- ロレックスを買うメリットとデメリット
- デイトナの良いところ悪いところ
- サブマリーナの良いところ悪いところ
- GMTマスターIIの良いところ悪いところ
- エクスプローラーIの良いところ悪いところ
- エクスプローラーIIの良いところ悪いところ
- ヨットマスターIの良いところ悪いところ
- ヨットマスターIIの良いところ悪いところ
- シードゥエラーの良いところ悪いところ
- スカイドゥエラーの良いところ悪いところ
- ミルガウスの良いところ悪いところ
- エアキングの良いところ悪いところ
- デイデイトの良いところ悪いところ
- デイトジャストの良いところ悪いところ
- オイスターパーペチュアルの良いところ悪いところ
- チェリーニの良いところ悪いところ
- 1908の良いところ悪いところ
- まとめ
ロレックスを買うメリットとデメリット
みなさんの中でどのくらいの割合でロレックスをお持ちなのか気になるところである。
ロレックスと言えばもはや泣く子が黙って転売したくなるくらい価値があるものだということが世界中に知られているブランドで、ロレックスを持っていたおかげで命拾いしたなんていう逸話もあるくらいだ。
海外旅行で追い剥ぎに遭遇したが、ロレックスを渡してことなきを得たといったことや、財布をなくしてどうにも困っていたところで時計を売ることでなんとか凌いだといったような話は実際に存在するのである。
ロレックスはもやは通貨であり金である。
世界で最高の時計メーカーは、聞かれて真っ先に思いつくのがロレックスブランドだろう。
世界三大時計メーカーにも五大時計メーカーにも入っていないにもかかわらず、世界一の腕時計ブランドの一つという地位を確立しているのがロレックスであるが、ロレックスがここまで大きく成長してきたのはひとえにその時計作りへの姿勢からである。
ロレックスの作り込み具合や精度などは他のどのメーカーも追随できないほどの高いクオリティであり、この品質の壁がロレックスと他社を引き離す分厚い分厚い壁となっている。
ロレックスが好きで詳しい方ならご存知だと思うが、ロレックスの外装状と内部のムーブメントなどのクオリティは半端ないのである。
そこで今日はロレックスを買うメリットとデメリットについてお話ししようと思うのだが、正直デメリットは贔屓目に見てもほとんどない。
高いくらいだろうか。
年々ロレックスの価値が上昇していて、ここ数年はじわじわでなくごそっごそっと大幅に増えているような感じである。
なかなか手に入らない腕時計になりつつあり、店頭にも在庫がないこともかなり多い。
デイトナなんてもはや正規店では見かけることがない。
正規店では同一人物の同じモデルの購入が5年間買えない、別モデルでも一年は買えない、という規制されていることもあり、並行輸入やオンラインで手に入れる方が一般的であり、中古市場がより活発に機能している。
ロレックスのメインのスポーツモデルが正規店で全く購入できないという制限すらも存在するようで、デイトナやサブマリーナ、GMTマスターIIやそのほか人気のスポロレは正規店での購入制限がかけられていたりする。
中古市場で定価の数倍で販売されている実態を見れば理由は明らかだが、中古市場でないと買えないモデルがロレックスには多いようである。
ロレックスに関しては中古だからという理由で安くはならないが、こちらの記事でも中古モデルを購入するメリットとデメリットについて書いているので気になる方はぜひ一読あれ。
さて、そういうわけでこういった手に入りにくいという面もデメリットにはなりうるだろうが、ここでお話しするのはロレックスを所有する上でのデメリットだ。
考えて絞りに絞ってあらゆるデメリットを考えてみるが、あまり浮かんでこないだろう。
いや少しある。
というわけで、まずはメリットから見ていくことにする。
正規店ではなかなか手に入らないロレックスを買うにはどうすれば良い?
