2025年にディスコン(廃盤)になったロレックスはどんなモデル?

オイスターパーペチュアル

2025年に廃盤になったロレックスはどんなモデル?

2025年、ロレックスは例年どおり静かに、しかし確実にいくつかのモデルをラインナップから姿消した。廃盤となったのは、単に「売れなくなった時計」ではない。むしろ、完成度が高く、役目を果たしきったがゆえに次の世代へバトンを渡したモデルたちである。長年(そうでない場合もある)支持されてきた定番仕様、時代の空気を映していたサイズ感やデザイン、そしてロレックスらしい堅実な機能美。2025年の廃盤モデルには、そうした“時代の区切り”が色濃く表れている。市場では早くも希少性が意識され、単なる生産終了ではなく「物語を持つ一本」として再評価が始まっているのが特徴だ。廃盤とは終わりではなく、ロレックスにおいては価値が別のフェーズへ移行する合図でもあるのである。

ロレックス オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ターコイズブルー セレブレーションモチーフ

ロレックス オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ターコイズブルー セレブレーションモチーフ
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ロレックス オイスターパーペチュアル36 Ref.126000 ターコイズブルー セレブレーションモチーフ

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ロレックス オイスターパーペチュアル31 Ref.277200 ターコイズブルー セレブレーションモチーフ

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ロレックス オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ブラック

ロレックス オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ブラック
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ロレックス オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ブルー

ロレックス オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ブルー
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ロレックス オイスターパーペチュアル31 Ref.277200 ブルー バー

ロレックス オイスターパーペチュアル31 Ref.277200 ブルー バー
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ロレックス オイスターパーペチュアル34 Ref.124200 ブルー バー

ロレックス オイスターパーペチュアル34 Ref.124200 ブルー バー
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ロレックス オイスターパーペチュアル36 Ref.126000 ブルー バー

ロレックス オイスターパーペチュアル36 Ref.126000 ブルー バー
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ロレックス デイトジャスト31 Ref.278274 アズーロブルー フローラルモチーフ

ロレックス デイトジャスト31 Ref.278274 アズーロブルー フローラルモチーフ
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ロレックス デイトジャスト31 Ref.278271 シルバー フローラルモチーフ

ロレックス デイトジャスト31 Ref.278271 シルバー フローラルモチーフ
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ロレックス ディープシーチャレンジ Ref.126067-0001

ロレックス ディープシーチャレンジ Ref.126067-0001
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ロレックス ヨットマスター42 Ref.226659 ファルコンズアイ

ロレックス ヨットマスター42 Ref.226659 ファルコンズアイ
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オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ターコイズブルー セレブレーションモチーフ

ロレックスの中でも異色の存在として語られるのが、この「セレブレーションモチーフ」のターコイズブルーである。41mmケースの堂々としたサイズ感に、カラフルなバブル状のモチーフが散りばめられた文字盤は、従来のロレックス像を軽やかに裏切る。堅実・保守的というイメージを覆し、「楽しむためのロレックス」を体現したモデルだ。視認性や実用性はあくまでベースとして確保されているが、それ以上に感情に訴えかけるデザインが特徴で、着ける人の気分を一段明るくする力を持つ。廃盤となったことで、その挑戦的な姿勢そのものが評価対象となり、今後は“時代を象徴するロレックス”として語られていく存在である。

オイスターパーペチュアル36 Ref.126000 ターコイズブルー セレブレーションモチーフ

36mmというロレックスの伝統的サイズに、セレブレーションモチーフを組み合わせたこのモデルは、遊び心と品のバランスが非常に優れている。41mmほどのインパクトはないが、その分日常使いでの馴染みが良く、派手さが自然に腕元へ溶け込む。カラフルな文字盤でありながら、決して子どもっぽくならないのは、ケースやブレスレットの完成度が高いからだろう。クラシックなサイズ感に現代的な感性を注ぎ込んだこのモデルは、ロレックスが「変化を恐れていない」ことを静かに示していた。廃盤後は、最もバランスの取れたセレブレーションモデルとして評価が定まっていく可能性が高い。

オイスターパーペチュアル31 Ref.277200 ターコイズブルー セレブレーションモチーフ

31mmのセレブレーションモチーフは、ロレックスの中でも特に軽やかな存在だ。サイズが小さい分、カラフルなモチーフが前に出すぎず、アクセサリー感覚で楽しめる仕上がりになっている。ジュエリーウォッチほど華美ではなく_toggleに, あくまで時計としての品格を保ちつつ、個性を表現できる点が魅力だ。実用時計としての堅牢性は他のオイスターパーペチュアルと同様で、気兼ねなく使えるのも大きい。セレブレーションモチーフの中では最も柔らかく、日常に寄り添うモデルであり、廃盤によって「さりげない遊び心を持つロレックス」として独自の立ち位置を築いていくだろう。

オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ブラック

一転して、こちらはロレックスの王道を体現する一本である。41mmケースにブラックダイヤルという組み合わせは、視認性、汎用性、そして飽きの来なさにおいて非常に完成度が高い。派手さはないが、その分どんな服装、どんな場面にも自然に溶け込む。セレブレーションモチーフと同時期に存在していたからこそ、このブラックダイヤルの「変わらなさ」はより際立っていたとも言える。廃盤となった今、改めてこのモデルは“普通であることの強さ”を象徴する存在として再評価されている。ロレックスが長年守り続けてきた価値観を、最も純粋な形で示した一本である。

オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ブルー

Ref.124300のブルーダイヤルは、ロレックスが長年培ってきた「実用時計としての完成形」を最も分かりやすく体現した一本である。41mmという現代的なサイズ感に、深みのあるブルーが組み合わさることで、スポーティさと落ち着きが同時に成立している。派手ではないが、光の当たり方で表情を変える文字盤は見飽きることがない。スーツにもカジュアルにも自然に馴染み、着ける人の立場や年齢を選ばない懐の深さがある。ロレックスらしい堅牢性と精度を日常で素直に楽しめる、まさに“王道中の王道”と呼ぶべきモデルである。

オイスターパーペチュアル31 Ref.277200 ブルー バー

31mmサイズのブルーバーインデックスは、控えめでありながら確かな存在感を放つ。ケースサイズが小さい分、ブルーの色味は柔らかく感じられ、上品さが際立つ仕上がりだ。バーインデックスによる視認性の良さと、シンプルなデザインが相まって、時計としての実用性も高い。アクセサリー感覚で着けられる一方、オイスターパーペチュアルらしい堅牢さは健在で、日常使いに一切の不安がない。主張しすぎず、それでいて確かな品質を感じさせるこのモデルは、長く付き合うほど信頼が深まるタイプの一本である。

オイスターパーペチュアル34 Ref.124200 ブルー バー

34mmのRef.124200は、クラシックとモダンの中間に位置する絶妙なサイズ感が魅力だ。ブルー&バーインデックスの文字盤は爽やかで知的な印象を与え、派手さはないが確実に洗練されている。大きすぎず小さすぎないため、腕元での収まりが非常に良く、長時間着けていてもストレスを感じにくい。オン・オフを問わず使える万能性があり、「これ一本でいい」と思わせる説得力を持つ。ロレックスの良心とも言えるバランス型モデルで、実用時計の理想形に近い存在だ。

オイスターパーペチュアル36 Ref.126000 ブルー バー

36mmのブルーダイヤルモデルは、ロレックスの伝統を最も色濃く感じさせるサイズとデザインの組み合わせである。過去の名作たちと同じ直径を持ちながら、現代的なムーブメントと仕上げを備え、古さは一切感じさせない。ブルー文字盤は落ち着きと若々しさを併せ持ち、年齢を問わず似合う懐の深さがある。派手な個性はないが、その分、使うほどに信頼感が積み重なっていく。ロレックスらしさを最も自然体で味わえる、完成度の高い一本である。

デイトジャスト31 Ref.278274 アズーロブルー フローラルモチーフ

アズーロブルーのフローラルモチーフは、デイトジャストの中でも特に詩的な存在である。淡く澄んだブルーを背景に、花を思わせる立体的なパターンが浮かび上がり、光の角度によって静かに表情を変える。31mmというサイズは主張しすぎず、それでいて確かな存在感があり、日常にも特別な場にも自然に溶け込む。フルーテッドベゼルとジュビリーブレスレットの組み合わせが、ロレックスらしい品格をしっかりと支えており、甘さに寄りすぎないのが魅力だ。実用時計でありながら、身に着ける人の感情に寄り添う、完成度の高い一本である。

デイトジャスト31 Ref.278271 シルバー フローラルモチーフ

シルバーダイヤルのフローラルモチーフは、華やかさと落ち着きが同居した非常に完成度の高いデザインだ。花の意匠はあるが、色味が抑えられているため装飾過多にはならず、むしろ知的で洗練された印象を与える。エバーローズゴールドとステンレスのコンビケースが柔らかな温度感を生み、時計全体に優雅な奥行きを与えている。31mmというサイズ感も相まって、長時間着けていても疲れにくく、日常使いでの満足度が高い。華美ではないが確実に特別、そんなロレックスを求める人に響くモデルだ。

