ロレックス・デイトナをなぜ買うのか?メリット、デメリットとは?一番高いのはポールニューマン所有?

デイトナ

デイトナの特徴

デイトナといえば腕時計に興味がない人が見てもそれロレックス?と聞いくるほどの知名度を誇る腕時計である。

確かにロレックスであるという確証があるわけではない場合も多いだろうが、デイトナにはロレックスがロレックスである要素がたくさん詰まっているのである。

というよりはデイトナがロレックスの顔を作っていると表現した方が正しいかもしれない。

あらゆるスポロレが確かにロレックスっぽい(ロレックスであるのだが)のだが、デイトナが頭一つ二つ抜けてロレックスはおろか腕時計界の顔になっていると言えるくらい、ロレックスという枠を超えた存在になっている言えるのである。

であるからして、各社ロレックスのデザインを模倣するメーカーが多数存在していて、後述するがロレックスが買えない、買えるが手に入らないという入手困難な状態になっていることからもロレックスぽい腕時計が欲しいという需要を満たしているようになっているのだ。

その牽引役として存在するのがデイトナと言えるのではないだろうか。

正規店ではなかなか手に入らないロレックスを買うにはどうすれば良い?

デイトナの人気とは一体何なんだろうか?

デイトナが誕生したのが1963年のこと。

フロリダ州にあるデイトナビーチでのレースにて、オフィシャルタイムキーパーを務めたロレックスのクロノグラフをデイトナと名付けることにしたことが、コスモグラフデイトナの名前の由来になっているのだが、レースと関係あることからもこのシリーズはレーシング仕様でありスポーツデザインであり、そして計測器としての側面もあることから精度なども高いクオリティで求められている。

スポーツとしてのレーシングとしての腕時計のみならず、年々ラグジュアリーな要素も増していったデイトナは、とうとうその存在価値や理由が逆転してしまったようである。

今ではラグジュアリーな腕時計と言えばロレックスであり、その中の中心的シリーズがデイトナであり、ロレックスはデイトナに宝石などを埋め込んだモデルや隕石をダイヤルに使用したもの、その他天然石を使用した希少なモデルをデザインすることで、通常モデルとは違ったスポンオフ的な特別高級モデルを多数生み出している。

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ヒカキンさんが愛用するデイトナが良い例であるが、こういった虹色の宝石を使用したレインボータイプのデイトナにフルダイヤモンドのインダイヤルをセットした特別モデルを数量限定で富裕層に向けて販売するといったことも毎年のように行っている。

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映画などでも非常によく見かけるのがデイトナであるし、こういった特殊モデルを除くとデイトナのカタログモデルとして頂点に立つのがプラチナで構成されたデイトナアイスブルーと呼ばれるモデルなのだが、芸能人がたくさん使用しているのもラインナップモデルとしてはハイエンドタイプだからだろう。

インデックスにダイヤモンドが埋め込まれたモデルも存在していて、良い感じにジャラジャラしている。

しかし面白いことに、ロレックスはインデックスにダイヤモンドが埋め込まれても価格がそこまで高くならないのであるが、なぜだかお分かりだろうか?

ロレックスは全てのモデルで針やインデックスにゴールドを使用していて、磁力の影響を受けにくい対策を施している。

耐磁性能を元から高めているといった時計作りを行っているわけだが、インデックスがデフォルトで素手にコストがかかっているため、ダイヤモンドに変えてもあまり高額にはならないのではないからじゃないかと個人的には思っている。

IWCのポルトギーゼのようにアップライドなどでインデックスを作っている場合はダイヤモンドのコストが丸々かかってしまうだろうが、ロレックスに関しては元々が高額なのでダイヤモンドに変えてもバリエーションが増えるだけでメリットが大きいのである。

コンビデイトナの8Pダイヤなども良い例だろう。

さて、話がそれてしまったが、デイトナの良いところはデイトナの歴史が徐々に高級志向のタイプにシフトしていったことによるラグジュアリー化であり、それに伴いあらゆるエレガントな高級モデルが登場していったことではないだろうか。

