祥太(A.B.C-Z)、大竹一樹(さまぁ~ず)
ロレックス GMTマスターII Ref.126711CHNR 小山慶一郎(NEWS)
ロレックス GMTマスターII 126710GRNR
ロレックス GMTマスターII ブラック/グレーベゼル Ref.126710GRNRの一覧、価格、在庫などの最新情報はこちら>>
ロレックス GMTマスターII ジュビリーブレス/オイスターブレス Ref.126710BLRO 平子祐希(アルコ&ピース)、矢作兼(おぎやはぎ)、濱田岳、大竹一樹(さまぁ~ず)、川口春奈
というわけでまずは一本目。
このモデルはやはりかなり人気があるといっても過言ではないだろう。
というのもGMTマスターの元祖とも言えるのが赤と青のベゼルであり、ペプシというニックネームが付けられた幅広くGMTマスターシリーズだと一番認知されたカラーリングモデルであるからだ。
GMTマスターの登場がパンアメリカン航空のパイロットのために作られたもので、当然複数のタイムゾーンを把握できることがその目的であったのだが今ではそういった利用よりもむしろそのステータスというかベゼルのオリジナリティの方が注目されがちでありこのモデルも「GMTマスターと言えば」の最たるモデルなのである。
冒頭でもお話ししたようにGMTマスターIIではジュビリーブレスを選ぶことも出来るというオプションがあり、芸能人もジュビリーブレスをチョイスしている人の方が多い印象である。
過去のモデルにはそういった選択肢がなく、新しく登場したシリーズからはジュビリーが選択できるわけだがその組み合わせが良いからなのか、過去モデルにも後付けでジュビリーを合わせて付け替えている人もいるくらいで、中にはその他のスポロレにもジュビリーに変更している人もいるくらいだ。
それくらいジュビリーブレスの人気が高まってきており、今後もこの流れはずっと続くものと思われる。
ちなみにGMTマスターIIのニックネームに関してはこちらでも書いているので詳しく知りたい方は一読どうぞ。
ロレックス GMTマスターII レフティー ジュビリーブレス Ref.126720VTNR 矢作兼(おぎやはぎ)
このモデルはかなり人気が急上昇しているモデルなのだが、それもそのはずロレックスでは初の左利き用、つまりリューズが左側についてる右腕用のモデルであるからだ。
とは言え、単に物珍しさで注目が集まっているとは言えないのであるが、その理由としてあげられるのが、世の中の腕時計事情として左利き用のモデルがの需要が高まっているからだ。
そこに目をつけていたロレックスがようやくこのようなモデルを発表したわけだが、ロレックスもずっとその機会を狙っていたのだと思われる。
一過性のブームに狙いをつけて新型モデルを投入するということをロレックスはほぼ絶対と言えるほどにしないだろうと予測できるわけだが、逆算するとロレックスが発表しているものは未来を推測、予見していると言えるのである。
デザインや機能などに研究開発するコストを考えても安易なことをするのは企業としてはリスクが大きい。
そういった面が特に色濃く反映しているのがロレックスであり、今モデルのようにこれまでなかった左利きモデルを初めて投入するというのも勝算があってのことなのだ。
現におぎやはぎの矢作さんのようなかなり時計ツウが選ばれている時点でロレックスが正しいことが半分既に証明されているようなものである。
ロレックス GMTマスターII 青黒ベゼル ジュビリーブレス Ref.126710BLNR 戸塚祥太(A.B.C-Z)、大竹一樹(さまぁ~ず)
バットマンと呼ばれる青と黒のツートンのカラーリング。
このモデルも非常に人気で、よく見かけるモデルなのだが、新しいバージョンなのに早くも根強いファンがいる。
GMTマスターIIはシリーズを通してすごく成功していると言えるのだが、個人的にもこのカラーリングはすごく好きである。
バットマンが好きということもあるが、なぜ青と黒なのにバットマンと呼ばれているのかはアメリカのコミックの方ではこの色が使用されているからだ。
映画などの実写では黒一色のイメージだがコミックでは青と黒がコスチュームの色になっており、こういったニックネームは北米文化が反映されていることが多く、サブマリーナの文字盤が緑のモデルはハルクやカーミットと呼ばれているし、CHNRはカフェオレとか日本にはないルートビアとか呼ばれている。
GMTマスターIIはベゼルの色がすごく注目されているモデルで、そういう意味でも人気を集めているということなのである。
個人的にどのモデルが一番GMTマスターIIで好きかと言われると恐らくはグリーンの左利きのモデルをジュビリーでチョイスするだろうと思うが、それでも青黒もやはりかっこいい。
