ロレックス・ミルガウスを愛用する芸能人・桜井和寿、ダニエルクレイグ、トムハンクス、フェデラー、オーランドブルーム、ジェニファーアニストン

ミルガウス

芸能人が愛用するミルガウスはどんなモデル?

ロレックスのミルガウスというモデルは確かにあまり人気があるというシリーズではない。

ロレックスといえば真っ先に思い浮かべるのがデイトナやサブマリーナやGMTマスターIIなどの華やかなスポーツタイプ、いわゆるスポロレというやつで、ミルガウスも一応スポロレの部類には入るがスポロレとして思い浮かぶモデルはその他にヨットマスターやシードゥエラーなどの有名で人気モデルに集約するのである。

しかし地味に能力値が高く、一部の人にはなくてはならない存在になっているのがエアキングやミルガウスのような少々特殊なシリーズなのだ。

ミルガウスの名前からもわかるように、1000ガウス、つまり8万A/mの耐磁性能を持っているということを意味しているのだが、それだけ高周波などの電波を放つ機械周りでの使用にも耐えうるというとても特殊な仕様をしているのがこのシリーズなのだ。

これが何を意味するかというと、機械時計の主なパーツ素材は金属であり電波の近くにあると微弱ならが金属物質が帯電しいずれそれは磁石のような存在へと変化する。

時計に使用される金属が磁性を持つということは、時間が遅れるということであり機械時計にとっては致命的な欠陥となってしまう。

そうなるとどうするかというと、放電のために時計を全分解しないといけないということになる。

身近な高周波機器でいうとパソコンが良い例だろう。

スマホもそう。

アプリやソフト、OSなどが高機能になり容量が大きくなっていくと処理能力を高めるためCPUのクロック数も上昇の一途をたどる。

CPUはもはや電子レンジ以上の高周波を放っていて、腕時計にとっては非常によろしくない。

パソコンを使用する際は断然機械時計はもちろんのこと、あらゆる機械類をPCから遠ざけることをおすすめするわけだが、高級な機械時計を持っている人は是非ともそうしていただきたい。

そんな問題を解消しようというのが、ミルガウスで、軟鉄製のインナーケースで二重に防護されたムーブメントが高周波から守られているのが主なミルガウスの仕組みなのだが、裏蓋を開けるももう一つの蓋がお目見えするのがミルガウスやエアキングの特徴である。

そう、エアキングもミルガウス同様の仕組みが採用されていて、視認性などに特化した特殊なパイロットウォッチである他にミルガウス同様の耐磁性を誇っているというミルガウスに比べ二倍のメリットを持っているというわけだが、エアキングについてはまた次回お話ししよう。

さて、そんなわけで、ミルガウスの基本的な概念や構造についてお話ししたが、このシリーズはデザインの好みで購入する人も多少いるが、それよりもやはりプロフェッショナルな職に就く人たちがどんな状況下でも機器類に影響されないよう正確な時を知りたいという理由でミルガウスを選ぶ傾向にある。

さて、そんなわけでミルガウスであるが、このシリーズはその他のロレックス同様、海外の愛用者も非常に多く、特に気になったのが女性セレブの使用である。

日本ではロレックス、特にスポロレなどの存在は男性専用の腕時計という意味合いが強いが、体格が理由にもなっているとは言え海外ではデイトナやサブマリーナなどでも平気で女性が愛用している。

日本でもこの流れはいずれ起こるかもしれないがやはり一番のネックはそのサイズ感にあると言えるし、「かわいい」がほぼ全ての基本形である以上女性がスポーツタイプのロレックスを使用するというのはデザイン面でのデメリットと合わせるともう少しこの壁を突破するには時間が必要なのかもしれないということだ。

というわけであるが、今回はミルガウスを愛用する日本人、海外セレブを合わせて見てみようと思う。

ロレックス ミルガウス ブラック Ref.116400GV 桜井和寿(Mr.Children)、櫻井海音、ダニエル・クレイグ、エリック・クラプトン、トム・ハンクス、ロジャー・フェデラー、シルベスター・スタローン

