ホワイトゴールド製の青いサブマリーナを比較考察してみる
サブマリーナが今熱い。
僕の中では、であるが、ロレックスのツートップモデルのデイトナとサブマリーナはやはり激アツなのである。
どちらもロレックスの中で一番二番人気のシリーズであるが、みなさんはどちらがお好みだろうか。
スポーティ寄りのラグジュアリースポーツのデイトナか、主張は少ないが300メートル防水などの実力を備えたスーパーダイバーズか、完全に好みが分かれるであろう違いを備えているが、どちらを購入しても間違いがない。
サブマリーナが熱いのは静かに燃えてくるタイプであるため、じわじわと心の中に侵食していくタイプで、だんだんとサブマリーナの良さにやられている状況である。
方やロレックスはインパクトのあるそのカリスマ性で人々を熱狂させているわけだが、これがまた良いのである。
最近はサブマリーナを分析することが趣味となっている。
見ているとあらゆるあらゆる特性があって、あらゆる思いを巡らせることができるので、大好きな時計のことを考えてる時間であるためストレスの軽減にもなるのである。
今日はあまり取り扱ってこなかったホワイトゴールドのサブマリーナに焦点を当ててみたいと思う。
というのも、こちらではステンレスモデルの現行サブマリーナについて触れているが、ホワイトゴールドのサブちゃんにはまだ言及したことがないからである。
2020年登場ではあるが、新型になってどのような価格推移を見せているのかについてそちらの投稿ではお話している。
それに伴い、ホワイトゴールドの新旧作品の違いも見ていこうと思うのであるが、
先に結論をお話しすると、上記の記事でも触れているがサブマリーナは新型になって文字盤が黒に戻っていて、僕は以前のベゼルとダイヤルが同色であったモデルの方がカッコいいのではないか、ということについてが今日のテーマである。
新旧WGサブを比較
旧型 Ref.116619LB
新型 Ref.126619LB
解説
ご覧のように、文字盤の色が違う。
新型になって、グリーンサブもホワイトゴールドサブのブルーも文字盤が黒に変更されたのである。
僕は何度も言うが、文字盤とセラミックベゼルの同系色である方が美しかったと思うのだ。
最近の感覚で言うと、黒と青、黒と緑のコンビネーションがあまりよろしくないように思える。
(とは言え、実物はどちらもカッコいいのだが、比べると、という意味である。)
どちらかというとツートンでまとまりを持った方がデザイン性は向上すると思うのであるが、それを市場は反映しているのかグリーンサブの2代目(グリーンダイヤル)は一番人気であるし、ホワイトゴールドは旧作(ブルーダイヤル)が新作と同じような価格になっているのである。
デイトナに関しては新型の126500LNが116500LNの人気を上回っていて、価格にそれが反映されている。
しかしホワイトゴールドのサブマリーナにはそれがなく、むしろ同価格であるのだ。
明らかにツートン人気が見て取れるわけだが、もう手に入らないかもしれない、という希少性がそうさせているのであろう。
実際、グリーンサブの時でもお話ししたが、ブルーサブがダイヤルをそのままブルーダイヤルで発表していたとしたら、新型の方が高額になったと予想される。
もしそのような条件であれば、旧作と同じブルーダイヤルであるから(ホワイトゴールドのサブマリーナのブラックダイヤルは現行モデルに初めて採用された)、新型の方がスペックの向上などの理由からもしばらくはより高額なモデルになっていたであろうと思う。
そのうち数が少ないくなっていくため状態の良い旧型の価値が上昇していくのかもしれないが。
まとめ
デイトナに関しては明らかに新型の方がカッコいいから人気が集まったのがわかる。
サブマリーナに関してもやはりデザイン性の面で旧作に注目が集まっているのではないか、としか思えないのである。
いつもはどちらでもいいかなと思える比較であるが、グリーンサブとブルーサブに関しては旧作のツートンが断然おすすめだ。
まだ新作が登場して数年であるので、今後どのような展開されるか分からないが、バリエーションがないシリーズでの文字盤変更は大変に大きな意味がある。
増やせば良い、というスタイルではなく慎重にならざるを得ないわけであるが、今回の仕様変更は確実に将来の新型モデル投入に影響を与えると思われる。
ロレックスの場合、人気が出そうな仕様に変更すれば変更前に希少性が見出され、旧作の方に人気が集まるというようなロレックス的パラドックスもあり得る。
ステンレスのグリーンサブでは、
ブラックダイヤル -> グリーンダイヤル -> ブラックダイヤル
と変遷していき、間のグリーンダイヤルの希少性に注目が集まったと見える。
現在のホワイトゴールドのサブマリーナはまだ2世代しか出てないので、
ブルーダイヤル -> ブラックダイヤル
という変化にしかなっていない。
つまり、3代目にどのような文字盤モデルを発表するかというのが今後の旧型サブマリーナ WG x ブルーベゼルの将来を決めるのである。