実際選ぶのに迷う人も多いだろう。
ロレックス GMTマスターII Ref.126711CHNR 小山慶一郎(NEWS)
カフェオレ&ルートビアモデルがこれ。
ニュースの小山さんが愛用する一本で、数としてはあまり使用している人がいない分希少なモデルであるが、エバーローズゴールドがすごくおしゃれである。
何がおしゃれかと言えばやはりコンビである点だろうか。
全身ゴールドというわけでなく、全身がステンレスでシルバーというわけでもない、両方の素材の良い部分を合わせたのがこのロレゾールの良さであり、それをGMTマスターIIのスタイルに持ってきているという点でやはり他のスポロレとはまた一味違った雰囲気を醸し出している。
嫌味のないさらりとした高級感が特徴的で、主張しすぎない美しさとエレガントさがこのモデルの魅力である。
小山さんが愛用しているモデルはジュビリーではなく、オイスターブレスなのだが、個人的にはここにジュビリーを合わせて欲しかったという思いだ。
とは言え、ここにジュビリーを合わせると高級感というかラグジュアリネスの方が優先されてしまい小山さんの美学とは反していたのかもしれない。
オイスターである方が確かに一体感があり、ジャラジャラした部分が薄くなるのでこれまでのロレックス感が強く感じられることだろう。
いずれにしても良いモデルだ。
ロレックス GMTマスターII Ref.116710LN 森愁斗(もーりーしゅーと)、陣内孝則、渡部篤郎、藤原一裕(ライセンス)、
GMTマスターII最後の黒ベゼルがこの一本。
2024年に発表された新型GMTマスターIIの灰と黒のモデルがおそらくではあるが、この黒ベゼルのモデルにとって変わったのだと思うが、それに伴い黒ベゼルのGMTマスターIIは今のところカタログモデルから消滅したことになる。
今後黒ベゼルが登場しないのであれば将来的に価値が出そうなのがこのモデルであると言えるが、一度無くなったモデルが復活するということはあるのでなんとも言えない。
しかし今後数年は黒ベゼルのGMTマスターIIが登場するとは考えにくいので今モデルはじわじわと価値をあげていくのではないかと予想できるが、ただ暴騰するかというとそうではないだろう。
GMTマスターIIでありながらツートンではないという少々風変わりなデザインであるとは思っていたが、色があまり欲しくないという需要はあり、それでいてGMTの昨日は欲しいというニーズは必ずある。
特に昨今のアウトドア、登山ブームでGMTマスターIIの24時間針の使い方としてよく使用されているのが、方角を知る方法である。
まず、24時間針を太陽に向きに合わせる。
文字盤の方の12時方向が真北を指す。
という使い方が割と重宝するみたいだ。
ただし24時間針は今いる場所に設定しておくのが前提となる。
とは言え、実は普通の12時間表示のベゼルがない時計でも方角を知ることはできる。
時針を太陽に向け、時針と12の中間が真南になるという方法だ。
いずれにせよGMTマスターIIの正式な使い方は方角ではなく別のタイムゾーンの時刻を知ることにあり、方角に関してはあると便利という使い方なのであるが、GMTマスターIIの存在意義はなんといってもロレックスのGMTマスターIIであるというそのもののステータス感が一番なのではないだろうか。
その中でもブラックベゼルのワントーンのデザインは希少になりつつあり、緑の差し色もあってこれはこれでオーソドックスでサブマリーナプラスアルファのような存在として重宝することだろう。
ロレックス GMTマスターII(バットマン) Ref.116710BLNR 山内健司(かまいたち)、平子祐希(アルコ&ピース)、豊本明長(東京03)、内山信二、藤原一裕(ライセンス)、矢作兼(おぎやはぎ)
上記で紹介したバットマンの一つ前のモデルがこれ。
基本的にはデザイン面などで大きく変更はないのだが、ムーブメントが変わりパワーリザーブが大きく改善された点で利便性が格段に上昇している。
ここがモデル変更によって一番大きく変更されたポイントではないだろうか。
デザインの変更でいうと、時計ではなくブレスレットの面でいえばジュビリーブレスがないという点でやはり新型の方が僕は良さを感じるわけだが、その辺りは後付けでも対応できるだろう。
こちらのモデルも愛用者が多く、上述の通り多くの芸能人が所有している。@
ロレックス GMTマスターII Ref.116713LN KAZUKI(DOBERMAN INFINITY)
小山さんのエバーローズゴールドロレゾールもそうだが、コンビモデルの愛用者はやはり少ない。
ステンレスモデルが一番人気があるのは当然だが僕はもっとコンビスポロレの愛用者が増えても良いんじゃないかと思っている。
