- パネライのルミノールを愛用する芸能人とそのモデル
- 鈴木康介 パネライ ルミノール ドゥエ 42mm Ref.PAM01249
- 赤西仁 パネライ ルミノール マリーナ パワーリザーブ Ref.PAM00123
- ヒュー・グラント オフィチーネ パネライ ルミノール ベース 44mm Ref.PAM00112
- やまと(コムドット) パネライ ルミノール GMT パワーリザーブ 44mm Ref.PAM01321
- 野村萬斎 パネライ ルミノール GMT 44mm Ref.PAM00063
- 反町隆史 パネライ ルミノール マリーナ 42mm Ref.PAM02392
- 安住紳一郎(TBSアナウンサー) パネライ ルミノール マリーナ Ref.PAM00104
- 田中圭 パネライ ルミノール マリーナ ロゴ アッチャイオ Ref.PAM00660
- 中川大志 パネライ ルミノール マリーナ 40mm Ref.PAM00119
- ノブ(千鳥) パネライ ルミノール マリーナ 40mm Ref.PAM00282
- 平山浩行 パネライ ルミノール パワーリザーブ アッチャイオ Ref.PAM01090
- 平山浩行 パネライ ルミノール 1950 3デイズ オートマティック チタニオ Ref.PAM01351
- 佐藤隆太 パネライ ルミノール マリーナ 1950 3デイズ オートマティック アッチャイオ Ref.PAM01523
- 成田凌 パネライ ルミノール マリーナ 1950 3デイズ アッチャイオ Ref.PAM01392
- 井ノ原快彦(V6) パネライ ルミノール パワーリザーブ Ref.PAM00171
- 山田涼介(Hey! Say! JUMP) パネライ ルミノール 1950 3デイズ オートマティック Ref.PAM00392
- 木梨憲武 パネライ ルミノール 1950 3デイズ GMT オートマティック Ref.PAM00320
- 赤井英和 パネライ ルミノール マリーナ Ref.PAM00111
- 錦戸亮(関ジャニ ∞) パネライ ルミノール 1950 クロノ モノプルサンテ 8デイズ GMT チェラミカ Ref.PAM00317
- 錦戸亮(関ジャニ∞) パネライ ルミノール パワーリザーブ Ref.PAM00090
- 錦戸亮(関ジャニ ∞) パネライ ルミノール ベース レフトハンド Ref.PAM00219
- 中村昌也 パネライ ルミノール マリーナ レフティ Ref.PAM00115
- まとめ
パネライのルミノールを愛用する芸能人とそのモデル
パネライというとこのブログでも結構話題にしているメーカーなのだが、個人的にイタリアンなファッションが好きなのでこういった主張の強い腕時計は割と好きなのである。
いや、だいぶ好きかもしれない。
昔はパネライのルミノールのレザーの色をどうしようかなんてことを所有していもいないのによく考えていたし、ラジオミールの12角形の復刻モデルであるPAM00687なんかがすごく好きだったのである。
焼けた文字盤を再現したところも好きだったし、大きい顔も好きだった。
今回のテーマはラジオミールではなくルミノールなので話を一旦戻すとするが、ルミノールもその大きなケースやリューズガードの野暮ったいところがそこはかとなく所有欲を刺激するわけで、かっこいいのかカッコよくないのかわからないけどインパクトがすごくてなんかよくわからない感覚になるのがパネライなのだ、という感覚になったのを今でも覚えている。
今回紹介するパネライのルミノールを愛用する芸能人であるが、今回も結構多く、知られているだけでこれだけ多くの芸能人がルミノールを愛用しているということは潜在的にはもっといるはずであり、一般的にもかなり多くの人が所有し使用しているのだということが想像できる。
パネライの地位や知名度も向上してきており、市民権を得るどころか大人気ブランドになってきている。
1998年の復活以降あらゆる動きがあったパネライだが、今では自社製ムーブメントを作ったり、プラチナモデルのルミノールを発表したり、ドゥエなんていう薄型モデルでモダンでおしゃれな印象を与える新しい派生シリーズを作ったり、時計作りがどんどん進化している様子を見せる。