ロレックス ミルガウス ブラック Ref.116400GV
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ロレックス ミルガウス Zブルー Ref.116400GV 粗品(霜降り明星)、ジャスティン・ティンバーレイク

ロレックス ミルガウス Zブルー Ref.116400GV
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ロレックス ミルガウス ブラックダイヤル Ref.116400 オーランド・ブルーム、アッシャー、土田晃之、ジェニファー・アニストン、ニッキー・ヒルトン

ロレックス ミルガウス ブラックダイヤル Ref.116400
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ロレックス ミルガウス Ref.6541 滝沢伸介(デザイナー)

ロレックス ミルガウス 初代モデル Ref.6541
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ロレックス ミルガウス ブラック Ref.116400GV 桜井和寿(Mr.Children)、櫻井海音、ダニエル・クレイグ、エリック・クラプトン、トム・ハンクス、ロジャー・フェデラー、シルベスター・スタローン

1956年に誕生したというミルガウス。

市場から理解されず一度1980年代に姿を消すことになるが、じわじわとその重要性に気づく人が現れ今ではミルガウスの人気はその他のスポロレほど高くはないが安定した一定の指示は得ている。

放射線技師や医師、電磁機器に囲まれたパイロット、発電所や変電所で働く技師などなど、あらゆる特別な職業に就く人々がミルガウスを利用するようになってきている。

一度登場したミルガウスが姿を消したのは時代がまだ高周波の存在や意味を理解していなかったことが原因であると思われるが、現在では科学技術の発展で高周波を生み出す機器は周りにも非常にたくさん存在するようになってきている。

例を挙げればキリがないがパソコンやスマホなどがそうであり、電子レンジが一般的になってきたのも80年代後半から90年代にかけてで、各家庭の所有率が過半数を超える割合になってきたことは電磁波や高周波の存在を意識することへ大きくつながっていったと予想できる。

そして20年の歳月を経た後2007年になってミルガウスは復活を遂げるわけだが、その時に発表されたのがこのモデル Ref.116400GVである。

GVとはGlace Verteというフランス語で緑色のガラスを意味する。

そう、サファイアクリスタル風防が緑色になっているのだ。

この時点ですでにミルガウスの特殊感を感じるわけだが、個人的にもミルガウスの存在意義というか使用用途の幅というのはものすごく広く、価値がある有能なシリーズだと感じている。

僕自身パソコンを使うことも多く、電磁波の存在が腕時計に悪影響だということを知ってからは機械類に時計を近づけないよう注意を払っている。

僕が所有する腕時計は格別に高額というわけではないだが、それでも帯電するとよろしくないものは基本的に腕時計のみならずパソコンやスマホには近づけないよう気を付けているのである。

さて、このブラックダイヤルのモデルであるが、これは上述のように桜井和寿さん(Mr.Children)、櫻井海音、ダニエル・クレイグ、エリック・クラプトン、トム・ハンクス、ロジャー・フェデラー、シルベスター・スタローンが愛用していることが知られており、かなり有名なセレブが多数所有している。