メリット
尊敬を得られる
ロレックスを買うメリットはたくさんある。
まずロレックスを持っていると尊敬の眼差しを得られることも多い。
なかなか手に入らないロレックスを持っているという羨ましさと、ロレックスを所有できるというステータス感、それこそが男性が高級腕時計を購入する理由であり、日差が2秒以内だからという理由で購入する人はいない。
購入するための裏付けのある援護射撃にはなるしロレックスというブランド力を底上げする実力という指標にはなるのだが、直接的な購買理由にはならないだろう。
圧倒的なステータスを誇るロレックスを所有することで、所有者個人のステータス感も高まるという期待感と高揚感、そして実際にロレックスを持っていることで異性や同性から良く見られるということはよくあり、所有するだけでメリットはかなり多いのである。
人間の根源的な欲求に直接作用する分、これが一番強い理由であると言えるだろう。
資産になる
ロレックスは実際に資産になる。
高い需要と人気からくる高い資産性がロレックスの売りポイントの一つであるが、ロレックスを1本数年所有するだけで利益が出るような状態になっている現代では、さらに注目が集まるのは無理もないことであるが、その分転売をする人が多く現れ上述したように正規店が厳しい規制を敷いている原因にもなっている。
正規店では身分証明証の提示が必要ということもあり、別モデルであっても同一人物が2本目を購入するには1年以上待たなければならないのである。
その点からもロレックスは今中古市場が熱いと言え、転売を防ぐ行為がより中古市場を加熱させているのではないかという懸念もあるのではないかと思っている。
が、ここは致し方ないのかもしれない。
自分が嬉しい
そして最後は一番大事な、自分が嬉しいというメリット。
ロレックスが好きなら、という前提であるがロレックスが好きではないとこのページを読まれていないと思うので、このページに訪問した方はロレックスが好きとみなすとしてw、やはりロレックスを持っていると一番嬉しい気分になるのは自分自身であり、そういった気分になること自体がプライスレスなのである。
確かに嬉しくなる理由として上記で挙げたステータス感や資産保有というのが含まれるだろうが、どんな理由であれロレックスを持っている自分自身でいることが嬉しいという感覚にさせてくれるロレックスにはやはり相当の価値があると言える。
物事の根源を見ていけば、人は嬉しい気分になるためにあらゆる行動を起こしているわけで、アイスクリームを食べるとか車を買うとか、異性と付き合うとか、根源は嬉しい思いをしたいがためなのだ。
どんな理由が原因となっていようと、ロレックスを持つことで嬉しい気持ちになるということにはすごく価値がある。
デメリット
さて、そんなわけでデメリットを考えてみよう。
正直ロレックスを持つことのデメリットというのはあまり浮かばないが、ひねくれて考えてみるとロレックスには成金ぽいイメージがあるということだろうか。
個人的には金のロレックスでジャラジャラみたいないやらしいキャラクターは過去の遺物だと思っていて、今のロレックスにそういったイメージを抱いている人はそこまでいないんじゃないかと思っている。
今でもあるかもしれないが、一昔前の漫画や映画などでは嫌なキャラが金のロレックスをジャラジャラ身につけているようなシーンが多々あったが、今のロレックスのイメージはかなりお洒落な時計ブランドという感じではないだろうか。
成金という言い方も別に悪いとは思わないし、むしろ一代で経済的な成功を果たしている時点でカッコいいと思える。
そのお金の使い道がどんなものであろうと、それは個人の自由であり、他者が成金だとレッテルを貼る行為はやっかみにすぎない。
デメリットにもならないデメリットだが、成金というイメージを持たれるということがまず一件。
もう一つは高額であるため、購入と同時にその金額を失うことだろうか。
物を買うということはそういうことなので当たり前ではあるのだが、ロレックスを購入しなければ他に購入できたであろうこと、経験できたことを失うという意味では損失にはなるかもしれないが、何度もいうが物を買うというのはそういうことでありロレックスに限ったことではない。
むしろロレックスという資産が残り、将来的な価値の上昇が見込める優良な投資先として所有するロレックスはむしろメリットの部類に入る。
メリットのところで挙げた通り、高い資産性があるということなのでデメリットにはならないだろう。
というのが僕が考えつくロレックスを購入する上でのデメリットだ。
成金ぽく見られるかもしれない、ということ。
デイトナの良いところ悪いところ
