18Kデイトナ セラクロムベゼルの価格
ロレックスのデイトナが発表されたのは1963年のこと。
デイトナビーチのレースコースのオフィシャルタイムキーパーとなったのが1962年。
それがロレックスが自社の名も無いクロノグラフをデイトナと名付けた所以である。
1963年はポルシェにとってもある深い意味がある。
ポルシェとロレックスの共通点を知りたい方はこちらをご覧あれ。
ロレックス デイトナ エバーローズゴールド Ref.126515LN
ロレックス デイトナ イエローゴールド Ref.126518LN
ロレックス デイトナ ホワイトゴールド Ref.126519LN
ロレックス デイトナ エバーローズゴールド Ref.126505
ロレックス デイトナ イエローゴールド Ref.126508
ロレックス デイトナ ホワイトゴールド Ref.126509
話を戻そう。
2023年、ロレックスはデイトナの60周年を記念してあらゆるモデルを登場させた。
Ref.126500LN ステンレススチール
Ref.126503 イエローゴールド x スチール コンビ
Ref.126506 プラチナ
Ref.126529LN ホワイトゴールド ルマン24 100周年アニバーサリー
ここでまだ紹介していないのが、エヴァーローズゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールドの新型モデルたちだ。
基本的にはステンレスデイトナやコンビデイトナと同じ感じである。
違う点といえば、素材の違いを除くと標準装備がブレスレットかオイスターフレックスのラバーストラップかという点のみであろう。
ホワイトゴールドのアニバーサリーモデルとプラチナモデルの裏蓋はシースルーになっているのである。
ロレックスには特別モデルというものがほとんど存在しない。
あらゆる時計メーカーがあらゆる組織や時計以外の企業とコラボしたりするのに、ロレックスは過去にドミノピザやティファニーやカルティエなどとコラボしたきり、ほとんどコラボモデルや特別エディションなるものを作らないようになっていた。
お堅いブランドのイメージが定着した理由の一つのそういったことが挙げられる。
であるからして、ケースの裏蓋をシースルーにしたことはあまり目立たない仕様ではあるが、ロレックスにとってはかなり大きな変化なのである。
さて、そんなわけで、今日は一気にゴールドデイトナの新型の価格を比較してみたいと思う。
といっても大袈裟なものではなく、全6種、どのくらいの価格で販売されているのかを見るくらいである。
気になるのはその最安価格と素材による人気度の分布、である。
人気度は価格に反映されているので、どの程度の価格帯で購入できるのか2024年3月の基準を記述しておこうと思う。
デイトナ エバーローズゴールド Ref.126515LN
720万円(2024年3月の基準)〜
デイトナ イエローゴールド Ref.126518LN
690万円(2024年3月の基準)〜
デイトナ ホワイトゴールド Ref.126519LN
700万円(2024年3月の基準)〜
うむ、どれも美しい。
さて価格帯の始まり値であるが、これはまだ誤差の範囲なのではないかと思う。
というのもスチールデイトナ Ref.116500LNの白文字盤と黒文字盤の価格差はもっと大きいからである。
全体の価格も400万円台〜と、価格そのものが低いにも関わらずだ。
こちらの記事を参考にしていただけたらと思うが、価格差は時計自体の値段の10%くらいであるのに対し、ゴールドモデルは4%ほどしかない。
まだまだ新型が登場したばかりであるので、といっても1年が経過しているがもう少し様子見したいものである。
それにしても面白いのが旧型のゴールドデイトナはエヴァーローズが一番価格が安かった。
市場の動きというのは完全に予測することは不可能である。
昔はイエローゴールドの人気が悪かったような気がするが、世間が派手な腕時計を認めた結果なのであろう。
一番派手なカラーであるから、時代が控えめなものを好んでいた時はそれが価格に反映されていたのであろう。
SNSとも深い関わりがあると思われる。
18Kデイトナ ノンセラクロムベゼルの価格
1963年にコスモグラフデイトナが公式的にその名で登場し、2023年には60周年を迎えたことは上述したとおりだ。
なんともすごい年になったのが2023年であり、ロレックスはデイトナ現行モデルを全てディスコンにし、そして旧型モデルを全て新型化したばかりではなく特別モデルを登場させたり、良い意味で血迷っているのが最近のロレックスなのだ。
ここまで大々的に大きな変化をもたらしてくれるのはファンとしては嬉しい限り。
1シリーズであまり市場に一気に新しいモデルを投入することがないので、この度ロレックスが行ったデイトナ大改造はなんともショッキングである。
次は上記の通り、セラクロムベゼルがついてない、ベゼルもブレスもゴールド素材そのもののモデルを3種の価格を見てみようと思う。
おそらくは、というかゴールドの使用量の関係からもセラクロムLNモデルよりも高額であることがほぼ確実に予想される。
因みにセラクロムベゼルモデルのリファレンスの末尾に付けられたLNはLunette Noirのことで黒い輪というフランス語の言葉である。
ではエバーローズゴールドから。
デイトナ エバーローズゴールド Ref.126505
880万円(2024年3月の基準)〜
デイトナ イエローゴールド Ref.126508
820万円(2024年3月の基準)〜
デイトナ ホワイトゴールド Ref.126509
850万円(2024年3月の基準)〜
うむ、見た感じは旧作となんら変わりはないが、インデックスやインダイヤル幅が微妙に変わっている。
6時位置の目盛りの間に王冠ロゴがデザインされ、若干『SWISS MADE』 の下ではあるが、 『SWISS 👑 MADE』 という感じになっている。
価格であるが、うむ、高い。
やはり新型は旧型と比べ2割、3割ほど高くなっている。
ディスコンになったとはいえ結構な価格差がある。
ロレックスはブランドの性質上、旧型の値段が落ちにくいのである。
それでも2、3割しか変わらないというのはかなり高額な取引額ではあると思う。
車の世界では考えられない水準だ。
まとめ
今後この価格は1000万円を優に超えてくるだろうと思われる。
2022年の水準に比べ、若干の落ち着きは見せてきてはいるが、再び高騰の兆しをみせる値動きをしているデイトナもあって、バブルが是正され、時間とともに最バブル期の価格が標準値になるのではないだろうかと思われるのである。
また追って価格をお知らせしようと思う。