ロレックス・現行サブマリーナの一覧と定価・中古も買えない?いや、まだ大丈夫、一生モノとしてどう?

サブマリーナ

現行サブマリーナの一覧と定価

ロレックスのバリーエーションがじわじわと増えてきた。

ロレックスはこれまであらゆるシーリーズでほんの数個しか種類を展開していなかったので把握することが楽だった。

デイトナはこれとこれ、サブマリーナこれとこれとこれ、という風にシリーズ化されたものの中からさらに素材別に細分化すれば割と全種類を記憶に留めておくことが出来た。

しかし今のロレックスはそうではない。

エバーローズゴールドが登場し、ベゼルがセラミックになり、ベゼルに色がで初めてからは旧型と新型でベゼルとダイヤルの組み合わせが変わったり、新しいタイプのコンビが登場したり、ブレスレットが二種類用意されたりと、一瞬考えなければ分からないくらいの種類にまで膨れ上がっている。

今回現行モデルのサブマリーナを一覧化してみようと思うわけであるが、数を最初に言ってしまうと、なんと8種類も存在しているのである。

1シリーズで8種類、現行品のみである。

ロレックスには現在、14だったか15だったかシリーズが存在するので、現行品だけでかなりの数になる。

一過性の流行を取り入れたデザインをたくさん生み出しているデイトジャストをレディース込みで数えれば実はかなりの現行品がロレックスには存在していることになるのだ。

もはや僕はデイトジャストに関してはあまり把握しておらず、有名なスポーツモデルくらいは知ってるかなという感じであり全てを知り尽くしているわけではなく、ムーブメントはどれを使っているかなどは大体のことしかわからないのである。

それほどロレックスはバリエーションという意味では多角化しており、ロレックスという硬い性格は残しながらも幅広いニーズに対応したデザイン展開をしている。

ではどんなモデルが存在しているのか、今日はサブマリーナの一覧を定価とともに見ていこうと思う。

まずはステンレススチール素材から。

サブマリーナ デイト SS ブラックベゼル x ブラックダイヤル Ref.126610LN

定価 : ¥1,481,700

まずは一本めはサブマリーナといえば、というくらいお馴染みのデイト付きサブマリーナのブラック x ブラックの一本。

もはや説明は不要であるくらい、日本人に浸透したダイバーズウォッチ。

ダイバーズウォッチ見えないくらい普通になっているので、この腕時計に防水性300メートルもあることを知らないユーザーもいるくらいである。

持つことがステータスになった良い例であるが、サブマリーナにはそれだけブラックホールのような吸引力があると言っても過言ではない。

文字盤の黒がブラックホールのように見えないだろうか。

サブマリーナ デイト SS グリーンベゼル x ブラックダイヤル Ref.126610LV

定価 : ¥1,555,400

そして次はグリーンベゼルとブラックダイヤルを合わせた第三代目のグリーンサブマリーナである。

サブマリーナの緑色ベゼルのモデルが登場したのは2003年、サブマリーナ誕生50周年を記念して登場したときはかなり話題になったのではないだろうか。

初代グリーンサブは今のように文字盤も黒で、3代目にしてまたブラックダイヤルを採用することになったわけであるが、文脈からもわかるように2代目はダイヤルもグリーンのシルバー x グリーンというツートンだったのである。

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サブマリーナ ノンデイト SS ブラックベゼル x ブラックダイヤル Ref.124060

定価 : ¥1,318,900

サブマリーナの中で唯一デイトがついていないのがこれ。

デイトモデルに比べるとやけにすっきしりしているが、ミニマリストのサブマリーナといった具合に見事にデイトもサイクロップもついていない。

1954年に初めてサイクロップレンズが搭載されたモデルがロレックスから発表されたわけであるが、2024年でサイクロップレンズ誕生70周年を迎えた。

創業者のハンスウィルスドルフ氏の奥さんが近視であったことから生まれた機能であるが、メルセデスベンツが奥さんの買い物のために車を作ったという逸話と似ている。

奥さんのために何か作れば成功する確率が上がるのかもしれない。

であるとすると、よほどのミニマリストでない限りサイクロップレンズがあった方がよりロレックス的だということが出来るが、その人気はやはり価格に反映しているのだろうと思う。