ロレックスの全体の良いところ悪いところを挙げてみたのだが、では次に個別のシリーズについて良い部分と悪い部分を見てみることにしよう。
ロレックスを全体として見た時に僕個人の意見ではあるのだが、ロレックスには非常に大きなメリットがあった。
全体として見た場合の判断でそうであったが、個別の特徴を観察してみるとまた何か違った視点が見つかるかもしれないということで、ロレックスが放つ現行シリーズの良い部分と悪い部分をそれぞれ見てみることにしよう。
良いところ
デイトナの良いところはやはりデイトナであるところだろう。
ロレックスと言えばデイトナであり、人にもよるがロレックスと聞いて一番真っ先に思い出すシリーズがデイトナであることも多く、ロレックスの根幹となるフラッグシップ的な存在がデイトナなのである。
大型化する腕時計業界で40ミリという絶妙なサイズを維持し、デイトナが持つデイトナの特徴とステータスをずっと損なわずどんどんとカッコ良く進化していく姿はキングオブクロノグラフの名に相応しい。
ロレックスで一番人気があるのがやはりデイトナで、写真で見るより若干小ぶりに見えるが、40ミリに「高級」が詰め込まれ、収まりきらないエレガンスが色気と共に溢れ出ているのである。
デイトナの良いところは高い認知度とステータスを誇り、ロレックス全体のメリットとも重複するが、資産としての価値を十分以上に備えているところだろう。
ロレックス全体の価値を上げている根幹的な存在がデイトナで、デイトナを価値を元にブランドが評価されているようなところがある。
実際デイトナのない世界を考えて見てほしい。
ロレックスが骨抜きになるように思わないだろうか。
エースの抜けたサッカーチームのような、そんな残念感や無力感を感じるはずである。
それだけデイトナがロレックスに占める意識的な割合は相当大きいのである。
それが存在感というものだ。
デイトナのトップモデルであるアイスブルーダイヤルのプラチナデイトナなんかはもはや宝石を埋め込んだモデルを除くと頂点のモデルであり、ハイエンドデイトナとしても芸能人が多数愛用している。
木村拓哉さんを含む多くの超有名芸能人がこぞってこのモデルを手に入れようとするのも、デイトナの存在意義によるものだろうと言える。
デイトナアイスブルーがない世界も、デイトナ自体がない世界もやはり想像できない。
いや、したくない。
悪いところ
デイトナの悪いところ、それは一番人気の腕時計であるが故に高額になりすぎる嫌いがあるという点だろうか。
デイトナを既に持っている場合と持っていない場合とで意見が真逆になるのではあるが、また購入を考えている状態の場合はデイトナの価格高騰はやはり勇気がいる。
今後デイトナの価値が上がっていくとは思えるが、100%確実なことはなく、ロレックスの人気にも波があるし、陰りもあるかもしれない。
そんな時にデイトナのような一番高額になりやすい腕時計であれば落差も激しいわけで、上下する割合は他モデルと同じであったとしても絶対値の高さからより大きな損失を抱えやすいというデメリットは常に存在している。
もう一点はデイトナは確かにカッコいいが、ドレス系が好きな人にとっては若干賑やかなデザインという印象であり、一番人気のシリーズでもやはり万人に通用するということはないのである。
デイトナのデメリットといえばそのくらいだろうか。
サブマリーナの良いところ悪いところ
良いところ
さて、次はサブマリーナの良いところを見ていこう。
サブマリーナの良いところは、70年以上も続いているダイバーズウォッチであればこのスタイルがロレックスの潜水ウォッチとしてのスタンダードになる。
サブマリーナというそのスタンダードモデルを持っているという喜びはデイトナ同様好きな人にはたまらないだろうということだ。
僕自身、グリーンサブの二世代目が好きで、腕に装着していることを考えるとやはり少々にやけてしまう。
外観上と存在意義というメリットは好きな人にとってはどのシリーズでも存在するので次モデルからは割愛させていただく。
さて、サブマリーナにしかない点といえば、300メートルという防水性を誇る生粋のダイバーズウォッチであり、実用面でも外観上でもダイバーズダイバーズしていてそこが最高にクールである。
デイトナほどの華やかさはないが、そこが逆にそそられるという人も大勢いるものだ。
デイトナではなく、サブマリーナの質素感、サブマリーナの二番手感、ちょうど良い高級さと価格帯、気負うことなく日常使いできるデイリースターのような存在がサブマリーナであり、そこが今シリーズが人気を集める理由であると言えるだろう。
