ロレックス新作予想 2026
毎年のように世界中の時計ファンの視線を集めるロレックスの新作発表。その中でも「まだ存在しないモデル」を想像する時間は、単なる噂話ではなく、ロレックスというブランドの思想や次の一手を読み解く知的な遊びである。ロレックスは決して奇抜な変化を好まず、常に過去の延長線上に未来を描いてきた。だからこそ、新作予想にはデザインの流行、素材の進化、ムーブメントの成熟、そしてブランドが今どこを見据えているのかという“意図”が色濃く反映される。
デイトナやサブマリーナ、GMTマスターといった不動の定番に、どのような変化が加えられるのか。あるいは1908のようなクラシック路線が、どこまで複雑機構へ踏み込むのか。プラチナやロレゾール、メテオライトといった素材の使い方ひとつにも、ロレックスらしい抑制と計算が存在する。新作予想とは、単なる「当たる・外れる」の話ではなく、ロレックスが次の時代にどんな価値観を提示しようとしているのかを想像する行為に他ならない。本稿では、2026年を見据えたロレックス新作予想を通じて、その静かだが確かな進化の方向性を読み解いていく。
ロレックス デイトナ ホワイトゴールド ルマン24 100周年記念特別モデル Ref.126529LNロレックス デイトナ ホワイトゴールド ルマン24 100周年記念特別モデル Ref.126529LNの一覧、価格、在庫などの最新情報はこちら>>
デイトナ ルマンPT 126526LN

デイトナ ルマンPT 126526LNは、プラチナケースにブラックベゼルとルマン関連カラーを合わせたスペシャル版である、という予想である。プラチナ特有の静かな輝きに、ル・マンの歴史を象徴する濃色が映え、サーキットを思わせる精悍さを演出する。文字盤はブラックサンレイ仕上げで視認性に優れ、クロノグラフ針やインダイヤルのアクセントにルマンブルーやレッドを配する可能性が考えられる。デイトナ伝統の3カウンター配置に加え、ケースバックにはルマンの名と勝利の象徴が刻まれることで、レーシングファンに特別感を提供する。プラチナ素材の高密度な質感は所有する満足感を高め、ルマンとの結びつきがロレックスのスポーツクロノグラフのもう一つのストーリーを描くであろう。
デイトナ ルマンPT(ターコイズ)

こちらはデイトナ ルマンPTのターコイズ文字盤版という予想である。プラチナケースの冷たい輝きに、鮮やかだが落ち着きのあるターコイズカラーを組み合わせることで、爽快感と高級感を同時に演出する狙いだ。ターコイズは近年のトレンド色として複数ブランドで採用され、特にスポーツウォッチに新鮮な空気を吹き込む色とされる。クロノグラフ針やインダイヤルのサブダイヤルはブラックやシルバーでコントラストを付けることで、視認性とデザイン性を両立。ルマンとの関連性はカラーリングと限定刻印で表現され、日常使いにも馴染む一方で、レーシング由来の刺激的な個性も打ち出す。華やかさとスポーティさを両立させるデイトナの新解釈となるだろう。
デイトナ ルマン イエローロレゾール 126523LN

デイトナ ルマン イエローロレゾール 126523LNは、イエローロレゾール(YG×SS)でルマン仕様のデイトナという予想だ。18Kイエローゴールドとステンレスのコンビネーションは、レーシングの視認性と豪華さを両立する。文字盤はブラック/グレー基調にイエローのアクセントを配し、ルマンのラインやロゴをさりげなく盛り込む可能性が考えられる。スポーツクロノグラフとしての実用性を保ちながら、ロレゾールならではの明るい表情で、日常にも馴染むゴールドの存在感を演出する。
GMTマスターⅡ ジュビリーブレス 126715CHNR

