お笑いコンビ千鳥のノブさんが愛用する腕時計
さて今回のテーマはお笑いコンビで今最も人気のある芸人の一つといっても過言ではない千鳥。
知り合いが相席食堂などを見ていて微妙なネタを面白おかしく広げている姿を見てやはりプロの芸人の能力ってすごいなと感じたものであるが、今回紹介する千鳥のノブさんも最高のツッコミの一人だと尊敬せずにはいられない。
ボケも確かに大事だが、ツッコミでそのボケを生かすことも殺すこともできることを考えると、面白くないことを面白く持っていくことが出来てしまうのもツッコミの醍醐味なのではないかということをノブさんを見ていて感じさせられた次第だ。
岡山弁を生かし、ちょっと待てという決め文句でせめていくスタイルはなかなかに面白い。
あらゆる場面で関西弁もなく標準語でもない中国地方特有の話し方で切り込んでいくやり方は地方圏でお笑いを目指している人にとってはかなり勇気を与える存在なのではないかと思う。
個人的にそれくらい高く評価しているお笑い芸人の一つが千鳥なのである。
ロレックス デイトナ イエローゴールド Ref.116518LN
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ロレックス ヨットマスターII Ref.116680
パネライ ルミノール マリーナ 40mm Ref.PAM00282
ロレックス デイトナ イエローゴールド Ref.116518LN
というわけで今回紹介する千鳥のノブさんの腕時計一本目はロレックスのデイトナ。
のイエローゴールドケースのモデルだ。
セラクロムベゼルと呼ばれるセラミック素材のベゼルが合わせられたLNモデルで、このシリーズが登場した時の衝撃といったらもう。
というのもロレックスはデザインを大きく変えないブランドであることでも有名だが、2016年になってロレックスの根幹モデルのデイトナの外観を大きく変更したのだから全くそのようなことを予想していなかった大方の人たちは尻餅をついたに違いない。
個人的にもやはりすごく驚いたのをよく覚えている。
と同時にその近未来的なかっこよさに驚愕したことも記憶に残っているが、これまで同素材でベゼルを同じ型の中で成形していたことを考えると非常に大きな変化だったのだということが今になってもまた再認識されるのである。
このモデルはその他のゴールドモデル、エバーローズゴールド、ホワイトゴールド同様に文字盤に色々な種類が用意されているのだが、千鳥のノブさんがチョイスされているのはブラックダイヤルの一本だ。
ダイヤルもブラック、クロノグラフのインダイヤルもブラックという外観で、イエローゴールドとブラックのみでまとまったまとまりのあるスタイルになっているのだが、このシリーズは別ダイヤルでキンプリの平野紫耀さんが所有されているのも確認されている。
イエローゴールドのデイトナ全体で言えばもっと多くの芸能人が愛用されているが、未確認のものを含めるとさらに多くの著名人がイエローゴールドデイトナを所有されていることだろう。
イエローゴールドのロレックスには魔力があり、同ブランドの中で一番最初に登場したゴールド素材がやはりこのイエローゴールドであり、エバーローズゴールドやホワイトゴールドにはない特別な魅力というものがこの素材にあるのだ。
昔は派手すぎて敬遠されていたイエローゴールドだが、時代がようやくこの派手さや奇抜さを受け入れるようになってきており、むしろこの目を惹くゴージャスさを良しとさえする傾向が見て取れるのだが、これは単にSNSの登場が大きくその役割を担っているからだろう。
世の中は目立つこと目を惹くことを良しとする風潮が蔓延っており、高級腕時計や高級車、その他高額なものの売り上げがどんどん伸びているのも魅せる見せる文化に世の中が傾いているからだということが出来るのだろうが、イエローゴールドのジャラジャラ感も市民権を得ているのである。
個人的にもイエローゴールドの腕時計は大好きだし、ロレックスの元からある例えばデイデイトなどの金無垢時計と呼ばれていた笑うセールスマンにも出てきそうな腕時計がかなり好きなのである。
今回紹介しているデイトナはこれまで世間で持たれていた悪い印象を払拭すべくセラクロムベゼルでスタイリッシュ感を出そうとしている感があるのだが、これまでのイエローゴールドの悪評を吹っ飛ばすどころか、あまりにかっこいいのでお釣りが返ってきている始末なのだ。
つまりデザインが非常に素晴らしいということ。
あまりに長く説明することになってしまったが、つまりはそういうこと。
なかなかセンスの良いチョイスだと言えはしないだろうか?