超がいくつもつく高級な腕時計で、最高におしゃれでカッコいい腕時計があっても使えないのでは使用面という観点で言えば価値がない。
存在感というよりも実用感という点でサブマリーナはデイトナを超える。
そこがサブマリーナのメリットだろう。
悪いところ
サブマリーナの悪い点とはどこだろう。
強いていうなら、少々野暮ったいデザインであることだろうか。
野暮ったいというと語弊があるかもしれないが、ダイバーズウォッチという特性上視認性を確保しないといけないというデザイン上での制約がシャープな印象を失わせているということはあるかもしれない。
ダイバーズウォッチというと総じてこのようにインデックスや針やケースが頑丈で太めにデザインされていることが多いが、かといってダイバーズウォッチの中で一番かっこいいというわけでもない。
中にはブランパンのフィフティファゾムスやブレゲのマリーンIIの方がかっこいいという人もいるだろう。
そういう感じで重箱の隅を突くような視点で考えればサブマリーナの悪い点というのは見つかる物であるが、実際これはデザイン的な点であるので主観的要素がかなり強い。
デメリットというデメリットは見当たらない物だが、デイトナと比べて華がないという点は挙げられるのかもしれない。
GMTマスターIIの良いところ悪いところ
良いところ
GMTマスターIIの良いところは実用性とスポーティな高級感を備えているそのアクティブな美貌といったところだろうか。
ドレス系ではないが、スポーツ系及び実用面の美しさと備えており、ジュビリーブレスが備わったモデルが標準装備されるようになってさらに人気が高まったシリーズと言える。
わざわざ説明する必要がないが、良いところをもう一つ挙げるとするとGMT機能がやはりこの腕時計の売りということになるだろう。
今では世界のあらゆるタイムゾーンを移動するビジネスマンが使用することを目的としている腕時計の一つとなっており、近年左利きモデルが登場したことでさらに大きな話題を生んだシリーズである。
感覚的にはヨットマスターIと同じレベルの高級さを備えており、方や海、方や空、といった守備範囲で人々を魅了している。
悪いところ
悪い点をこのモデルから探すのもかなり難しい。
総合的にバランスの取れたスポロレという気がするし、人気も実力も機能もスポーツウォッチとしてのデザインも高い位置での合格点を与えることが出来る。
強いていうなら、もう少しだけシャープさがあれば良いのかなという印象があるかな、といって程度の要求で、このデザインがGMTマスターIIのデフォルトであり売りであることを考えると実際は何も変える必要がない。
エクスプローラーIの良いところ悪いところ
良いところ
エクスプローラーIの良いところはモデルにもよるがそのサイズ感なのではないだろうか。
現在は36ミリと40ミリという2種類のサイズで展開されているが、エクスプローラーIがこれまで他とは違ったアプローチをとっていたのは36ミリというサイズをずっと踏襲し、スポーツタイプのロレックスでありながらもずっとこのサイズを維持していた点だった。
本当にちょうど良い大きさがそのセールスポイントであり、飾り気のないデザインとシンプルな3針でノンデイト、といったとにかく何もないところが良く、なおかつ小ぶりというありそうでなかったロレックスの痒いところに手が届く、見た目と機能面のでのデザインが素晴らしかったのがこのサイズのエクスプローラーIであった。
サイズに関しては一悶着あったが今では36ミリと40ミリで落ち着いており、選択肢が増えた点でもエクスプローラーIの良さを挙げることが出来るだろう。
このシリーズの良さは36ミリでも40ミリでも言えるのだが、そのシンプルなデザインということに尽きる。
3針でノンデイト、タキメーターも何もないただただ3針。
オイスターパーペチュアルがそのままスポーツタイプになったようなモデルで、そこがこのモデルの人気の理由ということが出来るだろう。
そういった意味ではエアキングなどもお勧めしたいシリーズの一つとして挙げられる。
悪いところ
どのシリーズでも困ってしまうが、エクスプローラーIの悪い点は、またまた個人的な主観になってしまうのであるが、ベンツ針とインデックスのサイズが少々気に食わないところだろうか。
ここがロレックスの特徴とも言えるし、これがないとエクスプローラーIとは言えないのだが、個人的にはここがもう少しシャープな印象になれば良いかなとは感じる。
ただ、ここがシャープになってしまえばエクスプローラーIはエクスプローラーIではなくなり、それはもはやロレックスではなくなってしまう。
主観的な要素はデメリットを挙げるにはあまり重要ではないだろう。
それを除けばやはりデメリットを見つけるのは難しい。
