夏におすすめの爽やかロレックス3選
夏に向けておすすめしたいロレックスというテーマで本日は執筆しようと思っているわけだが、夏におすすめしたいというのは一体どういう意味になるのだろうか?
夏というキーワードには多くの隠れた意味が含まれている。
まず暑い。
そう暑苦しいのである。
そうなるとやはり目にも爽やかな腕時計が良いのではないかと思われるが、男性はあまりそういうのを機にする人は多くないように思う。
夏でも冬でも基本的には常に同じ格好、というのも僕は嫌いではない。
かくいう僕も季節がわかるような服装をしているわけではない。
上着は嫌いだし、厚着も好きじゃない。
サンダルを履いて外を出歩くこともないし、基本的には普段から二色で過ごす感じである。
超絶寒い時はジャケットを着るし、夏は基本半袖のみである。
それも含め、基本的にはそこまでおしゃれをしまくるタイプではないが、その分腕時計には季節感を持たせるのはありじゃんじゃないかなと考えている。
こだわりとはそういうもので、ご飯が熱々でも冷めてても基本的には良いが、卵かけご飯をする時だけはご飯は冷めていないといけないのである。
卵も黄身のみで食す、こだわりとはそういうものなのである。
さて話を夏用ロレックスに切り替えるとすると、見た目にも涼しく、そして汗にも強いメタルブレスという条件をつけると選ぶものは自然と決まってくる。
904Lスーパーステンレスを使用している点でもやはりロレックスという選択肢が一番に上がって来る。
そうなると後はもうチョイスするのみである。
では行ってみよう。
サブマリーナ デイト ブルー ステンレス x イエローゴールド Ref.116613LB
まずはこのモデル。
見た瞬間感じたものだ、涼しそうだと。
見て涼しいと感じる腕時計はそんなに多くない。
クロノメーター検定協会のお墨付きをもらえる途轍もない精度を誇る腕時計がスイス時計のたった3%ほどであり、見た目が涼しい腕時計になると、その数は激減する。
そして、クロノメーター認定を受けた腕時計なおかつ涼しい腕時計となるとほぼ皆無である。
であるとすると、涼しい腕時計はロレックスからチョイスするべきなのである。
まずブルーが涼しいと感じないだろうか?
強引であはあるが、ステンレスのシルバーとまあ同色系であるブルーをコンビモデルに合わせたという発想は天才的だと感じた。
涼しいクールなイメージならシルバー系にブルーを合わせたツートンでいいんじゃないかと思われるかもしれない。
確かにその発想は正しい。
正しいのではあるが、コンビモデルの輝かしさをブレンドすることによって爽やかさが加わってくるのである。
クールすぎるとイメージが暗くなってしまうのである。
それはそれでクールでダークな感じで少し闇が感じられてミステリアスな印象を与えるという点で好きなのであるが、爽やかな涼しさという点ではコンビモデルの若干のラグジュアリネスが感じられる方がよりポジティブな涼しさを与えるのではないかと思う。
サブマリーナの旧型をチョイスしているのにも理由がある。
まず第一に安いからだ。
新型サブマリーナと旧型サブマリーナでは価格差がある。
少し脱線するが、グリーンサブは新旧の価格差は例外的に逆転したりしているのは、ある条件が重なっているせいなのであるが、ブルーのコンビサブにはそれが当てはまっていないため、通常運行の価格帯となる。
旧型を選んだ次の理由としては、そのサイズ感にある。
新型サブマリーナは41ミリへと大型化しているのである。
これには賛否両論意見があると思うが、爽やかな印象を与えるならばやや小ぶりの方が良いのである。
そして何より40ミリのサブマリーナは小ぶりでも大ぶりでもなく、長年ちょうど良いサイズ感として定着していた大きさであるので、現状サイズが一番良いのである。
ヨットマスターII ステンレス x エバーローズゴールドRef.116681
次におすすめしたいのもヨットマスターIIの1本。
ヨットマスターIIという名前であるようにヨットレース用に開発された珍しいカウントダウン機構なるものが載せられているのがこのシリーズであるが、あれば割と役にやつ機能ではあるがカウントダウンならスマホを使った方が楽である。
そのような機能をおすすめしているわけではなく、ヨットマスターIIを選ぶ理由はやはりロレックスであるという点と、そのデザイン性、そして資産として価値、そしてロレックスが生み出す唯一のデカウォッチであることが主な理由として挙げられる。
そしてここで今日僕がもう一つの理由をロレックスのヨットマスターIIの存在意義に与えるわけであるが、それが涼しさの確保である。
このモデルと先ほどのサブマリーナとの共通点はなんだろうか?
そう、ゴールドとのコンビであるということとブルーをベゼルに使用している点である。
ブルーとゴールとシルバー系が合わさると涼しさが生まれるのではないかという仮説も生まれる。
サブマリーナとの違いはイエローゴールドではなくエバーローズゴールドなのであるが、こちらのコンビもなかなかいい具合である。
ロレックスにはイエローゴールドとステンレスのコンビはたくさんあってもエバーローズゴールドとのコンビはあまりない。
それだけにヨットマスターIIの存在というのは希少なのである。
こちらの記事でも書いているのだが、グリーンサブが貴重なのも他にグリーンベゼルが存在しないからである。(GMTマスターII左利き用などの半円モデルは除く)
ヨットマスターIIのようなエバーローズゴールドの涼しさはなかなかにプライスレスだ。
デイトナ ブラチナ アイスブルー Ref.116506
そして最後はデイトナのアイスブルー。
アイスブルーダイヤルを使用している点でかなり涼しい。
木村拓哉さんも愛用していることが知られているが、涼しさ爽やかさが感じられるのは文字盤の色から言ってもそうなのである。
しかしふたつ問題がある。
そう、ベゼルがちょっと暖かいのである。
せっかく冷えたところで温水プールに入る感じであろうか。
確かにコントラストしては素晴らしいコンビネーションあのであるが、涼しさと爽やかさという基準では減点対象になるのがチョコベゼル。
それでもアイスブルーダイヤルのみで見るとこれに敵う色はないだろう。
アイスブルーとはとてもよく色の感じを表現していると思うし、そう感じること自体が涼しさをもたらしてくれるわけであるから、ネーミングのセンスを感じるのである。
もう一つのデメリットは値段である。
2000万円もする腕時計では別の意味で冷え上がる。
ぶるぶると恐怖を感じる価格帯にまで高騰しており、一般的においそれと買える値段ではない。
2013年にデイトナ半世紀を祝って登場したのだが、あっという間にこの価格帯まで爆あがり。
そういった意味で三番目におすすめというランキングにさせてもらった次第だ。
まとめ
いかがだったろうか。
ロレックス以外でも涼しさを感じさせる腕時計はあるかもしれないが、ロレックスでなければ意味がないという思いもあることと思う。
ロレックスファンはロレックス以外にはあまり興味がないであろうし、ロレックスを購入することが目標となっている人もたくさんいらっしゃるだろう。
ロレックスは腕時計を複数所有する中ではマストなブランドであると思うし、実際僕もロレックスを持っておらず一本欲しいと強く感じる。
そういった意味ではロレックスの中で比較してみることに意味があって、こういった感じであらゆるモデルを見て回るのが楽しくて暑気払いになったりするのである。