かくいう僕もロレゾールデイトナが好きで、イエローゴールドとステンレスのデイトナが大好きなのだ。
ゴールドのラグジュアリーな部分とステンレスの落ち着いた部分がうまく融合しているのがロレックスのコンビで、それはデイトナであろうとサブマリーナであろうとGMTマスターであろうと完成度の高さは同じなのである。
今回紹介しているKAZUKIさんの一本もなかなかカッコいいモデルで、やはりロレゾールの良さはロレゾールにしか出せないというのがよくわかる。
ロレックス GMTマスターII 赤黒(コーラ)ベゼル Ref.16710 武田真治、ケンドーコバヤシ、さがね正裕(X-GUN)
製造期間1988年~2007年という割と長い間現役として活躍していたのがこの世代のシリーズ。
Ref.1675に次ぐ長寿モデルで、製造期間中あらゆるマイナーチェンジが行われたのもこの世代の特徴である。
中でもムーブメントがCal.3185からCal.3186に変更されたり、夜行塗料が1999年にはトリチウムからルミノバに変更されたり、そして見た目の大きさではプラスチック風防からサファイアクリスタルに変更されたのは割と大きな変化なのではないだろうか。
このモデルの先代であるRef.16760から大きくモダンな存在へと進化し、現代のサブマリーナのベースとなっているような世代と言えるだろう。
今回紹介しているモデルはコーラと呼ばれる赤と黒のツートンベゼルのモデルだが、コーラと呼ばれるのはコーラが入ったそのボトルからである。
他にも赤と青のペプシ、黒一色の計3種類がこの世代のGMTマスターIIのラインナップであるが、個人的にはこの世代では赤と青のモデルが一番好きである。
ロレックス GMTマスターII ブラックベゼル Ref.16710 坂本昌行(V6)、まこと(シャ乱Q)
上記で紹介したモデルの黒ベゼルモデルがこれ
V6の坂本さにゃシャ乱Qのまことさんが愛用するのがこの世代のブラックベゼルモデル。
どの年代の個体をお持ちかはわからないが、世代によってやはり良さがあるもので、ロレックスの良さは古かろうが新しかろうが、どの年代だろうが、その個体にしかない良さがある。
というわけで、黒ベゼルのRef.16710を紹介した。
ロレックス GMTマスターII PVD加工 Ref.16710 向井理
向井理さんが愛用するのはGMTマスターIIをモディファイした、つまりカスタマイズしたモデルで、これは当然ロレックス非公式の個体である。
自らが持っていたモデルをカスタマイズしたのか、カスタマイズされたものを購入されたのかはわからないが、ユニークなピースであることは間違いない。
ロレックス非公式であるし、改造したロレックスはいかなる改造でもメーカーは修理やオーバーホールを受け付けないのでそれなりの覚悟が必要となってくる。
一時期カスタムロレックスが流行したことがあったが、個人的にはあまりおすすめしない。
とは言え、ブラックPVD加工はあらゆるものにされるし、腕時計でもこういった加工を正規のオリジナルで施しているメーカーも多数存在する。
ロレックスでやることはリスクがあるのであまりお勧めしないが、他にはない一本が欲しいのであればそれはそれでありなのではないだろうか。
ロレックス GMTマスターII Ref.16718 登坂広臣(三代目 J Soul Brothers)、市川海老蔵(歌舞伎役者)、安田章大(関ジャニ∞)
そして同世代のイエローゴールドモデルがこれ。
三代目 J Soul Brothersの登坂さんや市川海老蔵さんが愛用していることでも有名なのがこのモデルなのだが、この世代のGMTマスターIIには特にロレゾールのモデルだと思うのだが、ルビーやダイヤモンドを使用したものなども存在していて、割と華やかな個体を製造していた世代なのである。
イエローゴールドを使用したGMTマスターIIはやはり存在感やジャラジャラ感がいい感じに主張している点で派手なモデルが好きな人にはおすすめである。
僕自身こういった派手な腕時計が欲しい時期もあったのでこういった全身がゴールドで構成されたロレックスは割と好きであるし、実際に欲しいとも思う。
買うのであればまずはデイトナのゴールドをチョイスすると思うが。
ロレックス GMTマスターII コカコーラベゼル Ref.16760 間宮祥太朗
プラスチック風防やトリチウム夜行塗料、3000番台のムーブメント、時代を感じさせるタイプのGMTマスターIIでGMTマスターIIになってからの最初のモデルがこの世代になる。
製造期間は1982年〜1988年と割と短いのが特徴でもあるが、同時期に実はGMTマスターI Ref.16750も製造されていた。