エクスプローラーIIの良いところ悪いところ
良いところ
エクスプローラーIIの良さは逆にそのデザイン性だと言える。
このブログでも何度かお話ししたが、エクスプローラーIIの良さはその個性的な少々ダサいところにあると言ってもいい。
腕に着用した時にすごく栄えるタイプの腕時計で、そのギャップがエクスプローラーIIの魅力である。
ハマる人にはすごくハマるタイプの個性豊かなデザインがこのシリーズの一番の売りだと言える。
あとは機能面だろうか。
回転ベゼルを使用することによって2つのタイムゾーンを計時することが出来る。
海外に行くことが割と当たり前になってきているのでこの機能は大変重宝する。
悪いところ
悪いところはそのどっしりともっちりとしたした外観上の特徴ではあるが、個性は最大の長所ともなりうることを考えればこれもまた主観的な意見になるだろう。
とは言え、スポロレの中ではやはり一番人気があるとは言えず、むしろ人気ランキングで言えば上位に来ないであろうシリーズである。
利便性は高いし視認性も良いが、見た目の要素を重要視するならば若干人気は劣ると言え、そこがこのシリーズのデメリットなのかなと。
ヨットマスターIの良いところ悪いところ
良いところ
この時計の良いところはデイトナのように高級感があるところだろうか。
クロノグラフではないしあまり似たようなデザインではないのだが、どことのなく雰囲気というか高級感が似ているというか、サブマリーナとデイトナを混ぜたようなそんな良いとこ取りをしたようなデザインがこの腕時計の売りなのではないだろうかと思うのだ。
40ミリという実用性の高いサイズ感に詰まった高級感は、ゴールドモデルであればセラミックベゼルとも相まってエレガンスがこの40ミリに凝縮されたようなそんなラグジュアリーを醸し出しているのがこのヨットマスターIなのではないかと思う。
ロレジウムモデルはロレジウムモデルでまた違った雰囲気を持っていて、ゴールドモデルに比べると若干高級感は劣るがそれでもいい感じにスポーティさと実用面を融合させている感じだ。
ゴールドのモデルがデイトナよりのミックスといった感じで、ロレジウムモデルがサブマリーナよりのミックスといった感じだろうか。
僕のイメージとしてはそんな雰囲気だ。
42ミリモデルは一回り大きくなっていることで存在感は増したが変わらずおしゃれでかっこいい。
悪いところ
このモデルも悪いところが基本的にないように思う。
強いていうなら、ホワイトダイヤルとブルーダイヤルのモデルはあまりカッコよくないということだろうか。
強いていうならば、であるが、カラーリングというか配色というか、そこまで惹かれる組み合わせではないかなという印象だ。
実際は全然悪くないのであるが、その他のヨットマスターIがゴージャスだったりグレーダイヤルがオシャレすぎたり、眩しいという意味でこれらの2モデルはそこまで惹かれないというのが個人的な意見として挙げられるデメリットだろうか
実際贅沢なことを言っているのは重々承知であり、強いて言えば、である。
ヨットマスターIIの良いところ悪いところ
良いところ
ヨットマスターIIの良いところといえば、やはりその爽やかさのあるデザインではないだろうか。
このシリーズの特徴は44ミリという大ぶりなサイズであり、インパクトと存在感を兼ね備えているのではあるが、特にステンレスモデルとロレゾールモデルは爽やかな印象を与え、いかにも夏っぽい良い雰囲気を醸し出している。
ヨットマスターIIという名前も夏っぽい爽やかなビーチのあるリゾートやクルージングを連想させる良いネーミングであると言え、個人的にも存在感をアピールしたい腕時計を求めるなこのモデルをおすすめしたい。
機能面で言っても、レガッタクロノグラフと呼ばれるカウントダウン方式のクロノグラフを搭載している珍しいタイプの腕時計で、ロレックスにしてはこういった一般的にも珍しい機構を装備しているのはかなり貴重なことであると言えるだろう。
ヨットレーシングのために開発されたシリーズであり、ヨットレーサーの中には実際にヨットマスターIIを愛用している人も少なくない。
悪いところ
悪い点では、その大きさが少しネックになるいうこともあるかもしれないということだ。
44ミリという大きさは日本人には若干大ぶりであると言えるが、それがメリットとなりデメリットともなりうる。
このサイズ感はもはや用途や視点により判断が変わってくるだろう。
個人的には44ミリサイズもパネライのルミノールでは普通であるし、こういうタイプの合わせ方を前提とするなら、例えばTシャツ一枚にさらりと合わせる感じならかなりカッコよくコーディネート出来るのではないだろうかと思う。