ウブロ同様に素材やパワーリザーブに関して定評のあるパネライであるが、大きなケースがベースとなっていることもその要因であると思うが、今回芸能人がどのモデルを持っているのか詳しく見ていこうと思う。
ではまずは一本目。
パネライ ルミノール ベース シリーズ
パネライ ルミノール マリーナ シリーズ
パネライ ルミノール クロノ シリーズ
パネライ ルミノール パワーリザーブ シリーズ
パネライ ルミノール GMT シリーズ
パネライ ルミノール 1950 シリーズ
パネライ ルミノール レフトハンド シリーズ
パネライ ルミノール ドゥエ シリーズ
鈴木康介 パネライ ルミノール ドゥエ 42mm Ref.PAM01249
42ミリのルミノールドゥエ。
芸能人が多数パネライのルミノールを愛用しているのは知っているが、ドゥエを持っている人を確認したの初めてかもしれない。
個人的にはパネライはパネライらしくルミノールのデカ厚がやはりツウ好みで好きだが、ドゥエはモダンなスタイルなのでおしゃれな人や女性にはこちらの方がおすすめではある。
鈴木さんもお若いだけあって、やはりモダンなモデルをしかもシャンパンダイヤルでチョイスされている。
薄型で42ミリ、そしてシャンパンダイヤル。
一昔前のパネライでは考えられなかった要素ではないだろうか。
それだけに新しいといえば新しいし、僕らのようなアラフォー以上の世代はもう少し無骨なモデルの方が良いのだろうと思われるが、確かにおしゃれだしありといえば全然ありではある。
鈴木康介さん、ルミノールをチョイスされているだけあってやはりセンスが良い。
赤西仁 パネライ ルミノール マリーナ パワーリザーブ Ref.PAM00123
赤西の仁ちゃんといえばこのモデル。
デストロと呼ばれるレフトハンドモデルのルミノールを愛用していることが知られているが、彼こそ左利き用の腕時計のパイオニア的存在とも言えるのではないだろうか。
このブログでも何度か登場している赤西さんですが、リューズが左側にあるルミノールを普通に左腕に着用しているという面白い使い方をしているという点で地頭が良いんだろうなと感じたわけだが、普通リューズが左側にある腕時計は右腕着用を想定してデザインされている。
もちろんリューズの操作がしやすいようにという意味でだ。
デストロという言葉も右という意味で左利き用というより右腕用ということなのだが、赤西さんは逆にリューズが邪魔にならないように通常通り左腕に着用されているのである。
なんと頭の良い。
こういう使い方があるのかと盲点を突かれた思いがしたわけだが、赤西さんの持っているモデルはPAM00123という覚えやすいリファレンスが与えられている。
ヒュー・グラント オフィチーネ パネライ ルミノール ベース 44mm Ref.PAM00112
次はヒューグラント。
なんと彼もまたパネリストなのであるが、彼のような大柄な男性には44ミリのルミノールはちょうど良い大きさなのではないだろうか。
スモールセコンドがないルミノールベースの一本で、針とインデックスしかないという視認性抜群の一番ルミノールの良さがわかるタイプのモデルがこれ。
僕もこの手のモデルがデザイン上では一番好きなのだが、腕時計に関してはやはりスモールセコンドがないと動いているのか止まっているのか気になるタイプで、時間の遅れがあるのではないかと心配になるという点で秒を刻む機能が欲しいのである。
そういった意味でもランゲ&ゾーネのサクソニアはスモールセコンドありが良いのでるが、デザイン的にはないモデルがやはり綺麗だなと思っていて、今回のルミノールベースを見てもやはり同じことを感じたわけだ。
というわけで、ヒューグラントさんのルミノールを紹介した。
やまと(コムドット) パネライ ルミノール GMT パワーリザーブ 44mm Ref.PAM01321
コムドットのやまとさんがお持ちのモデルはこれ。
自社製ムーブメントが搭載されたGMT機能がついたモデルで、すでに生産終了している一本だ。
パネライらしいデザインであり、PAM00321の後継種としてマニュファクチュールモデルで登場したのだがPAM01360の登場で生産終了となった今後球数が減っていくモデルである。
