中古・新古・未使用品という選択
中古の腕時計というとどんな想像をされるだろうか。
中古というとあまり良い印象を与えないという印象であるがこと車と機械時計に限ってはそうではない。
いや、確かに印象はそうかも知れないが印象と実在する現実ではまた大きく異なるのが中古車と中古時計なのだ。
中古車を購入する理由として挙げられるのが、まず安いからである。
新車で1200万円するようなメルセデスベンツなんかでも3年も経てば価格は半額に落ち着く。
3年といえばまだまだ現行モデルの段階であり、車の新型化サイクルが7、8、9年ということを考えれば、3、4年後に世代交代したモデルを中古で購入すれば現行モデルを新車で購入した人たちと同じ対位置に立てるのである。
高級車を購入する理由として、カッコつけたい、よく思われたいという見栄が存在するわけだが、賢くより安価に購入したいのであれば中古市場を狙うのが断然おすすめだ。
さらに棚からぼたもちではないが、高級車を購入する人は一般的に車を大事に丁寧に乗る傾向があり、価格帯が低い車と比べても状態が良い場合が格段に多い。
高級車を駐車する際は出来るだけ離れて停める人も多く、公道でも離れて運転してもらえる場合も多々ある。
道を譲ってもらえる場面も多く、事故したり車を破損させる確率が低いと言える。
であるとすると高級車を中古で購入することにはメリットがたくさんあり、これは腕時計を購入する場合にも同じことが言える。
しかし腕時計を中古で購入することにはさらなるメリットがいくつもあ利、新古、未使用品に関してはもはやメリットしかない。
が、まずはデメリットについて見てみることにしよう。
デメリット
中古の車もそうであるが、時計に関しても同じ心配や不安がある。
それは商品の状態に関してではないだろうか。
中古品には傷や使用感などがつきものだし、落ちない汚れなどがないか、などの、新品では心配することのないようなことを心配する必要がある。
もう一つ、腕時計に関してのみで言えるのだが、時計が偽物ではないかという不安だ。
この辺りは後述するが、腕時計の状態や真贋に関して信頼のおけるショップやプロの店員さんがいるお店をチョイスすることが重要となるだろう。
傷は大丈夫か
さて、上述したばかりだが中古の腕時計を購入する際に心配になるのは大きな傷はないとしても小傷などが多数ないか不安になる。
実際僕が過去に購入した中古の腕時計も小傷は無数にあった。
大きな傷こそなかったが、その辺りは使用していれば必ず増えるだろうという納得の元で購入したので問題はなかったが、購入したお店が質屋であったのでメンテナンスや外装の仕上げなどもされてなかったのだろう。
その点に関して言えば腕時計専門のお店なら中古品を購入する際もメンテナンスやオーバーホールはもちろん、外装上の磨きや仕上げもきちんと行って販売されるので、中古の腕時計を購入される場合は、腕時計専門店を断然おすすめする。
本物かどうか心配
これも確かに不安材料の一つになるだろう。
この点に関しても信頼のおけるショップか、知識が豊富な店員さんがいるお店で購入するのが一番であるが、こちらも後述するがGMTさんがおすすめだろう。
こちらでも記載されているようにGMTさんでは全ての商品が本物であると断言されている。
中古商品に関しても販売前に提携工房によるオーバーホールや外装仕上げをされており、アフターサービスなどの保証もついているので商品の真贋や破損や不具合についても安心である。
汚れや破損が心配
確かに中古の腕時計で何年も何十年も使用されたモデルなら、部品の摩耗や劣化などによって動かなくならないか心配だ。
しかし中古時計であろうと大きな時計専門店であればオーバーホールや部品掃除などのメンテナンスや外装を新品同様に仕上げたりして販売するので、アフターサービスなどの保証があれば不安材料はほぼなくなるだろうと個人的には思っている。
メリット
新型化サイクルが長い
車と比べてではあるが、大事なことなので新型化サイクルに関してお話しする。
上述したように車の世代交代はおよそ7年〜9年くらいである。
場合によっては6年だったり10年以上だったりまちまちだが、基本的には7年か8年くらいが新型化のサイクル期間であると言えるだろう。
腕時計に関しては違う。
例えばロレックスであるが新型化するスピードが若干早くなってきているとは言え、あるモデルが投入されると10年は現行モデルとして活躍する。
