ユニークで変でおもしろい腕時計ランキング4選

HYT
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変な腕時計

世の中には非常に面白い腕時計がたくさんある。

時間を表示するという機械は今では針が回って数字を指すというのが一般的であるが、現代人の創造性や技術力を持ってすればいとも簡単に新しいタイプの時計が作れたりする。

昔の人も考えついたアイディアもたくさんあろうが、今ほど考えを具現化することがたやすくなった時代はこれまでになかったように思うし、それはこれからもどんどんと加速していくだろうと思う。

通常、腕時計のような精密なものを作るには特殊な工場や特殊な機械がなければ出来なかったしそれを作り出すのにも大変なコストがかかっていたものであるが、現代のグローバル化や知識知能などの平均化、あらゆる情報が俊敏に広く伝わる情報時代においては誰もが比較的簡単にアイディアをしかも低コストで実現できるようになってきているのである。

これから紹介する面白いユニークで変な時計というのは今よりも若干前に作られたものであるが、それでも現代がもたらす恩恵を享受した結果なのではないかと思うし、これからも変な腕時計はたくさん登場するのだろうと思う。

それでは面白い腕時計を紹介しよう。

アジムート

ルーレット オートマティック Ref.AS1RTBSC

一目見ただけで風変わりでギャンブリーな腕時計というのがわかるが、実際にそういう腕時計である。

リューズを押し込むことでルーレットが周り、ミニカジノを腕元で楽しむことができる機構が搭載されているのである。

実際どんな人がターゲットになっているのかはわからないが、これは単純に奇抜なアイテムが好きな人に向けたちょっとした小道具のような存在であるが正直僕も欲しいと感じるのは何故だろうか。

腕時計マニアやコレクターの中にはこういった遊び心あふれる存在を愛でるのが趣味の一つだという人もいて、僕にはこういった風変わりな腕時計をコレクションしたい人の気持ちがよくわかるのである。

アジムートにはこんな感じのルーレットダイヤルのような時計がいくつか存在しており、今回紹介しているのはその中でも一番目を引く面白いものを紹介している。

時計の精度や防水性に関しては謎な部分が多いが、20万円台という価格帯であれば遊び半分で購入しても痛くはないだろうし、話題性という面で言えばそれ以上のリターンがあるような気はする。

そういった意味ではちょっと高価なパーティグッズしかしずっと使える、といった位置付けとして十分な価値を持っているように感じる。

HYT

液体を時計に使用しようなどと誰が思いつくだろうか。

冒頭に昔の人も過去には考えたかもしれないとい触れたばかりだが、化学が可能したこの手のタイプの腕時計に関しては話が違うだろう。

計時システムがそもそもこれまでの概念を根本的に覆すアイディアで実現されており、2種類の液体の境目が時を知らせるという発想は非常に新しくかつ斬新なものである。

基本的な構造はこうだ。

6時位置に配置された蛇腹が稼働することによって2種類の決して混ざり合うことのない液体が円状に曲げられたプレキシガラスの中を移動し、色の境目がアワーを知らせる仕組みになっているのだが、機構としてもユニークだし表示としてはかなりユニークであり、そして素晴らしく変である。

もちろん褒め言葉であるのだが、2012年に発表されたH1からずっとHYTはこの液体時計を作り続けている。

Ref.361-TP-01-GF-AG

こちらのモデルはウブロのMPシリーズのような雰囲気を醸し出しているが、基本的には先ほど紹介したモデルと構造は似ている。

計時を横棒状にしレギュレーターのようにしている点が変更されているのだが、円状のガラスだろうが棒状のガラスだろうが、ユニークさは変わらないしどちらも非常に面白い腕時計だと言える。

ヌーシャテルに本拠地を構えるスイス発の面白い腕時計メーカーであるが、発表する作品は希少性もあり価値がどんどんと高まっているようである。

高額なものになると4000万円を超える定価が付けられており、腕時計マニアの富裕層にしてみれば気になる存在なのではないだろうか。

正直僕も一本欲しい。

ちなみにヌーシャテルには国立天文台がある。

ロマンジェローム

段々と市民権を得てきたロマンジェローム。

今じゃ結構知られた存在になっているが、タイタニックと関係があることをご存知だろうか。

タイタニックに使用された鋼鉄を使ってケースが製造されているのがロマンジェロームの大きな特徴であるのだが、なかなかにロマンが詰まった腕時計だと言えないだろうか。

ウブロやパネライのように新しい素材を自社で生み出すような技術力の高いメーカーはあるが、意味を含んだ素材を使用するところは珍しい。

他にもタイタニック号から石炭などを塗料として使用したりと、タイタニックの遺伝子をこれでもかと注ぎ込んでいるのがロマンジェロームなのであるが、文字盤に関してマリオやドンキーコングなどとコラボしていたり、ここでしか手に入らない腕時計をたくさん作っている。

唯一無二とはこういったことだろう。

非常にユニークであり変であるが、僕はドンキーコングモデルが欲しいと思っている。

ガガミラノ

ガガミラノの腕時計もちょっと変わっている。

パテックフィリップが誕生して間もないころ、作家のレフ・トルストイは同社に懐中時計を依頼したという。

時は過ぎ、今では懐中時計を使用する人はほとんどおらず、いるとすればそれは様式美を重んじる方なのであろうがそれはそれですごく素敵である。

現代の腕時計はいかにコンパクトに如何に薄くするかということにはなってないが、それはデカ厚時計が流行しているからでその必要性がないのが大きな理由であるが、しようと思えばいくらでも薄く小さく出来るのは現代の技術力をみれば明らかである。

ガガミラノは時代をあえて逆行しているのか、新しい風を巻き起こしているのか、そのどちらもなのか分からない、懐中時計を腕に載せたようなとてもユニークな腕時計を作っているのだが、このメーカーのベースとなっている企業哲学というのもまた風変わりで面白い。

志村けんさんがガガミラノが大好きでたくさん愛用しておられたし、亀田兄弟もガガミラノの愛用者である。

山田涼介さんもガガミラノを着用しているのがテレビ番組などで確認されているし、割と幅広いニーズがあるみたいだ。

まとめ

非常にユニークな腕時計ばかりであるが、アイディアを出そうと思えばいくらでも変な腕時計のコンセプトは考えつきそうである。

しかしそれを実際に形にしようとすると難しいとあらゆる困難な場面に遭遇するだろう。

しかし上述したようなユニークな腕時計が世の中に数多く存在するのは、所有するしないにかかわらず見ていて楽しいし、買わないとわかっていても選択肢が存在することでワクワクする気持ちも生まれる。

個人的にはこの中ではロマンジェロームのマリオとかドンキーコングモデルやHYTの液体ウォッチが欲しいと思うのだが、どちらも数百万円という高額なのでアジムートのようにジョークとして購入するには少々勇気がいる価格帯である。

とはいえ、先に述べたようにこういったエンターテイメント性の高い腕時計は見ていて面白いものだし、実際リシャールミルやジェイコブの腕時計もこっち系の腕時計である。

ここずっと資金を研究開発に回し、ものすごいブランドへと成長していった両社だが、やはり遊び心というものは常に共通する部分として残っている。

そういった意味でも今回紹介した時計メーカーは面白い存在だと思うし、ポテンシャルもあるのではないかと思えるのである。

また面白い腕時計があれば紹介していこうと思う。

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