GMTマスターⅡ 126715CHNRにジュビリーブレスを組み合わせたモデルの予想である。従来CHNRはオイスターブレス主体であったが、ジュビリーブレス採用によりエレガントな装いが加わることで、実用性とラグジュアリー性のバランスが強化されると考えられる。ベゼルはブラウン/ブラックの“チョコレート”コンビカラーを踏襲しつつ、5連構造のジュビリーブレスが手首に柔らかなフィット感と視覚的美しさを提供する。GMT機能はそのままに、世界を旅するスタイルを強調。ビジネスシーンでも使用できる落ち着いた雰囲気により、スポーツからフォーマルまで幅広い装いに対応する。既存のGMTⅡとは異なる静かな高級感を持つ“旅時計の新解釈”になるであろう。
ランドドゥエラー RG×SS ロレゾールモデル

ランドドゥエラー RG×SS ロレゾールモデルは、エバーローズゴールド(RG)とステンレススチール(SS)のコンビで仕上げられたランドドゥエラーの新解釈版であるという予想である。このモデルでは、堅牢かつプロ仕様のランドドゥエラーにラグジュアリーな色調が加わり、ダイバーズとしての実用性と日常使いのエレガンスが共存する。
ベゼルやリューズ、ブレス中駒にエバーローズゴールドを配したことで、光の下で豊かな色味が顔を出し、ただのオールステンレスモデルにはない華やかさを備える。文字盤はブラックやダークブルーなど落ち着いた色調が想定され、視認性の高いインデックスと針が海中でも瞬時に時刻を伝える。サイクロップレンズや日付表示も装備し、ランドドゥエラーらしいプロ仕様の機能はそのままに、見た目の印象が大きく洗練される。
ロレゾール仕様は、スポーツウォッチとしての強さとドレスウォッチとしての品格を同時に成立させる。ランドドゥエラーはもともと耐圧性能や防水性、耐衝撃性の高さで評価されるモデルだが、RG×SSの組み合わせにより“スーツにも似合う高級ダイバーズ”の位置づけが強まるだろう。一方で過度な装飾を避け、素材の質感と仕上げの良さを前面に出すロレックスらしいバランス感も健在である。
この予想モデルが実現すれば、新しいランドドゥエラーの魅力を提示することになる。単なる色替えや素材違いではなく、スポーツ性能と上質な装いを同時に楽しめるという、新たな価値観を持ったロレックスの提案になるであろう。
サブマリーナ WG×メテオライト

サブマリーナのホワイトゴールド(WG)ケース × メテオライト文字盤モデルは、ラグジュアリー路線のサブマリーナの象徴的な一手である。メテオライトは隕石の結晶構造が生む独特の模様が特徴であり、WGケースとの組み合わせにより“宇宙の時間”を腕元で感じさせる。サブマリーナの回転ベゼルや大ぶりのインデックスはそのままに、文字盤の表情がひとつとして同じものがない個体差を持つ。海洋探検という起源を持つモデルに“宇宙”の質感を加えることで、時間という概念の普遍性を象徴する一本となるであろう。
1908 ムーンフェイズ

1908 ムーンフェイズは、ロレックスが近年力を入れているクラシック路線をさらに深化させたモデルとして予想される一本である。1908という名称は、ロレックスが腕時計ブランドとして商標登録を行った年に由来し、同コレクションは実用一辺倒ではなく、時計文化そのものへの敬意を込めたシリーズだと考えられる。そこにムーンフェイズを組み合わせることで、ロレックスとしては極めて珍しい「詩的な複雑機構」を正面から取り入れることになる。
ケースは39mm前後のエレガントなサイズ感で、素材はイエローゴールドやホワイトゴールド、あるいはプラチナが想定される。文字盤はシルバーやホワイトを基調とし、6時位置に配されたムーンフェイズが静かに存在感を放つ構成となるだろう。月の表現は過度に装飾的ではなく、あくまで端正で抑制の効いたデザインとなり、ロレックスらしい品格を保つはずである。
このモデルが実現すれば、精度や堅牢性を最優先してきたロレックスが、「時間を楽しむ」「夜空を眺める」という感情的価値を明確に提示する転換点となる。1908 ムーンフェイズは、効率や実用を超えたところにある“余白の美しさ”を腕元で味わうための、静かで贅沢なロレックスになると予想されるのである。
エクスプローラー36 YG無垢