例えばデイトナ。
先代のRef.116500LNは7年という短いサイクルであったが、先先代は16年、その前は12年というサイクルで世代交代している。
エクスプローラーIも先代、先先代、先先先代の順に11年、9年、11年、
サブマリーナは10年、7年、12年、
エクスプローラーIIは10年、13年、4年、
登場してまだ一世代目のヨットマスターIIはSSモデルでようやく11年でディスコンになり、2007年から存在するゴールドモデルは未だ健在である。
つまりロレックスのように、あるシリーズが存在していてそのシリーズが生産終了するとともに新しい世代に交代するタイプの腕時計は、サイクルが車よりも若干長い場合が多い。
パテックフィリップのノーチラスの5711系も2006年に登場して2022年までずっと現役で活躍していた。
4年後の2010年にフルモデルチェンジされたが変更されたのは主にブレスレットコマの連結がネジからピンに変わったことくらいである。
それくらい腕時計のモデルチェンジは車よりもシビアさはなく、サイクルも長めだ。
デザインの面でも腕時計には流行り廃りがなく、旧型だからといって経年によって価値が落ちるということはない。
そして何より腕時計市場が中古車市場と大きく違うのが、旧型だからという理由で敬遠されることはなくむしろ希少性の面から価値が上昇しやすい傾向にある。
また、ロレックスやパテックフィリップなどと違い、シリーズ化されたモデルを現行モデルとしてではなく、あらゆるバリエーションとして投入しているメーカーに関しても同じことが言える。
こういった戦略をとっているメーカーの腕時計は世代という概念がそもそもない。
車より圧倒的に安いからワンランク上が狙える
中古の腕時計は新品に比べれば中古であるためやはり割安である。
3年経ったからと言って車のように半額になるということはないが、新品モデルと比べると大分割安い。
であるとすると中古という選択をすることで、新品では買えないワンランク上の時計を手に入れることができる。
僕が以前ポルトギーゼを購入できた理由はそこにある。
後述するが、状態の良い中古モデルを無金利のローンで購入出来たからだ。
それまでは半分くらいの値段のオメガのデヴィルか何かを探していて、価格帯的にもあまりしっくりくるものもなかったと記憶している。
そこで初めて腕時計にローンというものがあることを知ってオンラインで購入することにしたのだが、無理なくそして24回という短い期間なら、という思いで当時50万円するかしないかくらいのポルトギーゼのクロノグラフを購入したのである。
当時はまだ若かったし、自動巻きの腕時計を購入することも初めてだったのでとても浮かれたことを覚えている。
維持費がほぼかからない
腕時計の良いところは車に比べて格段に維持費が安いことである。
これは新品の腕時計に対しても言えるし、車と比べる必要性はないのだが、やはり同じようにステータスを表し高額な品である両者では維持費の違いも気になるところだ。
車の維持費一番低く見積もった場合でも必ず支払わなければならないのが自動車税と車検と任意保険だろう。
あまり乗らないという場合はガソリン代や保険料を都度払いや走行距離に応じてなどのような安い形でもあれば抑えることが出来るが、これらのコストを全く支払わないとしても時計の方が維持費が安い。
オーバーホールにかかる基本的なコストは7万円か8万円くらいが相場になるが、これは排気量3000ccクラスの車の自動車税の2年分と同等である。
オーバーホールのサイクルもロレックスが推奨するのが3年から4年の間であり、年換算すると自動車税の半分でメンテナンスすることができる。
時計にはそれ以上のコストはかからない。
新品では手に入らないモデルが買える
新品では手に入らない希少性の高いモデルが中古市場や並行輸入品にはたくさん存在する。
ロレックスが良い例だろう。
ロレックスの人気モデルは現行品でも正規店で購入することが非常に難しく、その他の実店舗やオンラインに頼っている人もたくさんいると思われるが中古市場の良さはロレックスに限らず正規店などでは手に入らない現行品、旧型モデル、廃盤になった懐かしいモデル、たまに見つかるレアな個体、などが見つかる点だ。
