ロレックスがシースルーバック?プラチナデイトナ アイスブルー 126506・キムタク愛用の新型

デイトナ

シースルーバックのロレックス

さて、ロレックス界隈で大きな動きが見えます。

2024年の新作発表目前の今日この頃ですが、今更ながらデイトナにあらゆるモデル投入されその仕様に驚いている人もたくさんいらっしゃるのではないだろうか。

かくいう僕もデイトナの新たなモデルにも驚いたし、これまでロレックスが頑なにやってこなかったシースルーバックをデイトナに採用したことに対し、思わず二度見してしまった。

今回のデイトナはプラチナ素材で構成されたブレスタイプの1本であるが、木村拓哉さんが右手に着用している腕時計としても有名で、今回はその新型モデルRef.126506についてだ。

サムネイルを見ていただいたらすぐにおわかりになると思うのですが、裏蓋がシースルーになりこれまでロレックスになかった雰囲気を醸し出している。

まるで別ブランドの時計を見ているようである。

あれだけずっと頑なに裏蓋をシースルーにしてムーブメントの様子を見せたがらなかったロレックスが一転、新型のデイトナを投入すると同時に綺麗なムーブメントをのぞかせる仕様にしてくれたようだ。

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ロレックスのデイトナ新型化に伴い、デイトナはムーブメントをCal.4130からCal.4131へと載せ替え、それを機に今回のようなプラチナモデルに特別感を与えるためか、シースルー仕様にしたのである。

ムーブメントの進化は部品数を減らしあらゆる改善が見られるわけですが、視覚的に大きいのはゴールドの巻き上げローターを採用している点ではないだろうか。

これまでのCal.4130のローターはゴールドではなく通常の素材を使用しており、見せることもなかったからなのか、あえて高価な素材を使用することがなかった。

2023年の新作モデルとして登場したプラチナデイトナだが、ステンレスモデルと同じような外観の変更がなされ、全体的にシャープで中に搭載された機械も含めより高価なマシンと進化している。

こうしてみると実にロレックスらしくない。

悪い意味ではない。

カッコいいし、美しいし、高級感もさらにアップされているのだが、ロレックスマシンが中を見せることに何か違和感を覚える。

慣れてないだけなのだが。

なんというか、秘密主義の人間が突然自分をさらけ出すかのような、なぜなんだろう、といった疑念である。

もちろん変な意味はないと思うが、ロレックスが採用した大きな変更なので何か意味があってのことだとは思う。

ロレックスが大好きな一男として、これからもロレックスを追っていきたいと思うが、ここでもう一つ今プラチナモデルの新旧の違いをおさらいしてみたいと思う。

新旧プラチナデイトナの比較

外観比較

旧型 Ref.116506

新型 Ref.126506

116500LNと126500LNの違いの投稿でもお話ししているのだが、簡単に説明すると、新型はインデックスが細くなっている。

インダイヤルのリング幅も細くなり、ベゼルの周りに縁がついているのが新型だ。

サイドビュー

旧型 Ref.116506

新型 Ref.126506

新型はラグの端っこがスパッと切ったような断面になっている。

旧型は丸みを帯びたエッジだ。

時計全体の厚みも、新型は0.5mm薄い。

美味しくなって新登場、いった具合に全体的にシャープになって新登場した。

食品メーカーなどと同じで厚みなどのボリュームもダウンして新登場だ。

この場合、改良ではあるが。

価格

さて、そういったわけで、木村拓哉さんが愛用してるプラチナデイトナの新型であるが、価格はすでに1000万円を超えている。

なんなら2000万円に近い。

2000万円を超えるショップもある。

もうロレックスのデイトナは普通に買える腕時計ではなくなってしまっている。

10年近く前は、600万円ほどで前作のプラチナデイトナは買えていた。

今では3倍になっている。

旧型なんだからもうちょっと安いのでは?という疑問が普通に湧くものであるが、ロレックスに限っては常識が通用せず、生産を終了した時点で値を上げるタイプのブランドになっているのだ。

新型と旧型が同じ値段だなんて。

ポルシェの911でもこれと近いことがあるが、投資目的で買われる腕時計ほどではない。

リセールバリューが良いどころか、買った値段以上で売れるバブルがずっと続いているから値段はまだまだ上がり続ける可能性があるのである。

デイトナで家が買える、そんな時代に突入だ。

ちなみにロレックスのリファレンスコードの最後の数字は素材を意味する。

6はプラチナという意味である。

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こちらの記事でも詳しくキムタクデイトナを紹介しているわけであるが、デイトナは新型になってからますますかっこよさが増したのは言うまでもないが、デイトナのプラチナモデルになるとさらに良さが増した気がする。

というのもアイスブルーダイヤルのロレックス自体が他にあまり存在せず、確かにデイデイトやデイトジャストなどでは時々見かけるかもしれない。

しかし今のロレックス人気を生み出しているのはスポーツモデルであって、スポロレという括りの中では存在しないのである。

デイトナアイスブルーがここまで人気であるのも他で手に入らないという希少性にあるといっても良いだろう。

当然プラチナ素材をブレスレットも含めたっぷりと使用している時点で高額になるということは予想がつく。

実際メーカーが定める定価も新型のデイトナアイスブルーでは1100万円ほどになっていて、木村拓哉さんが持っている先代モデルと比べても定価ベースですでに300万円の差が出ているのである。

定価を凌駕する価格で取引されることが常識となっているロレックスにとっては1100万円が2000万円になってもおかしくない現象なのである。

プラチナ素材であることが大きな要因でもあるが、先ほども述べたように僕はもう一つ理由がある気がするのである。

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こちらでも紹介しているが、サブマリーナのグリーンベゼルモデルが通常モデルの人気を遥かに超える理由がその希少性なのではないかと思うわけだ。

他に存在しない。

これこそがブランド内でも希少性を争う原因となっているのではないかと思えてくる。

実際にそういった観点で見ると、グリーンサブのグリーンダイヤル同様、アイスブルーデイトナには1パターンしか存在しない。

一世代しか存在しなかったグリーンxグリーンなサブマリーナとはその点で異なっているが、チョコベゼルxアイスブルーダイヤルの希少性も群を抜く。

そして新型デイトナアイスブルーが人気なのも新しいインデックスやインダイヤルとの相性が抜群に良いからだと言えるのだ。

クールで知的な印象を与えるアイスブルーダイヤルにはシャープなインデックスやインダイヤルがお似合いであり、新型か旧型かといえば僕なら間違いなく新型を選ぶであろう。

初代の希少性という部分も気になるし今後価格が逆転する可能性もあるが、デザイン性という面では新型の方が圧倒的にクールなのである。

旧型と大きく違う裏蓋のシースルー化も僕としては賛成で、もしシースルーにしてなかったらプラチナをしようする分が増えてもう少し定価が高額になっていたであろうと思うし、何よりロレックスはムーブメントを見せるべきである。

これほどのすごい機械が入っていれば当然どんなムーブメントなのかとても気になる。

そういった面でいうとうまい具合に特別モデルに限定して見せているというのはナイスな計らいであると感じた。

このまま新型デイトナアイスブルーの価格は上昇していくのだろうが、それについてはまた追って価格の推移を紹介していきたいと思う。

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