女性の腕には明らかに大きすぎるし、大きいのが苦手な人にはデメリットになるだろう。
シードゥエラーの良いところ悪いところ
良いところ
このモデルの良いところは防水性にそのバランスを振り切っているところではないだろうか。
3900メートルの防水性はもはやプロ仕様であり、ここまでの防水性を必要とする人が世界にどのくらいいるか、であるがそこまで防水性を意識した最高の潜水ウォッチをゴツいケースで生み出しているという点で、機能とそのデザインがセールスポイントになっていると言える。
3900メートルの防水性を誇るということはケースのサイズも巨大になるということであり、そこまでの水圧に耐えうる堅牢性を持つ腕時計を生み出すことの出来る技術力がまずすごい。
ダイバーズとしての需要は多くないかもしれないが、そんな実力を持っている腕時計を所有するという点とデザイン上での好みで同モデルは高い人気があると言える。
そういった面の良さが評価されているのである。
悪いところ
デメリットはやはりそのデカさとゴツさだろうか。
ヨットマスターIIのところでも挙げたボディのゴツさや大きなサイズは時としてちょっとしたデメリットになりうる。
大きい腕時計が好きならばまあ良いのだろうが、ぶつけやすいという点や重くて疲れるといった点、スーツなどにも合わせにくいなどという要素もあり、あまりゴツすぎる腕時計は使用するTPOを制限してしまう場合がある。
完全にオフの日に好きなように使用するという目的で、ぶつけないし疲れないというのであれば良いのかもしれないが、毎日着用するタイプの腕時計としては少々疲れやすそうではある。
もちろん、全く問題ないという人もいらっしゃるだろう。
とは言え、あえて挙げるならそういった感じの意見もあるのではないだろうかということだ。
スカイドゥエラーの良いところ悪いところ
良いところ
スカイドゥエラーの良い点はその機能性だろうか。
ロレックスで唯一年次カレンダーが搭載されたモデルで、ロレックスとしてはこういったプチコンプリケーションなるものが存在すること自体が珍しく、現代のロレックスで一番複雑な機構を載せているのがこのシリーズだ。
表示の仕方も外観もどことなく特殊で、あまり見ることのないデザインでカレンダー表示している印象だ。
ゴールド素材やオシャレな文字盤なども存在し、幅広いバリエーションでモデル展開されているのがこのシリーズ。
徐々に愛用者も増えている感じなのではないだろうか。
悪いところ
このモデルも悪いところはやはり見つからないが、強いていうならデザインに対して価格が若干高いことだろうか。
良い面でも挙げたアニュアルカレンダーの存在が腕時計の価格を上昇させているのだが、デザイン性が高いかといえばめちゃくちゃかっこいいかと言えばそうではない。
年次カレンダーをカッコよく仕上げることは可能で、どうしてあえてインデックスの外周の小窓で月を表示することにしたのかが少し謎であり、そこさえクリアすれば素晴らしいアニュアルカレンダーモデルになると思うだけに少し残念ではある。
ミルガウスの良いところ悪いところ
良いところ
このモデルはかなり特殊だ。
ミルガウスの良いところはロレックスではこのシリーズのみが持つ耐磁性という大きな特徴である。
放射線や電磁機器のある環境下での使用を目的として生み出され、内部機械の精度を守ることを最大の目的及び売りとしている。
このモデルは実は結構人気で、お医者さんやパイロット、放射線技師、パソコンを常に触っているIT関係の人たちから静かだが熱い注目を集めていたりする。
腕時計の部品はほぼ金属で、磁力の影響で部品たちが帯電するとそれらの金属物質は磁力を帯び磁石化する。
そうなると時間が進むのが遅くなり、やがては破損につながる可能性も出てくる。
お医者さんや放射線技師やパイロットでなくとも、パソコンを触る機会は誰でもかなり多いと思われ、パソコンのCPUから放たれる高い周波数は腕時計にとってもよろしくはない。
僕はパソコンを使うときは腕時計を外すようにしているのだが、そういった手間を省くことが出来るのがミルガウスであり、所有してはいないがこれが意外と便利なのではないかと思っている。
機械式時計をお持ちの方はパソコンを使用するときは腕時計をパソコンから少し離して使われることをおすすめする。
悪いところ
ミルガウスの悪いところはデザイン的な面になってしまうのだが、華が少し足りないところだろうか。
耐磁性という途轍もないメリットがあるだけにデザイン性の高さまでは求められていないのかもしれないが、例えばデイトナやヨットマスターIやチェリーニなどでミルガウスほどの耐磁性があればどうだろう?
