オーデマピゲの値上がり原因・定価で買う方法はないことはないが。。。

オーデマピゲ

オーデマピゲは値上がりしている

機械式時計のみならずあらゆるものの値段が上昇していることは皆さんもご存知であると思う。

先日バイクを見る機会があった。

バイクに乗ることはない僕であるが、そのバイクは5年くらい前は半値くらいだったそうである。

ここ数年の物価の上昇率は異常なもので、あらゆるものが贅沢品と化しているのである。

まず一番幅広い一般的な値上がり理由の原因となっているのが円安である。

日本だけでは資源が足りずものを生産することは不可能であり、あらゆるもの外国から輸入に頼らなければならないのは仕方のないことであるが、目に見える物資のみならず、輸送にかかるコストもまた原油の上昇によって起こるわけだ。

当然腕時計にも波及し、完全手作りなるオーデマピゲの腕時計なども、現地の人件費や資源のインフレなどでそれ以上の負荷のしわ寄せがエンドユーザーの我々にも影響を大きく与える。

間を噛ませれば噛ませるほどそうなのであるが、こういった現象は資本主義経済国の中では致し方ないように思う。

値上がりした時期

オーデマピゲの価格改定が見直されたのは2023年3月。

およそ1%〜6%の低下上昇が見られ、それ以上の負担を強いられるのが一般市場に回ってきた時なのである。

オーデマピゲのロイヤルオークなどが定価で購入できることは一切なく、需給のバランスなども相まってすぐに手に入れることもままならない状況で価格改定は需要を絞っているようであるが、この程度で欲しい人が欲しくなくなるといったバランスはおそらくはそこまで崩れることはないであろうと考える。

とはいえ定価数百万円の腕時計の例えば5%ともなるとちょっとばかりまとまった金額であり、ロレックスでもそうであるが10万円の定価上昇は市場に来る頃にはそれ以上の差になっているのである。

それより問題なのは投資対象としての加熱ぶりの方であり、根幹となるベース価格に比べると定価の上昇及びそれに伴う市場価格の上昇分はそこまで問題ではないと考える。

何はともあれオーデマピゲは今後も価格上昇が見込まれるわけであるが、それはどのブランドにも言えることであろう。

値上がり傾向にある

前述した通り、オーデマピゲのロイヤルオークは現在の人気ぶりを考えると今後もさらなる上昇が予想される。

2023年に価格改定されたばかりであるが、それより問題なのはなんといってもその人気である。

2010年代後半にはロイヤルオークのエクストラシンなどは300万円台〜500万円くらいで買えていたのであるが、今はその3〜4倍ほどの価格帯である。

それはもはや価格改定の世界の話ではなく、ロイヤルオークが有価証券のような存在になっていることを意味する。

それは単なるバブルとも考えられるが、それも当然あるのだがどちらかというと優良企業が正当に評価されている状態とも言えるのである。

今後価値が上昇し続けるとは断言できないし、このまま腕時計の人気がさらなる上昇を見せるときは必ず下げ相場も考えられるわけであって、一時的な値崩れはあるかもしれないが定価で買えるようなことにはならないであろうと考えられる。

現在1000万円前後の値がついているロイヤルオークのブルーダイヤルであるが、実際の定価は345万円ほどでだ。

3倍の値段になって久しいというより上昇を続けていることを考えるもう少しは緩やかに価格上昇の一途を辿るのであろうが、ミクロで見ると下げることは十分に考えらる。

しかし基本的には物価は上昇するものであり、1000万円を下回る時代を懐かしく感じる時代に突入するのではないだろうか。

オーデマピゲを定価で買う方法は?

オーデマピゲを、ましてやロイヤルオークを定価で買う方法はないことはないが、数年単位の待ちを覚悟する必要があるということである。

予約待ちのリストに入ることも難しいと考えられ、現在のロイヤルオークの人気を考えるとリスト入りに難しさはもちろんのこと、待つとなると1年以上の忍耐が必要である。

正規店との関係性なども関係してくるであろう。

マクラーレンやフェラーリでもそうであるが、収入面や経済的なステータスだけでは予約することも出来ないかもしれないのである。

まとめ

まとめると、オーデマピゲの値上がりは現実的に定価レベルで起こっていて、それはやはり世界中で起こっているインフレに起因していると同時に、日本円の弱さにも原因がある。

それに加え、パンデミックで起こった巣ごもり需要の矛先が価値が落ちにくい高級品へのマテリアルに向かったこともその追い風なのか向かい風なのか、になっているのである。

そしてその勢いにはまた別の勢いが増してくるわけで、一般的になってくる頃にはオーデマピゲクラスの腕時計ともなるともはや手がつけられない状態になってその水準が維持されるのである。

こうなってしまうともはや腕時計を買う勇気が必要であり、これまでのカジュアル感がないであろう。

もちろんこれらは基本的に一般市場の取引での話を想定しているわけであるが、

価格の上昇中もしくはさらに上昇した時点で購入した人は低い価格では販売したくないであろうから、価格も落ちにくい。

購入理由が投資対象である場合は富裕層が所有者である場合も多く、そういった場合は売却する必要もないのである。

そうなると市場の数も調整され、球数が少ない供給があまりにも少ない事態になってしまうため価格は下がりにく状態であり、現在がその状況なのでないだろうか。

長くなってしまったが、オーデマピゲの値上げは、定価レベル、投資対象品理由、バブルが呼ぶバブル、によって波はあっても緩やかにされていくものだと思う。

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