価格帯も新品より安く、現行にはないより自分にあった過去のモデルやヴィンテージタイプのものも中古市場にはたくさん存在する。
『GMT 時計専門店』さんをおすすめする理由
ここまでのお話でGMTさんをおすすめする旨に少し触れてきたが、僕がGMTさんを個人的におすすめする理由は幾つかある。
まずとても親切で良心的なお店であり、こちら側の要望などにも真摯に応えてくれるとても優しいお店だからだ。
梱包も丁寧であり、対応も早い。
購入後の時計の調整に関しても電話で丁寧に教えてくれるという、サービスが行き届いたお店であるとともに、腕時計に関しての知識もすごいということが伺えたからだ。
あらゆる面でGMTさんを推したい理由があるわけだが、その辺りを詳しく見ていこう。
上場企業
GMTさんをおすすめする理由としてまず挙げられるのが、「GMT 時計専門店」を運営しているシュッピン株式会社が上場企業であるということだ。
東証プライムに上場(旧呼び方:一部上場)している企業で、東証のプライムとなると上場する基準もかなり厳格になる。
ざっくりプライムの上場基準を挙げると、流通株式比率を35%以上にすることと流通株式時価総額100億円以上であることが最低条件となるわけだが、それだけでも規模や信頼性のおける企業であることが伺えるだろう。
東証プライムに上場しているシュッピン株式会社は、マップカメラやBRILLER(ブリエ)、クラウンギアーズやキングダムノートなど運営されており、総会員数も60万人以上と大きな規模のグループ企業となっている。
何かを購入する際にここまで会社情報を気にする必要はないが、個人的にGMTさんをとても信頼するに至る理由はこういった点からである。
実店舗で確認もできる
実店舗が存在することもとても安心であろうと思う。
実物がすでにどんなものか知っている場合はインターネットで注文するのも良いかもしれないが、その前にやはり実機を見て本物のサイズ感や質感など見ておきたいと思われるだろう。
中古モデルを買うなら尚更実物を確認しておきたいと思うものである。
実店舗があれば何かあった場合でも面と向かって対応してもらえるという安心感もある。
そういった意味でも在庫をオンラインのみで販売するというタイプではなく、両方でしっかり丁寧に対応してもらえるお店であるのが嬉しい限りだ。
以下、「GMT 時計専門店」さんの所在地なので、気になっている腕時計がある方は是非足を運んでみてはいかがだろうか。
時計専門店 ジー・エム・ティー
TEL 03-3342-3266 (年中無休)
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-20-2 西新宿室町ビル 2階
見た目も精度も新品同様に復元
GMTさんでは販売されているほとんどの中古時計を提携する工房でオーバーホール、修理修繕、外装仕上げして販売されている。
ひび、傷、凹み、などなど、あらゆる外観の問題を綺麗に修復し、内部の機械部分に限ってもオーバーホール及び修理後には防水検査やあらゆる基準での精度検査を行われている。
以下は実際にGMTさんの工房で復元されたものである。
こういった厳重なチェックを時計の内部および外部で行い、新品同様に蘇らせる高い技術力もあるので自信を持って販売されている。
中古なのに保証がありアフターサービスが充実している
新品同様にオーバーホール、外装仕上げして販売されるといっても中古であるという心配があるということで、GMTさんではアフター保証もついている。
ただこれは購入される時計のメーカーや購入金額によって区分わけされているので確認が必要だ。
簡単に説明すると、
ロレックス: 新品/5年, 中古/3年((990年以降のモデルのみ)
オメガ: 新品/5年(メーカーの国際保証書日付が「2018年7月1日」以降), 中古/3年(1990年以降のモデルのみ)
その他メーカー: 新品/2年, 税別販売価格10万円以上の中古/1年, 税別販売価格10万円未満/6ヶ月
という風に選ぶモデルで条件が変わってくるので、詳しい保証内容は以下のリンクを参考にしていただければと思う。
アフターケアに関しては、GMTさんで購入された個体のみが対象となるが、基本的には以下の内容で時計のメンテナンスを行ってもらえる。
- オーバーホール
- 早進み遅れの調整
- 傷修復
- ブレス汚れ
- セットメンテナンス