レインボーデイトナ、プラチナデイトナ、フルダイヤモンド、パヴェダイヤモンド、ルマン24、などなど。

中にはモントーヤとのコラボデイトナも存在しているわけだが、モントーヤというのはパブロモントーヤという元F1ドライバーで2001年から2006年の間、ウィリアムズとマクラーレンで活躍していた方だ。

公式にか非公式にかはわからないが、プラチナデイトナ Ref.116506をベースにシースルーダイヤルのデイトナモントーヤモデルが生み出されており、現在このモデルは3000万円以上で取引されている。

デイトナルマン24のモデルもそれと同等もしくはそれ以上の値がつけられており、ポールニューマンが所有していたものに限ってはおそらく一番高い部類のロレックスであると思うが、20億円で落札されており、デイトナの人気と需要、そして価値が底上げされている印象だ。

通常の人気モデル Ref.116500LNやRef.126500LNや、初代自動巻きモデル Ref.16520などのR品番によくあるあるパトリッツィと呼ばれるブラウンアイモデル、逆6、ダブルTなどなど、こういった希少なモデルはどんどんと価値が上昇し毎年じわじわと値上がりしているのである。

そもそもが希少であることもあって、入手する難易度も鰻登りだ。

ちなみに、

ブラウンアイ(パトリッツィ)はインダイヤルがやけて茶色くなっている個体で、

逆6はインダイヤルの6がインダイヤルの中央を起点して表記されているため9に見えるデザインになっているモデルで、

ダブルTはRef.16520のほとんどの個体に夜行塗料として使用されていたトリチウムの表記を「T SWISS MADE T」としていたモデルだ。

と、ここまでたくさんデイトナについてお話ししてきたが、デイトナはそういった存在である。

僕がお話ししなくても、みなさんならデイトナがどんな腕時計であるか十分にご承知のことと思う。

というわけで次はデイトナのメリットとデメリットを見てみようと思う。

デイトナを買うメリットとデメリット

メリット

上記でお話ししたデイトナの特徴からもメリットがたくさんあることがわかる。

確かにデイトナはもはや簡単に買える価格ではないことは明らかだが、既に持っている人にとってはこれから価値が上昇するであろうことを考えると値段推移を見るのが楽しくてしょうがないのではないだろうか。

確かに長いスパンでの価格推移になるだろうが、定価推移を見てもベース価格が上昇していることを考えれば日々の楽しみになるに違いないだろう。

そうなると、いざとなった時にデイトナを手放さないといけない場面に遭遇した時のためにも気になるのが買取価格であるが、この辺りも中古や並行輸入品や新品と連動して上昇しているので嬉しい限りであるし、なるべく早くロレックスを買うのが今の時勢では正解なのかもしれない。

僕の友人にもポルシェの911のヴィンテージモデルでそれをやっている人がいるのだが、911になると価格が大きいので元手がたくさん必要になるが、ロレックスだと手が出しやすい。

とは言え、価値の上昇も波があるし、永遠に続くものではないということも考慮していた方が良いだろう。

今が永遠に続くというのは幻想である。

さて、そんなわけで資産的な意味でのデイトナのメリットをお話ししたが、デイトナを持つことで高揚感と社会的ステータス、そして異性からモテる可能性を十分に含んでいるということが挙げられるのではないだろうか。

高価な腕時計を持っていること自体が名刺代わりになり、表面上の豊かさを見せることが出来るのがデイトナである。

モテに関しては高価なものでモテても長続きするかということや本当に好かれているのかというのを知るのがより困難になるという面で、あまりおすすめするモテ方ではないが、短期視点で言えばやはりモテる可能性はあるだろうし高いステータスを持っているという扱いを受けることがあるのもまた事実だろう。

人間にはそういった根源的な欲求があるし、僕自身そういう思いをするのは気分が良い。

上手く使えば人間関係がより円滑になることも事実だろう。

デメリット

デメリットもやはり見方によっては存在するだろう。

例えば先ほどメリットの面で挙げた定価や人気上昇に伴う価格や値段、買取価格などの上昇は、既にデイトナを所有している人にとっては良いだろうが、これから手に入れたいという人にとってはあらゆる試練が待っていることになる。