ディープシーチャレンジ Ref.126067-0001

ディープシーチャレンジは、ロレックスの哲学を極限まで突き詰めた「思想の塊」のような時計である。11,000m防水という常識外のスペックは、実用性を超えて挑戦そのものを象徴している。RLXチタン製ケースは巨大でありながら軽量で、装着すると意外なほど現実的な着け心地を持つ。日常でこの性能を必要とする人はほとんどいないが、それでもこの時計を所有することには意味がある。それは、人類の限界に挑む精神を腕に着けるという行為だ。ロレックスが「道具」を超えた存在であることを示す、記念碑的モデルである。

ヨットマスター42 Ref.226659 ファルコンズアイ

ファルコンズアイ文字盤を備えたヨットマスター42は、スポーツロレックスの中でも特異な色気を放つ存在だ。天然石特有の縞模様は一本一本表情が異なり、まったく同じ個体は存在しない。その個性が、所有する喜びを強くする。ホワイトゴールドケースとブラックのセラクロムベゼルが重厚感を演出しつつ、オイスターフレックスブレスレットによって実用性も確保されている。ラグジュアリーでありながら軽快、力強いのにどこか艶やか。このモデルは、ロレックスが持つ「遊び心の到達点」と言えるだろう。

ロレックスはどうして廃盤にする?

ロレックスがモデルを廃盤にする理由は、「人気がないから」というものではない。むしろ、ブランドとしての完成度を維持し、次の時代へ進むための戦略的な判断であることがほとんどだ。

まず大きな要因として挙げられるのが、新しいムーブメントの登場である。ロレックスは精度や耐久性に対して極めて厳格で、新世代ムーブメントを投入する際、ケース構造や厚み、耐磁性能など全体設計を見直す必要が出てくる。その結果、従来の設計では対応できないモデルは自然と役目を終えることになる。これは進化のための整理であり、後退ではない。

次に、トレンドの変化も無視できない。ケースサイズや文字盤カラー、装着感に対する価値観は時代とともに移り変わる。ロレックスは流行を追いすぎることはないが、無視もしない。市場の空気を読みながら、静かにラインナップを調整し、役割を終えた仕様を廃盤とすることで全体のバランスを保っている。

さらに現実的な理由として、製造コストと生産効率がある。ロレックスは自社一貫生産を徹底しており、部品点数や仕上げ工程が多いモデルは、長期的に見ると非効率になる場合がある。特に特殊文字盤や限定的な仕様は、一定期間をもって整理されやすい。

ロレックスの廃盤とは「切り捨て」ではなく、「次の完成形へ向かうための区切り」なのである。

まとめ

今回挙げられた一連のロレックスを通して見えてくるのは、ロレックスというブランドが単に「高級時計を作る会社」ではなく、時代との距離感を極めて慎重に測りながら進化を続ける存在だという点である。

オイスターパーペチュアルの各サイズ・各色、特にターコイズブルーやセレブレーションモチーフは、その象徴だ。従来のロレックス像からすれば大胆で、遊び心すら感じさせるデザインでありながら、根底にある堅牢性や精度、普遍的なケースデザインは一切揺らいでいない。つまりロレックスは、「変わらないために、あえて変わる」という選択をしたのである。廃盤となったこれらのモデルは、流行を追った結果ではなく、時代の空気を一度受け止め、役目を果たしたからこそ静かに姿を消した。

一方で、ブルーやブラックといった定番カラーのオイスターパーペチュアルは、ロレックスの軸の強さを示している。派手ではないが、完成度が高く、どんな時代でも通用する。だからこそ廃盤になった今、その「普通であることの価値」が再評価されている。ロレックスにおいて、定番とは決して停滞ではなく、最も研ぎ澄まされた到達点なのだ。

デイトジャスト31のフローラルモチーフは、実用時計と装飾性の境界を丁寧に探ったモデルである。華やかさはあるが過剰ではなく、日常に寄り添う。そのバランス感覚は、ロレックスが装飾を“逃げ”ではなく“表現”として扱えるブランドであることを示している。

さらに、ディープシーチャレンジやヨットマスター42 ファルコンズアイに目を向けると、ロレックスのもう一つの顔が浮かび上がる。それは「技術と思想の誇示」である。実用を超えたスペック、天然石という不確定要素をあえて取り入れる姿勢。これらは売れ線を狙ったものではなく、ロレックスが自らの限界を押し広げるための試みだ。

そして廃盤という判断は、新ムーブメントへの移行、トレンドの変化、製造効率といった現実的要因を含みながらも、最終的には「ブランド全体の完成度」を最優先した結果である。ロレックスは常に全体を見て、不要になったものを静かに整理する。その過程で生まれる廃盤モデルは、結果として強い物語性を帯びていく。

これら一連のロレックスは、終わったから価値が生まれたのではない。完成したから、次へ進むために役目を終えた。その姿勢こそが、ロレックスを特別な存在であり続けさせている理由なのである。

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