ロレックス・グリーンサブマリーナを愛用する芸能人
ロレックスのフラッグシップといえばデイトナが一番真っ先に思い浮かぶモデルだろう。
ナンバーワンのシリーズといえば誰もが認めるのがデイトナの存在であるが、デイトナはロレックスの中の一番だけでなく、腕時計の世界の中でも一番という印象を与える。
それくらいロレックスのデイトナといえばすごい存在であるし、その凄さや人気は価格にも影響を与えている。
なかなか購入することができない価格帯にまで上昇しており、その高騰ぶりは天井を知らない感じだ。
デイトナの人気もさることながら、その次に人気であるのがサブマリーナだろうか。
デイトナの人気に負けず劣らずすごい人気を誇り、シリーズによってはデイトナの一番人気が低いモデルを上回る値段の高騰を見せているのが今のサブマリーナなのであるが、そのサブマリーナというのが今回紹介するグリーンサブなのである。
こちらの記事でも紹介しているが、サブマリーナのグリーンベゼルのモデルがデイトナのあるシリーズを超える値上がりを見せているのだ。
この辺りがどのように価格推移していくのかは未知なので予想がつかないが、価格逆転現象というのはみていて面白い。
グリーンサブは実際元々あったブラックサブよりも後発で、後から登場したにもかかわらず黒いモデルよりも人気が高いことが現代の流れである。
こちらの記事でも紹介しているが、サブマリーナのグリーンモデルが人気なのは他にグリーンベゼルが存在しないという点と、その中でも二代目のグリーンサブが一番人気である理由がダイヤルの色にあるという点だ。
左利き用のGMTマスターIIに半分だけグリーンなベゼルのモデルが登場したわけだが、それでもフルでグリーンなベゼルのモデルはグリーンサブ以外存在しない。
そして現行モデルが三代目になったグリーンサブで唯一文字盤もグリーンなのが二代目のRef.116610LVである。
これらの希少性を考えるときに、グリーンサブの特に二代目が高い人気を誇っていて価格もじわじわと上昇しているのはロレックスの特徴を鑑みればそのようになることはすぐに想像がつく。
ロレックスは希少性が高まると価格にすぐに反映されるので、上記でお話ししたようにデイトナの価値をうわ回るモデルが登場してもおかしくないということだ。
もちろんそれでもデイトナをサブマリーナが超えるということは想像しにくいことなのだが。
そんなグリーンサブであるが、当然芸能人や有名人も所有していることが確認されている。
今回紹介するのは4、5人であるが実際はもっとたくさんいることだろう。
そんなわけで誰がグリーンサブを所有しているのかをみてみることにしよう。
吉村崇(平成ノブシコブシ) ロレックス グリー サブマリーナ デイト Ref.126610LV
というわけでまずは一人目。
平成ノブシコブシの吉村さんが愛用するロレックスのデイトナがグリーンである。
最近登場したばかりの新型のサブマリーナのグリーンベゼルのモデルをお持ちで、このモデルは上述したばかりだが、三代目になってダイヤルカラーがブラックへと戻った形だ。
2003年にサブマリーナ50周年を記念して登場したグリーンサブの初代モデルが黒文字盤であったのだが、二代目でグリーンダイヤル、三代目にブラックダイヤルと、交互にダイヤルカラーを変えている。
そういった変更内容からもグリーンサブの二代目の希少性が謳われているわけだが、新型は新型でやはりかっこいい。
ざっくりとであるが、こちらでグリーンサブの歴代モデルの違いについて書いてるので気になる方はぜひ。
通常は機械なら最新が最善ということで一番高価で価値がある印象だが、ロレックスに関しては少々勝手が異なる。
グリーンサブもそのロレックス特有の市場ルールが適応されており、新型よりも二代目の方が高い。
四代目の仕様がどのように変更されるかでまた変わってくるのだろうが、現段階ではこのような状況である。
話が少々逸れてしまったが、平成ノブシコブシの吉村さんが持つは現行のグリーンサブということだ。
安定の新型モデル。
槙野智章(ヴィッセル神戸) ロレックス グリーン サブマリーナ デイト Ref.16610LV
ヴィッセル神戸の槙野さんもロレックスのグリーンサブをお持ちだ。
槙野さんがお持ちなのは、ブラックダイヤルはブラックダイヤルでも初代のグリーンサブ。
2003年発表となるともう少しすれば20年を超えるということで、個体数も減ってくるだろうということで価格の上昇が見込まれるのではないかとも思える。
まあロレックスであるので、紛失や事故などの破損でない限りなかなか個体数がなくなるということもないのであろうが、それでも増えはしないので減っていく一方だろう。
そういった面でいうと、時間の経過とともに二代目のグリーンサブの希少性を上回ることも十分に考えられる。