まずは高額という点。

これまでデイトナは100万円以下、200万円以下で購入できる時代がつい最近まであって、ここ数年で別ブランドのようになってきているのが現在のロレックス事情であるが、まだ所有していない人にとっては価格的なハードルがまず先に来るのではないかと思われる。

ここは問題ではないという人もたくさんいらっしゃるだろう。

ただ、次に来る難関として、正規店では手に入らないという問題だ。

ロレックスの正規店は身分証明証を提示することを義務付けていて、同一シリーズなら5年に一回、別シリーズなら1年に一回しか買えないというルールを設けて転売を防ぐことを行っている。

特に人気のスポーツモデルで行っている規制なのだが、こういった規制がなくても在庫がない場合がかなり多い。

そうなると手に入る手段としては並行輸入品や中古品ということになるだろうが、市場の価格が定価と比べかなり高騰していることもあってなかなか手が出せない値段になっていることも確かだ。

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とは言え、個人的には並行品や中古市場をお勧めしており、その理由を以上の記事で解説している。

デイトナのデメリットというとこれくらいだろうか。

入荷本数も極端に少なく、有り余る人気と需要で価格が爆発的に上昇している。

そうなってくるともう少しで手に入らない腕時計になり、一旦は興味が無くなる人が増えて価格が安定しそうではあるが、その後インフレなどと相まってまた値段が上昇するのではないかと思っている。

これからどうなるかはわからないが、デイトナのデメリットはそのもののデザイン性や機能、性能などではなく、それに伴う入手困難さを嘆くものであるのではないだろうか。

時計自体に関してはデメリットはないと言えるだろう。

デイトナが好きである故に、公平な目線での意見ではないのかもしれないが。

まとめ

まとめると、やはりデイトナは存在が恐ろしく素晴らしいが故に、何百万円支払っても欲しいという現象が起こっているが、その気持ちがわかるのである。

買って終わりじゃないという点でもこの存在には価値があると言えるだろう。

車は買えばすぐに市場価値が総崩れする。

特にポルシェやフェラーリを除く外車はそうなりやすいが、ロレックスは本当にリセールバリューがものすごく安定しているばかりか、買取価格なんかもどんどん上昇している。

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こちらでも説明しているが、中古品でも新品並みに復元すればとても良い価格になるだろうし、そうなるのであれば買取価格も高い位置で安定しやすい。

特にことロレックスに関しては、新品が正規で手に入れることが非常に困難なので、個人的には並行品や中古品などをおすすめしているし、一般的にはそちらを狙わないとロレックス自体手に入らないのではないかと思う。

最近はロレックスを買えるようになっている層が世界中で増えており、中国やインド、アフリカ、その他新興国などでもロレックスを所有する人がどんどん増えており、海外では女性がデイトナを使用することも珍しくない。

パリス・ヒルトンやジェイソン・ステイサムの奥さんロージー・ハンティントン・ホワイトリーなども普通にデイトナを着用している。

日本ではこの40ミリサイズのデイトナが女性の富裕層を中心にブームが広がっていくかはわからないが、ロイヤルオークやノーチラスなどがレディースサイズで展開され、じわじわと日本人女性の使用が増えていることを考えればデイトナを女性が使用することも考えられるだろうし、

新作モデルとしてデイトナ36なるものがレディース用として登場してもおかしくはないのかなと思うのである。

かなり突拍子もない予想であり、裏付けも何もないのであるが、ロレックスには予想がつかない部分があるしエクスプローラーIのこともあるので、デイトナのレディースサイズを2025年の新作予想としてまた記事を書いて公開したいと思う。

さて、そんなわけで、デイトナのメリットデメリットはそんなところだろうと思うが、総じて良い時計であることは変わらず、むしろどんどんと凄みを増してくるのだろう。

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