資金が許すのであればかなりおすすめの選択肢である。
ロレックス ヨットマスターII Ref.116680
そして次はヨットマスターIIの一本。
このモデルは大人気スポロレの一つで人気スポーツタイプウォッチの上位に入ることも多いモデルである。
44ミリというロレックスの中では大ぶりサイズのシリーズで、今でこそ42ミリサイズが登場してはいるが40ミリを中心としていたロレックスという真面目な時計屋さんの括りではかなり大きいという印象である。
レガッタクロノグラフと呼ばれる世にも珍しいカウントダウン機構が搭載されているのがこのシリーズで、あまり複雑機構を敢えて生み出さないロレックスがヨットレーシングのための機構を搭載したムーブメントを新たに作り出したことはやはり驚きに値する。
新しいムーブメントを作り出すということは想像以上にコストと時間がかかることであり、これまでにあったものをブラッシュアップするならまだ理解出来るが、これまでになかったカウントダウンするという能力を備えた機械的カラクリを生み出そうと思えばそれ相応の時間とコストと頭脳が必要なのである。
ということはつまりロレックスはヨットマスターIIに本気であったということであり、売れる勝算があったということなのだろうが実際千鳥のノブさんが愛用しているように、ヨットマスターIIはかなり人気のある腕時計シリーズになっていて、ステンレス素材で大きな腕時計というカテゴリでパネライに一人勝ちさせていない猛者的存在なのである。
1本目で紹介したデイトナと違い、ステンレス素材で構成されているのもまた清々しくて良い。
シルバーと白と青、寒色系で統一された爽やかな印象が大きな腕時計であるにも関わらず野暮ったさや重たさを打ち消しているということも出来、あらゆる点でいい具合の塩梅になった絶妙なバランスを醸し出しているのがヨットマスターIIなのだが、それは価格を除いて、ではある。
つまり人気の高さゆえにかなり高額になってきており、ステンレスとはいえおいそれと気軽に購入できる価格ではないのだ。
それくらい価値のあるという裏返しでもあるのだろうけれど。
パネライ ルミノール マリーナ 40mm Ref.PAM00282
そして最後はパネライのルミノールマリーナ。
やはり千鳥のノブさんは少し大きめか存在感のある腕時計が好きみたいだ。
1本目で紹介したロレックスのデイトナは40ミリという今では若干小ぶりに見えるサイズだが、ゴールドの素材ゆえにインパクトが大きい。
2本目のヨットマスターIIはサイズ自体が44ミリという大顔で、腕元をかなり目立たせる存在ということができるが、ステンレスという素材をうまく活用し存在感を若干落としてバランスを取っている一本だ。
そして最後のパネライルミノール。
40ミリというサイズ感ではあるが、存在としてはやはり表記サイズ以上の存在感を与えるのは腕時計が好きなみなさんならご想像に難くないだろう。
円形でもない四角形でもない不思議な形状をしているのがパネライのルミノールとラジオミールなのだが、それだけに対角の長さを計ると40ミリ以上になるため表記サイズよりも大きくなり存在感が増すのである。
となるとベル&ロスもそうだが、実際に書かれている数値よりも若干小さめのサイズをチョイスすると想像通りの大きさになると言える場合が多いのではないかと思う。
さて、そんなわけで千鳥のノブさんが所有されているルミノールのディテールについてお話しすると、あまり細かいことはご覧になればすぐにお分かりになるので個人的な感想をメインにしようと思うが、なんといってもブルーダイヤルがセットされているという点でこのルミノールは特別なのではないかと思うのである。
ルミノールといえば基本的にはブラックダイヤルかホワイトダイヤルが一般的で、特に多いのが黒だろう。
最近の薄型モデルのドゥエに関して言えばブルーダイヤルのようなハイカラで高貴なタイプが流行的だろうが、こういった標準タイプのルミノールで言えばやはり珍しさが先に来る。
青いダイヤルの高級時計が流行しているわけだが、ルミノールに合わせられたブルーダイヤルもまた乙である。
確かに高級感あふれる存在かと言えばそうではないかもしれないが、ある一定の豪華さは備わっているし、中の上という存在である点で普段使いの高級スイス時計という位置付けがぴったりと心地よかったりする。
ファッションの合わせやすさという点でも冬場になれば多少の難しさはあるかもしれないが、装備するストラップによってはブルーダイヤルはその他の文字盤カラーのルミノールと比べると面白い一本になるのではないかと思う。
例えば僕ならステンレス素材のブレスレットタイプのものを装備したいと思うだろう。
まとめ
というわけでまとめだ。
千鳥のノブさんが愛用する腕時計3本をご紹介したわけだが、皆さんはどのモデルがお気に召しただろうか。
個人的に感じたのは所有されている腕時計のタイプや色合いや存在感が被っておらず、価格帯的にも極端に高いというわけでもなく、数的にも多くもなく少なくもない、というあらゆる角度から心地よいちょうど良さで時計を選択・所有されているという点で好感が持てる気がした。
僕個人の心情としても、収集癖がない性格であるからして、腕時計も数本あれば良く、価格帯もちょうどこのくらいで購入できれば良いと思っていたりする。
同じ価格帯でも選ぶ腕時計は確かに違うかもしれないが、スタイルとしても理解ができるし、かっこいい腕時計をお持ちであることもセンスが良いということも事実としてありチョイスがやはり素晴らしいなというのが最後にまとめとして感じられたことだ。
月並みな感想ではあるが、そういった風に感じた。