パネライらしいモデルにデイト機能やパワーリザーブなども付いている利便性が確保された一本だ。
青いスモールセコンドがデザイン的な良いアクセントになっていると言える。
野村萬斎 パネライ ルミノール GMT 44mm Ref.PAM00063
このモデルもGMTが付いている一本だが、上述した一本とはまた違ったからくりで動いている。
ポインターデイトならぬポインターアワーで、しかも24時間計になっているため現地の時間が時刻のみならず朝か夜かもわかるのがこのモデルの特徴であり良い点だろう。
24時間表示にするとデイ&ナイトが自動的に存在することになるのでGMTでは結構便利である。
旧タイプのルミノールであり、個人的にはこちらのGMTの方が断然おすすめだ。
反町隆史 パネライ ルミノール マリーナ 42mm Ref.PAM02392
反町隆史さんが愛用するルミノールはこのモデル。
もはやリファレンスと外観が一致しないのがパネライであると言えるが、本当に個体のみを見てパネライのリファレンスコードを当てられる人は天才的だと思う。
どのモデルも非常によく似ていて、記憶力と判断力が必要とされるのが腕時計業界ではあるが、パネライはどのブランドよりもそれが難しいと言えるだろう。
反町さんがお持ちのPAM02392は42ミリで13ミリ厚という、サブマリーナと実はあまりサイズ感が違わないのが少々驚きであるがやはりイメージとしてはルミノールの方が大きいし分厚いように感じる。
現行サブマリーナは12.2ミリへと薄型化されたがそれまではずっと13ミリでケースは40ミリであることを考えれば割合的にはサブマリーナの方が厚みがあったのだと言えるだろう。
さて話をこのモデルの他のスペックに向けるとするが、デイトとスモールセコンドがある以外は特に機能は付いておらずシンプルでパネライらしいが青い針が現代モデルらしさを演出している。
安住紳一郎(TBSアナウンサー) パネライ ルミノール マリーナ Ref.PAM00104
幅広い層から人気のあるPAM00104。
2002年から2016年まで生産されていたという長寿モデルで、元祖パネライらしいデザインが特徴的で、現代のルミノールにはない無骨でポテっとしたところが見て取れるわけだが、僕もパネライのルミノールは1990年代後半とか2000年代前半に作られていたETAムーブメントのモデルの方が断然好きで、通常自社ムーブメントが重宝されるわけだがことパネライに関してはそのような体制に変わる前のモデルの方が味があって良いのである。
いつ頃の個体を所有されているのかはわからないが、なかなか良いチョイスだ。
田中圭 パネライ ルミノール マリーナ ロゴ アッチャイオ Ref.PAM00660
白ダイヤルでロゴが入ったモデルがこのモデル。
パネライのオーソドックスとは少々イメージが違うが実はホワイトダイヤルは昔から存在する由緒正しいルミノールなのである。
あまり数としては多くなく、ほとんど見かけるモデルがブラックダイヤルなのでパネライの白文字盤はモダンなモデルのみだと思われがちだがそうではない。
PAM00114などは2000年にはすでに存在しており、今のルミノールとは若干違った時代を感じさせるデザインをしているのが見て取れる。
今回紹介しているのはPAM00660だが、当時の白文字盤と同じラッカー仕上げのような独特の表面光沢は健在であり、他の腕時計では見られない光り方をしているのがルミノールのホワイトダイヤルなのである。
このモデルもそういった意味ではかなりおすすめであるし、パネライのOPロゴがなんともカッコいい。
ちなみにOPはオフィチーネパネライの頭文字だ。
中川大志 パネライ ルミノール マリーナ 40mm Ref.PAM00119
40ミリというルミノールにしては小ぶりなモデル。
通常のルミノールでは40ミリが一番小さいモデルであるが、40ミリというと今では一般的なサイズだが、ちょっと前はやや大きいサイズであったし、今でも一番小さいサイズが一般的には通常サイズという比較基準でいうとパネライはやはり大きい腕時計が売りなんだということがよくわかる。
このモデルのもう一つ珍しいところが文字盤で、青いダイヤルのルミノールを見たことがおありだろうか?
