カンパノラ 2024年新作コスモライン・星座早見機能、日の出日の入り時刻がわかる幻想的モデル

カンパノラ

カンパノラとは?

カンパノラと聞けば何を思い出すだろう?

僕は腕時計ブランドを思い出すし、宮沢賢治の銀河鉄道の夜のカムパネルラも思い出す。

カンパノラが生み出す腕時計が幻想的で美しさを放っているのは、そのようなイメージをブランド自体が持っているからではないのかと思えてくる。

というのも、紀元5世紀ごろに時を知らせる鐘がカンパニア地方のノラというところにあったことがイタリア語の『鐘』であるカンパネラという言葉になったと言われており、時計ブランドのカンパノラのロゴが二つの鐘が合わさったような形をしているのはそれが由来なのである。

時を知らせる鐘がブランドモチーフになっていながらも、幻想的な腕時計も大きなコンセプトとなっているのにはやはり宮沢賢治の銀河鉄道の夜の世界観が大きくブランドが持つイメージを形作っているのだと思う。

そして僕はカンパノラが結構好きで、実は僕自身すごく気になる一本として頻繁にチェックしているのである。

確かに僕の好みとしては基本的にはスイスの腕時計が大好きである。

しかし無碍に国産品を避けるということはしたくなく、例えスイスウォッチが大好きであっても良いものは良いものといったアンテナを張り巡らせるようにはしているのである。

カンパノラは国産メーカーでは一番好きであるし、例え機械式ばかりでなくてもそれはそれ利便性や実用性という意味では完全機械時計を凌駕しているのである。

カンパノラの芸術性はムーブメントに求めるのではなく、その幻想的な見た目と安価で手に入るパーペチュアルカレンダーに見出しており、モデルによっては非常に美しく腕元を飾ることができるのである。

カンパノラ コスモサイン Ref.AO4016-11E

ケース径 : 45.0mm
ケース厚 : 14.1mm
ケース素材 : ステンレス(デュラテクトDLC)
防水性 : 日常生活用防水
限定 : 世界限定150本
価格 : 396,000円(税込)

2024年に発表されたカンパノラの新作であるがこれもまた例外ではない。

すごく複雑な見た目をしているが、実際複雑であるし慣れるまで時間がかかるのがカンパノラの面白いとこである。

永久カレンダーが入っているものもあれば、今回の新作モデルのように星座や明るさ4.8等以上の恒星(1027個)、星雲星団など、星を表示しているところがとても幻想的であるし綺麗だ。

月齢や日の出日の入りなどもわかるようになっていて、スイスメーカーのコンプリケーション顔負けの複雑さである。

あらゆる複雑な機構を搭載した腕時計が結果として見せるものは外見の複雑性でもある。

あらゆる数値を表示するためには文字盤に所狭しと機能を配置しないといけないからであるが、今モデルの良いところは当然そのような特徴を備えているのであるが文字盤が非常に芸術的であると言える点である。

幻想的な見た目はさることながら、どこかジャクソンポロックの絵画のような雰囲気も持たせている点で非常に興味深いと感じる。

ジャクソンポロックのナンバー17Aという作品は世界で最高落札額の10位以内に入っている作品で一度見ると忘れられない抽象画になっているのであるが、一度実物を見て見たいと感じるのである。

こんな感じである。

まとめ

さて、そんなわけでカンパノラの星座盤モデルのコスモラインで登場した2024年の新作であるが、カンパノラは実は結構奥が深いブランドで、ご存知2000年にシチズンが母体の高級腕時計メーカーとして出発したブランドであるのだが、車でいうとトヨタとレクサスと全く同じような関係である。

シチズンがリリースしているという点でなかなか高級メーカーという位置付けになれない部分はあるのだが、僕はカンパノラはどこか他とは一線を画した可能性を秘めていると感じている。

というのも、カンパノラがコンセプトとしている宇宙や星座や永久カレンダーなどの永遠性といった共通点は珍しく他のスイス時計の中ではあまり見られないコンセプトであるからだ。

現存するスイスの時計メーカーはどれもがオリジナルな哲学を頑として守り貫いているわけだが、カンパノラもまたそのフィロソフィーをブランド全体で堅持している。

永遠性と表現したのは当然僕が個人的に感じた共通項であるのだが、カンパノラはシリーズは違えど、ブランドとして一貫したものを持っているわけでそこが日本企業にはなかなか見られないコンセプトという意味で僕はカンパノラというブランドがとても好きなのである。

このモデルは世界限定150本という数に限りがあるモデルで、価格帯も30万円台とスイス時計であれば10倍以上はするであろう割安な設定になっている。

当然電池式という点で価格は抑えられるのであろうが、実質販売価格では妥当な範囲であると思う。

むしろ定価の価格がこれであるから、いづれ20万円台後半にまで落ち着く可能性もある。

シチズンフラッグシップストアとシチズンプレミアムドアーズのみでの販売であるので実際は日本限定といった方が良いのかもしれない。

こちらの動画も紹介されているので、質感やサイズ感などが知りたい方は是非ご覧あれ。

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