定価はデイト+サイクロップレンズの方が高額であるが、市場の人気もまたデイトの方が上である。

とはいえ、ノンデイトも200万円を超えそうな勢いで上昇しており、入門ロレックスの一つであったノンデイトサブはもはや本気時計になりつつある。

200万円で買えるなら良いじゃん、と言われるよな時代が来るのかもしれない。

そして次はコンビモデルを見てみよう。

サブマリーナ デイト SS x YG コンビ ブルーベゼル x ブルーダイヤル Ref.126613LB

定価 : ¥2,043,800

サブマリーナ デイト SS x YG コンビ ブラックベゼル x ブラックダイヤル Ref.126613LN

定価 : ¥2,266,000

コンビモデルはそれぞれにベゼルの色とダイヤルの色を合わせたツートンを基調とした色使いを採用している。

おそらくであるが、その理由はベゼルの色とダイヤルの色をコンビモデルで同一しないとすると、色が四色になってまとまりがなくなるからなのではないかと思う。

確かにそういうモデルはあるにはあるが、基本的にはちょっとうるさい感覚がある。

掻き乱れた当初のようなまとまりのなさと言おうか、ある程度の配色数は決めていた方が全体としての絵面も綺麗なのであって、最終的に売り上げに影響を与える。

シルバー x イエローゴールド x ブルー、シルバー x イエローゴールド x ブラック、という三色で統一すればシリーズ全体のまとまりも出来、潜在的にサブマリーナはスッキリとしているイメージが備わる。

色というのはすごく大事で、配色のみによる商標登録もあるくらいだ。

例えば白黒青だとMONO消しゴムを思い出すし、緑オレンジ赤だとセブンイレブンを思い出す。

そういった配色に関するモデル展開にはロレックスはかなり慎重になっているはずで、グリーンサブに黒いダイヤルを合わせたことが今後価格にどう影響するのかは時代の好みも出て来ると思うので注目に値すると僕は感じている。

最後にゴールド素材を見てみよう。

まずはイエローゴールドから。

サブマリーナ デイト イエローゴールド ブルーベゼル x ブルーダイヤル Ref.126618LB

定価 : ¥5,615,500

サブマリーナ デイト イエローゴールド ブラックベゼル x ブラックダイヤル Ref.126618LN

定価 : ¥5,615,500

ステンレス素材のモデルに比べて、ちょっと面白いことに気がつくはずだ。

ベゼルの色による定価の違いがないのである。

ステンレスモデルではグリーンとブラックで定価が違っているのである。

これは一体?

グリーンサブの人気がすごいので定価が釣り上がってしまったのではないだろうか。という他ない。

人気が上昇すれば定価に反映し、定価は市場に影響を与える。

人気が価格にダブルパンチをお見舞いするわけであるが、ロレックスの人気シリーズの注目度は末恐ろしいものがある。

イエローゴールドのサブマリーナに話を戻そう。

皆さんはどちらがお好みであろうか。

僕は完全にブルーだ。

ゴールドとブルーの組み合わせは非常にゴージャスで、ゴージャスという言葉が軽く感じてしまうほど高貴な存在に見える。

そう、高貴という言葉がしっくりくる組み合わせであるがホワイトゴールドとブルーベゼルの配色もまた乙である。

サブマリーナ デイト ホワイトゴールド ブルーベゼル x ブラックダイヤル Ref.126619LB

定価 : ¥6,044,500

そして最後はホワイトゴールドとブルーベゼルを合わせた一本であるが、現行モデルに2代目となるこの1本、実はダイヤルがブラックに変更されていて先代モデルのブルー x ブルーの方が良かったという意見も少なくない。

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もちろん個人的な感覚であるのでなんともいえないが、僕としてはイエローゴールドのようにツートンで仕上げて欲しかったというのが個人的な感想である。

まとめ

特にまとめることもないが、こうして見てみるとサブマリーナの8種類も割と簡単に把握できるのではないだろうか。

基本的にはロレックスはステンレスモデルが一番人気であるから、ゴールド素材のモデルは記憶に留めておくだけで良いと思う。

定価を見ていてもステンレスモデルのサブマリーナは現在の価格と定価との差がやたら激しいのがわかる。

それも需要が一番関係しているわけであるが、全体的に高額になっているなというのが最終的な感想である。

サブマリーナはやはりサブマリーナですごくカッコいい存在であるだけに手に届かない腕時計になってしまうのだろうなと感慨深く見守っている状態である。

200万円台である今ならまだ手に入りやすいが、300万円という心理的大台に乗るとまたちょっと意味合いが変わってくるのだろうと感じた。

とは言えそこはロレックス、一生モノの腕時計と言えるクオリティとブランド力は十分すぎるほどに備えている。

サブマリーナはジェームズボンドも着用していた腕時計であるからして、男の夢でありロマンが詰まっている。

確かにジェームズボンドはデイトナも後に使用しているし、007といえばデイトナをしているんじゃない?というイメージであるが、スパイとして有用なのはどちらかというとサブマリーナの方なのであリ、ジェームズボンドの元祖でありショーンコネリーはサブマリーナを使用している。

ロジャームーアも然りだ。

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