ルミノールドゥエなら普通にブルーダイヤルの洒落たモデルが存在しそうだが、この時代のモデルでこのダイヤルカラーはなかなか珍しいし、色も深海を思わせる感じがあってなかなか神秘的な印象を与えている。
個人的にはすごく好きな一本で、ブルーダイヤルとステンレスの組み合わせが好きな僕にとってはこういうルミノールも全く悪くないどころかすごく良いと感じる。
ラグジュアリースポーツ人気の今だからこそこの手のモデルの人気が高まっているのだろうが、ステンレスシルバーとブルーの組み合わせは最高だ。
ノブ(千鳥) パネライ ルミノール マリーナ 40mm Ref.PAM00282
こちらはステンレスではなくチタンをケース素材に使用したモデル。
こちらも40ミリで外観上は先ほどのモデルと非常によく似ているがチタンとステンレスではやはり比べると色味や輝きが若干違う。
ステンレスが無垢なステンレス色といった感じであるのに対し、チタンは若干の黒味がかったシルバーをしているのが見た目の違いであり、質的違いはそれ以上に大きい。
チタン素材を使用するメリットはやはり金属アレルギーに対して非常に有効的である点が一番大きいのではないかと思われるが、パネライはチタン製の腕時計や金属アレルギー用の人でも使える素材のモデルを結構生み出していて、レフトハンドモデルなども相まって非常にユーザーフレンドリーなメーカーであると言えるのだ。
金属アレルギーでもカッコいい腕時計が欲しいとなればまずパネライでお探しすることをおすすめする。
平山浩行 パネライ ルミノール パワーリザーブ アッチャイオ Ref.PAM01090
2017年に旧型PAM00090の生産終了とともに誕生した新型機PAM01090がこのモデル。
旧型モデルと新型モデルの違いは主にムーブメントにあり、平山さんがお持ちのモデルはバルジュー社の別の改良ムーブメントに変更され、それに伴いパワーリザーブが50時間に伸びている。
40時間は確かにかなり短いと感じるだろうし、使ってて不便さを感じる長さであるが、50時間になってようやく普通に使える長さと言えるのではないだろうか。
このモデルのもう一つ大きな旧型との相違点が尾錠なのだが、旧型はDバックル、新型は普通のバックルタイプ。
個人的にはDバックルの方が絶対良いと思うのだが皆さんはいかがだろうか。
高級腕時計には割と高確率でDバックルが標準装備されており、パテックフィリップなんかはDバックルをかなり多用している。
落としてはいけないという配慮からだろうが、パネライだって落としたくないしやはりレザーストラップの場合はDバックルがおすすめなのですぐにでも交換したいくらいだ。
平山浩行 パネライ ルミノール 1950 3デイズ オートマティック チタニオ Ref.PAM01351
いい感じに日焼けしたデザインをあえて醸し出しているアンティーク風味なモダンなルミノールがこのモデル。
現代のパネライは特に自社製ムーブメントを載せているモデルはパワーリザーブが非常に長く、3日保つモデルが非常に多く、それ以上のリザーブ時間を誇るものも多数存在する。
大きなケースが特徴のパネライだが、ケースが大きいとあらゆる面で有利となることが多い。
大きく重くなることが当たり前のパネライであるから、そこはデメリットになりづらいというメリットがある点で、色々な機構を載せることに不自由性を感じさせない自由度の高さがあり、パネライが他のメーカーに抜きん出ている点である。
モダンなのにアンティークっぽいところがあるというねじれがこの腕時計の魅力だ。
佐藤隆太 パネライ ルミノール マリーナ 1950 3デイズ オートマティック アッチャイオ Ref.PAM01523
42ミリのホワイトダイヤルの一本。
自社製ムーブメントを載せた3日間稼働することが可能なロングリザーブモデルなのだが、現代の腕腕時計は割と72時間のパワーリザーブが普通になってきており、パネライの売りの一つでもあったロングパワーリザーブがあまり効力を発揮しなくなりつつある。
ロレックスもデイトナやサブマリーナは普通にこのくらいの稼働時間を誇っているし、割とこのくらいの長さがデフォルトになってきているのでパネライは他で差別化を図っていかないといけないだろうと感じる。
とはいえ72時間といえばまだまだ長い部類に入るので割と重宝はするだろう。