ロレックスの腕時計はシリーズや世代、細々した詳細によって価格が大きく左右されることも多いので、どのような条件が引き金になるかはわからない。
しかし槙野さんがお持ちの初代モデルは文字盤がどうのと言われようが珍しいのは珍しい。
個体数が一番減りやすいモデルであるし、何かをきっかけに初代のグリーンサブが二代目を超えることも遠からずあるのかもしれない。
そういった意味で言うと初代モデルが一番面白い存在なのかもしれない。
設楽統(バナナマン) ロレックス サブマリーナ グリーン Ref.16610LV
バナナマンの設楽さんも初代のグリーンサブをお持ちだ。
上述したとおり、新型サブマリーナ、二代目サブマリーナに比べ初代の希少性の高さというとやはり無視できない部分がある。
デイトナに関してもゼニスのエルプリメロ依存から脱却してない頃の16520のモデルなんかはかなり希少であるし、当時にしかなかった条件が時間の経過とともに段々価値があるように思えてくる。
悲願の自社ムーブメントが現代のように当たり前になった今では、エルプリメロベースのムーブメントを搭載した自動巻きの初代デイトナはなんだかダブルネームみたいでかっこいいと思えるし、そう感じるのは僕だけではないはずだ。
市場がそう思うのであれば価格に反映されるであろうし、初代グリーンサブにしかない外観上の特徴が惜しまれるようであればそのあとはどうなるか皆さんの想像通りである。
初代のグリーンサブ、価格が低いうちに手に入れておくのもありということだろう。
木下隆行(TKO) ロレックス サブマリーナ グリーンベゼル Ref.116610LV
ロレックスが好きなTKOの木下さんであるが、木下さんがロレックス好きであることは有名だ。
上記で何度もお話ししているグリーンベゼルとグリーンダイヤルが唯一この116610LVモデルで、このモデルが現行だった頃はブラックダイヤルの方が人気があったように思う。
人はないものを欲しがるという傾向が腕時計にも反映されていたのか、実際当時はブラックダイヤルの方がかっこいいとされていたのか、またはその両方か。
現代ではその逆のことが起こっており、グリーンダイヤルのグリーンサブはもう新品では手に入らない+時代がグリーンxグリーンをよりカッコいいと判断しているのか、またその両方かわからないが、とにかく二代目が今一番クールなのである。
安田章大(関ジャニ∞) ロレックス サブマリーナ グリーン デイト Ref.116610LV
関ジャニの安田さんも腕時計を紹介する際にちょくちょく登場する名前であるが、彼もまた腕時計が好きな芸能人ということができる。
こちらのモデルも二代目のグリーンサブであるが、現代で一番かっこいいとされるということはロレックスは時代を先取りし過ぎていたということにならないだろうか。
色使いのセンスでいえば、早過ぎたモデル投入ということも出来、実際当時僕もブラックダイヤルのグリーンサブの方がかっこいいと思っていた。
希少性のみではなくやはり時代が求めるデザインや色のセンスというものが知らず知らずのうちに変化しているということなのだろう。
実際ゼニスはゼニスでクロノマスターのグリーンベゼルxグリーンダイヤルを合わせており、これはサブマリーナのグリーンxグリーンを意識したものかなと直感的に思ったものである。
事実ゼニスはロレックスを意識した腕時計を多数デザインしており、アイスブルーなどのクロノグラフは当然デザインは違うもののだいぶ寄せてきてはいるなという印象を受けた人も多いだろう。
現代でグリーンxグリーンを発表するということはやはりロレックスに先見の明があったのか、それともロレックスが時代を作っているのか、そしてまたまたその両方か。。。といった感じである。
まとめ
まとめると、ロレックスの時代の牽引力というものをやはり感じざるを得ないということだ。
ロレックスがデザインしたものが時間をかけて腕時計の中の一番人気、またはその時代の標準的なデザインになっているような感覚を覚えるが、そう感じているのは僕だけではないはずである。
毎年のようにあれだけたくさんの人々がロレックスの新作を追いかけるということは、まさにロレックスが時代の時計リーダーとして君臨していることを意味しているのと近い意味があるように感じる。
ロレックスが採用したものはデザイン面のみならず技術面や部分的なものでも重要な模倣ポイントとして他メーカーに伝染していく。
決して悪いことではないが、ロレックスの影響力をあらゆる時計ブランドのシリーズを見て感じることが非常に多くなってきたと思うのだ。
世界三大時計ブランドに入っているいないはもはや関係がないだろう。
実力としてはもはやロレックスは世界一であり、その中でも由緒ある、歴史あるサブマリーナを所有できることはなんともありがたく幸せなことなのだろうかと思うのであった。
僕は持っていないが。。