ミルガウスの強みが弱くなってしまい、存在意義が薄れてしまう。
高い耐磁能力とかっこいいデザインは両立することが出来るだろうし、もう少しデザインが洗練されればとても強いシリーズになるのではないのかなと思った次第だ。
エアキングの良いところ悪いところ
良いところ
エアキングの良いところもそのシンプルさと、瞬時に時刻を確認&認識出来る視認性と認知性の高さにあるのではないだろうか。
パイロットウォッチに必要な基本的な部分を最大化しているのがこの時計の特徴であり大きなメリットであると言えるだろう。
そこがこの時計が持つ良いところであり、インデックスがこのように特殊な表示形式になっているのはデザイン上でのメリットという側面もあるだろう。
世の中にはあらゆる好みの人がいて、あらゆる腕時計にあらゆる人気や想いが生まれる。
エアキングを見ると僕もなぜか昔を思い出し、ちょっとした懐かしい気分になるという意味ではこのシリーズが結構好きだったりする。
悪いところ
悪い点を挙げるというのは本当にむずかしい。
ロレックスの腕時計は全てがハイクオリティで、精度に関しても全てのロレックスにクロノメーター認定がされていて、むしろそれ以上の基準をパスしたものしか世に出回っていないほどの高い性能を誇っている。
であるからして、時計という面で悪いところを評価することはロレックスに関しては出来ず、どこで判断するのかというとどうしても外見上の点を主観的にジャッジするしかないのである。
エアキングの悪い点は現行モデルになって40ミリのみの展開がされている点なのかなと。
エクスプローラーIのように、2000年代になっても30ミリ代を維持していたシリーズの一つがエアキングで、そのサイズ感が好きだった人もいたはずである。
であるとすると、40ミリサイズのエアキングの需要は必ずあるだろうから、同じくエクスプローラーI同様に36ミリサイズでもこのように展開してもらえたら戻ってくる旧エアキング愛好家もいるのではないのかと思った次第だ。
デイデイトの良いところ悪いところ
良いところ
デイデイトの良いところはロレックスの中でも最上位モデルとして謳われている点だろうか。
確かに一番良い時計かという点に関しては賛否両論あるわけだが、ブランドでも格の高いデイデイト持つことはある種ステータスにもなるし、このモデルでないといけないという人もいるようである。
プレジデントブレスと呼ばれるブレスレットはこのシリーズにしか存在せず、日付も曜日もわかるデイとデイトがついているのもこのシリーズのみだ。
デザインをもう少し改善できる部分はあると思うが、このシリーズにはやはりそれなりの風格があるようには感じる。
デイトナのようなスポロレに興味がなく、一番良いロレックスが欲しいのであればデイデイトがおすすめである。
悪いところ
悪い点といえば、やはりデザインがロレックスの中でも下位に位置するデイトジャストと共通する部分が多いところなのではないだろうか。
デイ機能がダイヤル外周12時位置に配置されているとは言え、一瞬見た感じはデイトジャストに見えることもある。
昔ポルシェの911、タイプ996の世代がヘッドライトをボクスターと共有していた時は、911オーナーからは下位モデルのボクスターと似ているということで批判が多数あったそうだ。
市場の価値の全く違うシリーズで同じようなデザインをしていると上位モデルの所有者としてはやはり面白くはない。
そういった意味でもデイデイトはもう少しデイトジャストと切り離されたデザインをするべきだと思うのが僕だけではないだろう。
デイトジャストの良いところ悪いところ
良いところ
このシリーズは普段使いにもってこいな日常用のオーソドックスな時計という感じで、非常に使い勝手の良いモデルであると言える。
デイトの機能も付いており、デザインもシンプルで割とかっこよく、価格帯もロレックスの中では落ち着いていて手に入れやすい。
バリエーションも豊富で、色々な文字盤をこのシリーズに投入している。
ロレックスの中で試験的に行っているのではないかとも思えるのだが、スポロレの体系化したモデル展開では考えられないくらい色々なアイディアを投入したバリエーション祭りを行っているのがデイトジャストであるということができるだろう。
かといって高級感がないわけではないし、ロレゾールモデルのデイトジャストなんかはかなりエレガントでラグジュアリーだ。
ジュビリーブレスなども合わせられると、デイデイトと遜色ないほど高級だ。
悪いところ
悪い点はロレックスの中でも手に入りやすいことから、下位モデルとして見られることもあるという点だろうか。
他者からの評価を気にしないのであれば全く問題ないのだが、ロレックスを所有することで自分のステータス感を高めたいならデイトジャストでは少々力不足感があると言える。
数も溢れており、珍しさや希少性が若干薄まっている気はするのがデイデイトの最大のデメリット言えるのではないだろうか。
資産価値としては問題なく所有していられるだろうが、投資というか価値の上昇はあまり見込めないという点で経済的利益の目的ではおすすめしない。
オイスターパーペチュアルの良いところ悪いところ
良いところ
オイスターパーペチュアルの良いところはロレックスにはあまりないそのシンプルなデザインであろうか。