Ref.16750は1979年~198879年の間に製造されていたモデルで、今回紹介しているGMTマスターII Ref.16760は区別するために赤黒のコーラベゼルのみが販売されていたようだ。
なんとも昔のロレックスらしい時代の流れを感じさせるが、レアな匂いもぷんぷんしてくる。
ロレックス GMTマスター ペプシカラー Ref.16750 木下ほうか
GMTマスターIの最後から2番目のモデルがこれ。
1979年~1988年の間に製造されていたモデルで、この頃から防水性が50メートルから100メートルと飛躍しているのが機能面での特徴である。
カレンダーのクイックチェンジ機構も搭載され、利便性がどんどんと増してくるのがこの時代のロレックスの特徴なのではないだろうか。
現代のロレックスは完成しきっているので、改善する部分が限られているような印象がある。
モダンなモデルでは高い精度や利便性が究極なまでに完璧に仕上げられている感じと言えるが、この時代のロレックスはまだブランド全体がぐらついていて上述したように同じようなシリーズが二つ同時に存在していたり、エアキングやエクスプローラーIのように同じリファレンスが別のシリーズで存在したりとまだまだ体系化されてない時代が続いていたようである。
それゆえに希少性が感じられるわけではあるが。
ロレックス GMTマスター フジツボ Ref.16753 木村拓哉、NAOTO(三代目 J SOUL BROTHERS)
その時代のイエローゴールドモデルをお持ちの木村拓哉さんと三代目 J SOUL BROTHERSのNAOTOさん。
木村拓哉さん愛用の腕時計はこちらでも紹介しているので一読くだされ。
さて、今回のGMTマスター、小見出しでも書いている通りフジツボインデックスになっているレアなモデルである。
サブマリーナではこの仕様が存在していることが有名だが、GMTマスターにもフジツボダイヤルが存在しているのだ。
フジツボダイヤルは丸いインデックスの外周幅が太く、フジツボに見えることからそのように呼ばれている個体で、このモデルは数にすると極端に少ないため市場でも希少性が高いものとして認知されより高額で取引されている。
ロレックス GMTマスター 赤青(ペプシ) Ref.1675 くっきー(野生爆弾)、京本政樹、竹野内豊、石井正則
このモデルはまさにかなりアンティークと呼べる時代のものだろう。
1959年~1979年の間に製造されていたという長寿で古いモデルだ。
ようやくリューズガードがデザインされた時代のモデルであり、アンティークな品として製造年数にかかわらず人気が高い世代だと言われている。
ビンテージロレックスが好きな人にとってはたまらない世代のモデルであると言えるが、ヒラメと呼ばれる形状のリューズガードのや彫りの深いベゼルなどの個体なども存在し、そういった希少性の高いロレックスを探したり出来る点でもこの世代のGMTマスターはマニア心をくすぐるのである。
京本政樹さんや竹野内豊さんらが所有していることが知られているが、彼らはロレックスマニアなのではないだろうか。
たまたまではこういうアンティークは手に入れたりしないだろう。
ロレックス GMTマスター ファーストモデル Ref.6542 京本政樹
このモデルはまさにレア中のレアな初代のGMTマスター。
まさにGMTマスターが誕生した1955年から1959年までのごく数年ほど生産されたもので今では綺麗な個体は少ないであろうモデル。
パンアメリカン航空のパイロットのために作ったことがGMTマスターシリーズの始まりであるが、そのオリジナルの世代のモデルがこれだ。
そう考えるとかなり希少性が高いと思えるし、実際オンラインなどではほぼ出回ってない。
京本政樹さんはロレックスマニアだということが確定した笑
まとめ
という感じでたくさんのGMTマスターシリーズを見てきたが、GMTマスターと一言で言っても世代や素材や色を合わせると非常に多くのモデルが存在することがお分かりになると思う。
ここで紹介しているのはその一部で、バリエーションはこの数倍は存在する。
その中で芸能人が愛用しているモデルのみを紹介したわけだが、おそらくはここで紹介しているものが人気モデルの上位に入っているものばかりであり、アンティークモデルなどを除くと世間でも一番売れているタイプのGMTマスターシリーズなのだろうと言える。
現代のモダンなGMTマスターIIもいいが、古いモデルの特にGMTマスターのIIがつかないタイプのものまた違った印象があって良い。
個人的にはやはり矢作さんが持っているジュビリーの左利きモデルが好きだが、GMTマスターシリーズはどのブランドを見てもライバルがおらずロレックスの独壇場になっているなと今回改めて感じた。