これらのアフターケアは保証期間中であれば無償で行ってもらえるが期間が過ぎると有償になる。
評価がすごく高い
GMTさんを高く評価しているのは僕だけではない。
実際、購入に至った方やそれに準ずる方々が実際に評価している星の数を見ると驚くほど高い信頼や良い評価を得ているショップだということがわかる。
700件以上寄せられているレビューの実に95%が4つ星、5つ星なのである。
2万点以上の在庫があり、新品もある
GMTさんには常時2万点以上の在庫が存在しており、掲載されているものも全て在庫商品である。
その中からならきっと狙っている、もしくは昔狙っていたがどこにもなくて諦めていたなんていうモデルも存在するのではないだろうか。
2万点も個体があればあらゆる腕時計がストックしてあるだろう。
これまで中古品のことばかりお話ししてきたが、GMTさんには当然新品のモデルも多数存在する。
上記では中古品の価格的なメリットについて言及したが、GMTさんでは新品も販売されており、並行輸入という形で仕入れておられるので価格も割安である。
同店では新品と中古の両方を多数取り扱っておられるので、新品と中古で価格比較して検討することも選択肢に入れると良いだろう。
すべて本物・並行輸入だから安い
冒頭あたりでも述べたように、GMTさんでは全て本物を取り扱っている。
新品モデルは並行輸入という形で仕入れされるが、正規品と並行品の違いは主に輸入ルートの違いであり、きちんと「国際保証書」が付属した商品を入荷し販売されている。
正規輸入ではないとは言え、ギャランティカードなども付属されるので国内外の正規店で同じサービスを受けられる。
デメリットとしては海外の代理店が仕入れた際の日付を記載される場合があるのでメーカーから受けられる正規の保証期間が短くなる可能性があるという点だ。
デメリットもある並行品だが、最大のメリットは正規品に比べた価格の低さでありこれがGMTさんの安さの理由だ。
同じ本物であるならば安い方が良いだろうというのが僕個人の意見でもある。
中古品のモデルに関しても、販売前にオーバーホール、メンテナンス、外装仕上げをほぼ全ての中古モデルに行っており、新品同様に可能な限り復元して販売されている。
精度や防水性に関しても厳重なチェックを行い、内外部ともに新品と遜色ない中古品を提供されているのだ。
こちらでも正規輸入、並行輸入、安さの理由について詳しく記載されているので気になる方は一読されたらと思う。
金利ゼロ or 超低金利
腕時計を購入する際にとても助かるのがローンだ。
腕時計をローンで購入する場合、高額なモデルなら価格帯的にもフルローンであることも多いと思うが、36回払い以内だと金利がゼロであることも多く、37回以上のローンでも金利が非常に安いことが一般的である。
信販会社や販売店にもよるが、中には期間限定で5年ローン(60回払い)でも金利がゼロである場合もある。
GMTさんではオリコと提携されており、上記の通り60回までのローンが金利ゼロで期間限定で利用可能だ。
例えば税込み120万円の腕時計を60回払いで購入するとしても金利が全く発生しないので、最終的に支払った金額が一括で購入する場合と同額になるという消費側としては購入することを前提とするならばメリットしかないということになる。
月々の支払いは少しでも抑えたいが通常そのためにかかるコストというのが金利であり、購入前は物欲に負けて最終的に支払う金額が商品金額よりも割増ししていることはあまり考えないものである。
そういった意味でも金利がゼロという期間が長いという点はメリットが大きいと言えるだろう。
まとめ
圧倒的な販売力と販売実績、お店やグループの規模、そして良心的でサービスやケアの行き届いたショップ、『GMT 時計専門店』。
新品、中古品に限らず、状態、メンテナンス、アフターケア、真贋、品揃え、買い方、サービス、どれをとっても素晴らしいなと感じたのがこのお店で、700件以上ある評価の95%が4つ星、5つ星であることもおすすめする決め手となっているが、腕時計に限らず全てのショップでここまでの高い評価を得ているお店はそうそうないだろうと思えるほどの優良店である。
梱包や対応も丁寧で迅速であり、接客やサービスの質の高さからもお客さんに寄り添う姿勢がひしひしと感じられる。
長くなってしまったが、『GMT 時計専門店』 僕一推しの時計ショップである。