エクスプローラーIもデイトジャストもシンプルだが、両者のシンプルなところを掛け合わせたようなデザインをしているのがオイスターパーペチュアルである。
デイトジャストにはデイトの小窓とサイクロップレンズがあり、エクスプローラーIには大きなインデックスがある。
これを除いたモデルがオイスターパーペチュアルの基本形であり、インデックスも棒状のバーインデックス、デイト機能も付いていない、そんなシンプルな腕時計をロレックスで所有したいという層が必ずあるはずで、そういったミニマリスティックなデザインが好きなファンに向けたのがこのモデルと言えるだろう。
悪いところ
悪いところを挙げるなら、デイトジャストの部分と共通するのではないだろうか。
ロレックスとしての資産価値が十分に享受できない部分があるのがこれらの二タイプであるが、個人が自身の嗜好品として愛用する分にはデメリットないであろうと考える。
そういった意味でも、このシンプルさが好きならおすすめできるし、ロレックスのステータスや価値を求めるならばあまりお勧めはできないモデルであり、そこがオイスターパーペチュアルの悪いところではないだろうか。
チェリーニの良いところ悪いところ
良いところ
チェリーニの良いところは言うまでもなくなく、どのブランドのどのドレス系よりも美しいと言えるほどの高いデザイン性なのではないだろうか。
およそロレックスが発表したとは思えないほどのドレス性と美しさを備えたデザインで、高級感の塊のような外観がその大きな特徴でありこの腕時計の良い点と言えるだろう。
ありえないほど綺麗で、少々古典的な部分を取り入れた非の打ち所がない見た目をしているのが現代のチェリーニの素晴らしいところなのである。
悪いところ
ない。
と括るわけにはいかないので、敢えてあげるとすればそれは価値という面だろうか。
現在ロレックスの腕時計が全体的に高額になっているのは皆さんもご存知のことと思うが、チェリーニも例外ではなくじわじわとその価格を上げてきている。
とは言え、そのほかのロレックス、つまりスポロレほどの人気はなく、買取価格や価値の上昇スピードも他のモデルと比べるとやはり低位に位置する。
スポロレ同等の価格帯であるにもかかわらず、価値が同等に評価されにくいという点でチェリーニのようなドレスタイプはやはり不利であると言える。
1908の良いところ悪いところ
良いところ
1908の良いところもチェリーニと共通している。
古典的なデザインで美しさが爆発したような新シリーズとして近年発表されたばかりだが、スポロレファンからは購入の対象にはならないかもしれないが、ランゲ&ゾーネやブレゲやジャガールクルトなどの美しい腕時計を好む層からはロレックスに鞍替えといったことも起こるのではないだろうか。
鞍替えとまではいかなくてもコレクションにロレックスのチェリーニや1908を加えるといった現象もあるだろう。
これまでチェリーニしかなかった完全ドレス系ウォッチに新たにバリエーションが増やされ、今後もこのシリーズ内での派生モデルの存在が楽しみであるが、1908の良さを簡潔にまとめるとチェリーニとは違った美しさであり、チェリーニよりもより古典的なデザインで勝負しているところがきちんと棲み分け出来ているという点で素晴らしいと感じた。
悪いところ
悪い点は、デザインに関することなのであるが、若干他社のデザインに近い部分がある気がするのである。
特にIWCの古典的なデザインをベースとしているような感覚があり、針もブレゲハンドとよく似ている。
確かにかなり美しい外観上のメリットはあるのだが、逆にいうとロレックスらしくない部分も感じてしまう。
そういった意味で言うとデメリットにもならないデメリットとして挙げられるのかなとは思える。
まとめ
というわけで、ロレックスを持つメリットデメリットと、それぞれのシリーズが持つ良い点と悪い点を独断的な偏見を交えた僕の主観でお伝えしたわけだが、どんな存在にも二面性があるということからも、大人気モデルのデイトナにさえ悪い点がありそれが理由でデイトナを買わないという人もいるわけである。
反対に、ミルガウスのように万人へ需要があるわけではないが、数少ない層から熱烈な支持を受けるシリーズも存在する。
ロレックスの腕時計と言えど、シリーズによって良い悪いが個人的な意見で存在するはずであり、今回は僕の視点でお話しさせていただいたのだが、どのモデルをチョイスするかは必ず自分の視点で判断して欲しいと思った次第だ。
周りが良いというからそれが自分にとっては良い、といった意見も自身の判断である。
経済的な投資とはそういう見方であり、周りの状況をベースに考えること自体は否定するべきではないこともまた事実。
デイトナを持っているから安心といった客観的な理由で所有する場合も多いと思われるが、ステータスや投資という面ではそれが正解だったりする。
客観的な意思決定こそ自身の安寧をもたらすという場合も少なくはない。
であるからして、自分自身の意見は必ずしも一元的な主観ではなく、客観的なフィルターを通してからの決断も自分自身の意見なのである。
大事なのは最終的に納得するということに帰結し、自分が好きだからという理由から後悔することもあれば、周りが良いというからという理由で決断した場合が正解になることもあり得る。
何度も言うが、最終的に納得するのが大事だということだ。