2026年ロレックス新作予想として挙げられる「エクスプローラー36 YG無垢」は、36mmというクラシックなサイズにイエローゴールド無垢ケースを組み合わせた大胆な解釈モデルである。エクスプローラーは本来、過酷な環境を想定した堅牢性と視認性を最優先した実用時計として誕生した。その背景を持つコレクションに、無垢ゴールドの華やかさを纏わせるという発想は、一見すると矛盾するように思える。しかし、それがロレックスの“実用性とラグジュアリーの両立”という美学に新たな視点を与える可能性は高い。
YG無垢は単に豪華さを演出するだけでなく、素材としての質感と存在感を着用者の身体感覚に直接伝えるという役割も果たす。36mmという落ち着いたサイズ感は、現在の大型化トレンドとは一線を画し、歴史的なプロポーションを尊重しつつ黄金の輝きを品よく演出するだろう。エクスプローラーの文字盤は例年通り高い視認性を保ちながら、YGの柔らかな光沢と相まってドレスウォッチとしての完成度も高めるはずである。この予想モデルは、「実用時計でありながら身につける歓びを最大化する」というロレックスの新たな提案となる可能性を秘めている。
まとめ
2026年のロレックス新作を想像していると、正直なところ「待ちきれない」という感情が先に立つ。毎年の新作発表は時計ファンにとって恒例行事ではあるが、2026年は特に、その期待値が異様なほど高まっているように感じられる。それは単なるモデルチェンジの年ではなく、ロレックスが次の時代へどんな価値観を示すのか、その“姿勢”が見えてきそうな節目だからだ。
デイトナ ルマンのさらなる展開や、GMTマスターⅡのブレスレット構成の変化、サブマリーナにおける素材の新しい使い方など、どれも噂の段階でありながら妙に現実味がある。ロレックスは決して思いつきでモデルを生み出さない。必ず歴史や実績、技術の積み重ねがあり、その延長線上でしか新作は生まれない。だからこそ、予想が予想で終わらず、「もしかしたら本当に来るのではないか」と思わせる説得力を持ってしまう。
特に心を掴まれるのは、1908 ムーンフェイズのようなクラシック路線の進化だ。ロレックスがこれまで慎重に避けてきた“情緒”や“詩的な複雑機構”に、もし本格的に踏み込むとしたら、それはブランドにとって大きな転換点になる。実用時計の王者が、時間を楽しむ余白をどう表現するのか。その答えを早く見たくて仕方がない。
一方で、エクスプローラー36 YG無垢のような予想は、ロレックスの奥深さを改めて感じさせる。冒険用の道具であったモデルを、素材の力でまったく別の表情に仕立て直す。その大胆さと抑制の同居は、他のブランドには真似できない。実用性と贅沢さを同時に成立させるという、ロレックスらしい難題への回答がそこにある。
2026年の新作は、派手な革命ではなく、静かな確信に満ちた進化になるはずだと感じている。だからこそ、発表の日が近づくほど落ち着かない。どんなモデルが出るのか、どれが当たり、どれが外れるのか。それ以上に、ロレックスが「今、何を大切にしているのか」を早く知りたい。その答えが示される瞬間を想像するだけで、時計好きとしての心拍数は自然と上がってしまうのである。
ロレックス 新型デイトナ アイスブルー Ref.126506
ロレックス 旧型デイトナ アイスブルー Ref.116506
ロレックス 1908 ホワイトゴールド Ref.52509
ロレックス 1908 イエローゴールド Ref.52508
ロレックス 1908 プラチナ Ref.52506
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