これだけ一流の人たちが使用しているとなるとやはり物が良いという証であり、信頼に足るシリーズと言うことが出来る。

特殊な場面に出くわすことは人間生きていればあるもので、そういった場合のために一本所有しておきたいと思える特殊時計がミルガウスなのではないだろうか。

ミルガウスはロレックスの中でも割と低価格であり、買いやすいシリーズの一つである。

ロレックス ミルガウス Zブルー Ref.116400GV 粗品(霜降り明星)、ジャスティン・ティンバーレイク

そしてこのモデルが上記のものとは文字盤の色が違うモデルであるが、僕はこのダイヤルカラーが大好きだ。

他のシリーズには一切見られない文字盤の色であり、ミルガウス専用として生み出された特別感がある。

言うなればシードゥエラーディープシーにしようされているDブルーダイヤルと同じような意味があるわけだが、そのシリーズでしか見られないという点だけでも価値を感じる。

Zブルーという名前が与えられた色なのだが、Zはジルコニウムの頭文字を意味しなんとも表現できない青がサンレイ仕上げの文字盤で表現されている。

オレンジの差し色ととても良くあっていると言えるのではないだろうか。

粗品さんやジャスティンティンバーレイクさんが愛用するのがこのモデルであるがGVのガラスと調和が取れてた特別な一本だ。

ロレックス ミルガウス ブラックダイヤル Ref.116400 オーランド・ブルーム、アッシャー、土田晃之、ジェニファー・アニストン、ニッキー・ヒルトン

GVグラスが使用されていないタイプのミルガウスがこのモデルだが、このガラスが使用されていないだけで一気にロレックスっぽさが増したような印象だ。

ロレックスぽさというと語弊があるかもしれないが、通常のスポロレが放つ雰囲気に雰囲気に似てるという感覚だろうか。

僕にとっては緑色のガラスがミルガウスのデフォルトのイメージで定着しているわけだが、このタイプのミルガウスを見るとどこかオイスターパーペチュアルのような過去のエアキングのような、そんな雰囲気を感じるのである。

このモデルは海外セレブが多数使用しているもので、パイレーツオブカリビアンでも超有名なオーランド・ブルーム、アッシャー、みんなご存知フレンズのジェニファー・アニストン、パリス・ヒルトンの妹であるニッキー・ヒルトンなどなど、超超超有名なセレブが使用するのがこの一本。

これだけすごいメンツが揃っていれば持っていた方が良い気がしないだろうか。

そんな気持ちにさせてくれる顔ぶれだ。

ロレックス ミルガウス Ref.6541 滝沢伸介(デザイナー)

1956年~1958年にのみ製造されレイタというミルガウスのファーストモデルがこれ。

かなりレアなモデルであることは言うまでもないが、この一本を所有しているのはデザイナーの滝沢伸介さんである。

当時の世界事情では全くと言っていいほど理解されなかったミルガウスの存在意義。

1990年代になってイタリアでブームとなったのが今日のミルガウスの人気を形作っているわけだが、確かに存在としてはかなり風変わりな印象がある。

例えるなら学年に一人いるかいないかの割合で存在していた特殊な免許を取得した生徒のような存在というか、実社会で価値あるものを持っているのに少数派の頂点を極めるあまりただの変わり者扱いされる感じに似ているかもしれない。

ようやく世間が認める頃にはその存在はかなり遠くにいるはずであるが、ミルガウスもそういった意味では類を見ない存在であり耐磁性の時計といえばミルガウスという代名詞にもなるほどである。

先見の明がありすぎると失敗するという良い例であるが、ロレックスにもそんな時代があったのだ。

まとめ

というわけで、ミルガウスを愛用する有名人を紹介したが、海外の特に超有名で知名度のあるセレブがこぞってミルガウスを愛用していることに少々驚いた。

パテックフィリップのノーチラスを紹介しているのかと勘違いしてしまうほどである。

ノーチラスを愛用するセレブは世界中に多数いて、これほど高額な腕時計を所有するのはやはりその高いステータス性とそれに準ずる資産性であると言えるが、ミルガウスの場合は少々違うだろう。

確かにロレックスは高いステータスを誇るブランドであるが、パテックフィリップと比べると特にミルガウスに関しては手に入れやすさやプレミア感がかなり薄弱であり、持っていることがステータスになるという意味はそこまでない。

もちろん彼らの感覚での話ではあるが、相対的にミルガウスの価格帯ではそうはなりにくく、所有している理由を考えるのであればやはりその正確な時を刻むという「ロレックスの精度(クロノメーター認定よりも高い精度)」を含む高い耐磁性という機能面に対して価値を見出しているというのが大きな理由であると考えられる。

そういった観点で見るとミルガウスにはまだかなり高い人気のポテンシャルが隠されているように感じる。

時代が進めば進むほど周囲に存在する電磁波を放つ物が増えるため、こういった特殊な腕時計はさらに重宝されるようになるだろう。

ということで、芸能人やセレブが愛用するミルガウス、そしてミルガウスの特徴と良さについてお話しした。

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