パネライ独特のラッカー仕上げのような表面の質感が素晴らしい一本で、ルミノールのホワイトダイヤルは割とクセになる。
佐藤隆太さんが愛用する一本だ。
成田凌 パネライ ルミノール マリーナ 1950 3デイズ アッチャイオ Ref.PAM01392
42ミリの三日モデル。
可もなく不可もなしといったところがそこがパネライらしくて良い。
パネライの腕時計は基本的には存在感を売る存在であり、高級な品でありながら、インパクトやそこに大きくドデンと存在するその事実こそがパネライをパネライたらしめる要因であり、人はそこにお金を払う。
高いブランド力とパネライの悩ましいデザインと存在感、見た目がよい高いデザイン性のみが全てではないということを教えてくれる。
成田凌さんがチョイスするナイスなルミノールだが、価格帯もおよそ60万円以下で落ち着いており、今後もあまり値上がりはしないだろうが値下がりもないだろう安定的なモデル。
多くのパネライがそんな感じであるが、安定性の高さとどっしりしたデザインがなぜか親和性がある。
井ノ原快彦(V6) パネライ ルミノール パワーリザーブ Ref.PAM00171
ルミノールのメタルブレスモデルの一本。
これはなかなか珍しい。
こちらでも少々メタルブレスルミノールについてご紹介しているが、個人的にはルミノールのSSブレスモデルは結構好き。
上記の投稿にも書いているのだが、昨今のラグジュアリースポーツを彷彿とさせる要素の一つがメタルブレスであり、装着している感じがやはりレザーストラップとは全く違った雰囲気を出していて大人っぽさがあるし、そこにラグジュアリネスを感じさせるである。
井ノ原さんが愛用するルミノールの一本だが、これもセンスが良い。
山田涼介(Hey! Say! JUMP) パネライ ルミノール 1950 3デイズ オートマティック Ref.PAM00392
山田涼介さんが愛用する腕時計の一つにパネライのルミノールがある。
42ミリのケースに16ミリを超えるケース厚というデカ厚を地で行くモデルだが、この大きな存在感ある一本がなんといってもインパクトがあって良いのだ。
華奢な人にこそピッタリな腕時計ではないだろうか。
というのも腕が華奢であればあるほどパネライのルミノールは似合う気がするし、僕自身腕が細いのでこういうタイプはすごく好きだ。
木梨憲武 パネライ ルミノール 1950 3デイズ GMT オートマティック Ref.PAM00320
木梨さんがお持ちのモデルはシンプルなGMTの一本。
アローハンドが現地時間のアワーを表示するというなんともシンプルだが、非常にうまく機能するのがこの手のGMTで、機構的にも難しいわけではないであろうから部品点数的にも安心できる。
そこはまあどうでも良い話ではあるが、シンプルなGMTという点で評価できる一本と言えるだろう。
パネライらしさはそのままで、究極的に無駄を排除したGMTといった印象だ。
パネライの腕時計はそのインパクトと存在感から見過ごされがちだが、実は結構ミニマリスティックなデザインをしている。
針は少ないし、余計な昨日もあんまりない。
インデックスすらも切り抜いたサンドイッチダイヤルである場合がほとんどであるし、実は存在自体がシンプルなのだ。
リューズガードやケースの大きさからはそういった印象を持たれないが、それは健在的な意識に上がる要素であり、潜在的にはルミノールのシンプリシティに惹かれている人は多いのではないかと思われる。
そういった面がよくわかるのが今回のGMTで、2タイムゾーンが計時できるモデルでありながらこのようなスタイルを保っているのは素晴らしいと言えるだろう。
赤井英和 パネライ ルミノール マリーナ Ref.PAM00111
44ミリの300メートル防水の一本がこれ。
といってもパネライはルミノールはとてつもなく防水性が高いシリーズで、通常で300メートルの高い防水性を誇っているモデルが非常に多い。
そうは見えないのに、ダイバーズ専用のサブマリーナと同じ防水性能が保証されているという点がすごくカッコいい。
なぜかっこいいのかというと、そこをあえて主張しないからである。
主張するのはデザインやインパクトのみで、高い機能性をあえて宣伝しないというのがなかなか憎らしい。
そこがパネライの良いところでもあるし、言わないから余計に良いイメージを持つということもあるだろう。
