ベル&ロスの8角形モデル BR-X5 アイスブルー・ステンレスブレスかラバーストラップか?

ベル&ロス

アイスブルーと聞いて時計好きが真っ先に思い出すのは間違いなくロレックスのデイトナアイスブルーでありましょう。

木村拓哉や武豊が所有していると噂のプラチナ素材のデイトナですが、僕の知り合いにも所有している人がいて、とにかく重い、と嬉しい悲鳴をあげている。

アイスブルーとは文字盤の色のことであり、北極や南極の綺麗な透き通った淡い氷の青さを表現したようななんとも神秘的な水色が茶色いセラミックベゼルとよくあっている。

しかし今日のお話はデイトナではない。

タイトルにもなっている通り、ベル&ロスのアイスブルー文字盤のモデルについてだ。

初めてこのモデルを見た時、デイトナアイスブルーを見た時のような感覚に陥ったわけですが、やはりこの透き通った感じの文字盤はステンレスと非常によく合う。

近年のベル&ロスのモデルでは、完全に四角いモデルとは別に、ロイヤルオークのような4つの角が少し直線的に滑らかになったような、いわば八角形のようなモデルが人気を博している。

おそらくこれはラグジュアリースポーツというカテゴリが世界中であらゆる分野で人気のキーワードになっていることに乗っかったスタイルだと言える。

車でもアウトドアでもファッションでもラグジュアリーだけどスポーティというハイブリッド的な存在が今もすごく人気だ。

車で言うとSUVなどのような高級感とスポーティで多用途な感じが人気で、あのフェラーリやロールスロイスですらSUVを発表してしまうのだからその人気に抗うことはできなかったのでしょう。

世界の流れを無視し、自分を貫き通すことで破滅していったメーカーや企業はたくさんある。

反対に、自分を貫いたからイノベーションを起こしたという会社もいくつもある。

何が正解なのかはわからないですが、ベル&ロスのアイスブルーは前者のいわゆる”乗っかった”タイプではありますが、これはこれで正解だと思う。

なぜなら普通に美しいモデルだからだ。

ステンレスとの組み合わせなどの色合いも美しいのであるが、ベル&ロス感を崩すことなく見事にラグジュアリースポーツ感とパイロットウォッチ感をうまく融合させ、なおかつ未来の美味しいキャンディといった味わいのあるおいしそうな一本に仕上げているという点で僕はこの腕時計に一瞬目を奪われた。

このモデルには、そのほかのラグジュアリースポーツ系の腕時計のメインストリームになっているように、ステンレスブレスとラバーストラップの2種類が用意されている。

僕は断然ステンレスブレスレット派で、無機質なシルバーブレスに美しい透き通った文字盤をアクセントとして見せる形で着用したい。

ジェラルドジェンタがデザインしたような、ブレスレットからケースへフレア、そしてケースから反対のブレスレットへテーパード、といった一連の流れを生み出したようなスタイルがこのモデルにも踏襲されていて、ジェラルドジェンタのデザインではないにもかかわらずそのラグジュアリースポーツの潮流にうまく乗っかっている外観はベル&ロスファンにとっては大変嬉しいサプライズであったに違いない。

このモデルがすごいのは見た目だけではない。

ベル&ロスで初めてクロノメーターの認定を受けた精度の高いモデルで、質実剛健を体現し実力派ブランドに成長しているという確たる証拠を見せつける逸品なのである。

1992年創業という割とあたらし目なブランドではありますが、実はフランクミュラーも同じ年に誕生したブランドであり、リシャールミルに限っては2001年という、誕生したブランドが急成長するのも昨今の時代の変容なのではないかと思う。

数年前からベル&ロスを追っているが、価格帯は明らかに数倍になっており、ブランド価値はこれからもどんどん上昇していくものと思われる。

雑誌などでも頻繁に見かけるようになったし、ブランドイメージを崩さず上手にモデル展開している感じなので、いずれ簡単には手に届かない価格帯のブランドになっていくのでしょう。

ちなみに文字盤の左側にあるのはパワーリザーブインジケーターといって、残りの稼働時間を示すメーターが配置され、右側にはディスク式のデイトである。

個人的にはどちらもないモデルを出してくれても良いのかなと思うが、パワーリザーブもデイトも実はあれば便利な機能ではあるのです。

自動巻きの腕時計は数日放ったらかして動かなくことがよくあるし、日付表示機能に限ってはかなり重宝する。

デザイン面でいうとない方がしっくりくるのだけど、時計全体が飛行機の計器をモチーフにしているだけあって、パワーリザーブもデイトも腕時計の計器ではあるので、そこはテーマを崩していないという見方もできる。

いずれにせよ美しいラグジュアリースポーツであることは間違いない。

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