パネライパネライした非常に素晴らしい一本をお持ちの赤井英和さん。
錦戸亮(関ジャニ ∞) パネライ ルミノール 1950 クロノ モノプルサンテ 8デイズ GMT チェラミカ Ref.PAM00317
セラミック素材のGMTモデルがこれ。
黒い腕時計はそれだけでステンレスモデルとは全く違った印象を与えるが、セラミック素材独特の質感がいい感じの黒を演出しており、ちょっとしたざらざら感がまたなんとも言えない。
チタンの艶かしい燻銀のような質感も良いが、このセラミック素材もまた味があって良い。
錦戸さんがお持ちのモデルは8デイズという長いリザーブ時間を誇り、GMT機構もついている利便性の高い一本だ。
パワーリザーブが長い利点は、腕時計を複数所有している時に一番発揮されるといっても良いだろう。
一本しかない場合は毎日着用していれば問題ないが複数腕時計を所有し日々気分によって使い分けていたら止まってしまうモデルが出てくるものである。
そういった時に便利なのがこういったタイプの長寿命モデルであり、錦戸さんのように複数高級時計をお持ちの人にこそもってこいな一本なのだ。
錦戸亮(関ジャニ∞) パネライ ルミノール パワーリザーブ Ref.PAM00090
40時間とパワーリザーブが短いわけだが、それだけに時代背景を感じられる一本だと言えるだろう。
平山浩行さんがお持ちの先代モデルがこれで、上述したようにこのモデルは尾錠の代わりにDバックルがついている点でコストがかかっているんだろうなという点でやはり良い。
昔はコストをあまり考えずに良いものを作っていた時代などもあって、車業界でそういった時代が顕著にあったように思う。
錦戸さんがお持ちの今モデルはそういった時代背景が感じられるナイスなモデルだが40時間のパワーリザーブは少々不便かもしれない。
とは言え昔の腕時計は大体このような長さかそれ以下であり、40時間あれば十分という人もいるだろう。
僕にとっては短いがそれでもこのモデルの良さは古のパネライを感じられる点にある。
錦戸亮(関ジャニ ∞) パネライ ルミノール ベース レフトハンド Ref.PAM00219
手巻き44ミリのレフトハンドモデルのルミノール。
これは良い、すごく良い。
赤西さんもレフトハンドモデルをお持ちだが、デザイン的にもサイズ的にもこちらの方が断然好きだ。
パワーリザーブなどがなく、とにかくシンプルに完結しているという点でものすごく物欲をそそられる一本である。
2針なので手巻き、うむ理に適っている。
錦戸亮さんはどうやらヘビーなパネリストに違いないが、なかなかチョイスが良いと言えるだろう。
今回紹介したモデルの中でこれが一番好きかもしれない。
中村昌也 パネライ ルミノール マリーナ レフティ Ref.PAM00115
こちらもレフトハンド。
錦戸さんのモデルと違うのはスモールセコンドがついているかついていないかという点だが、このモデルはついているモデルだ。
このほうが安心する人もいるだろうが、デザイン的には特にパネライの場合はない方が美しい。
レフトハンドモデルということでおすすめなのだが、スモールセコンドがある方が良いかない方がいいかは個人の判断にお任せするとして、やはりパネライのデストロはどこか惹かれるものがある。
まとめ
というわけで、これだけ多くの芸能人がパネライのルミノールを愛用していることがお分かりだと思うが、パネライはウブロのようにたくさんの種類の腕時計を作るため、それぞれのモデルを把握することがかなり困難になっている。
IWCやゼニスなんかはまだ少ない種類に限定しているし、ロレックスなんかはブランド全体が体系化した構造をしていて、ある種類のモデルが代々現行モデルとして継承されていくという形を取っているため、基本的に戦略や構造が違う。
パテックフィリップもそんな感じだし、オーデマピゲはその中間といった感じだろうか。
そういった意味で今回多数の芸能人が愛用しているルミノールを見てきたが、数にするとやはりロレックスの愛用者よりは少ない。
モデルごとに紹介しているという点で非常に多くのユーザーが芸能界にいる印象だし、実際年々愛用者や愛好家、パネリスティと呼ばれるマニアも増えてきている。
個人的にもパネライは大好きだし今後も同ブランドを新作旧作問わず追っていきたいと思っている。