ロレックス 2024 新作発表!GMTマスターII 126710GRNRと定価・グレーとブラックのセラクロムベゼル

GMTマスターII

2024年 新作GMTマスターII

ロレックスの新作発表という待ちに待って待ち焦がれた日がとうとうやってきた。

あといくつ寝るとお正月というやつの大人バージョンみたいなものだ。

とりわけ時計ファンにとってはということであるが、これまで3月に開催されていたものが4月になったのであるから時計ファンにとってはたまったものではない。

まあそのような人はそんないないかもしれないがロレックスの新作発表というのは待ち遠しいものなのである。

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こちらの記事ですでに2024年の新作1908と新作デイトナについて書いてるので是非参考にされたらと思う。

ロレックスの新作モデル第三弾はGMTマスターIIを紹介しようと思う。

GMTマスターII ブラック/グレーベゼル Ref.126710GRNR

このモデルであるが、ロレックスを隅から隅まで把握している人じゃないとこの新作モデルに関してはなかなか気づきにくいのではないかと思うくらい特徴が薄い。

GMTマスターIIのモデルに精通している人であるば全く問題ないのであろう。

確かにこれ前黒とグレーのダイヤルという組み合わせは2023年にコンビモデルで登場してはいるのだが、ステンレスにも採用されると誰が予想したであろう。

ロレックスが今回発表した新作モデルの中でも地味なラインナップモデルと言わざるを得ないが、この地味さが後から効いてくるのである。

ロレックスの変化というのは常々地味であることがそのブランド特徴であった。

しかし昨今のロレックスの変化から今回の新しいモデルはなかなかに興味深い。

というのも、グレーとブラックという対比に市場がどのように反応するか見たいからだ。

個人的にはブラックとグレーにするならグレー一色かブラックのみ、もしくはアイスブルーとチョコの二色が織りなすベゼルで『チョコミント』とニックネームがつけられるようなモデルも投入すればおもしろかったのではないかと思う。

先にパーペチュアル1908とデイトナの新作を拝むことになったからかもしれないが、ロレックスの意図はロレックスにしか分からずあらゆる戦略を全体像として考えていると思うので、これが正解だということだろう。

一見地味に見えるバリエーションであるが、ただよく見てみるとグレーがあることで印象が変わるような気がするのも事実である。

新型GMTマスターII ブラック/グレーベゼル Ref.126710GRNR

旧型 GMTマスターII Ref.116710LN

比べるとお分かりになると思うが、新型の方が薄味でシルバーとの強いコントラストがない分、塩味系の格好になっていると感じないだろうか。

意外な発見である。

グレーのみでもかっこいいかもしれない。

文字盤の方がベゼルより色が濃いとなると逆のコントラスが生まれて面白いような気もするが、GMTマスターIIの特性上にそれは出来ない。

となるとすると、サブマリーナのグレーベゼルが登場するのも面白いのかもしれない。

さて、そんなわけでGMTマスターIIの新作モデルであるが他には特筆すべきところは文字盤の『GMT-MASTER II』の表記の色だろうか。

今モデルには緑色で表記されているだが、これは他モデルの白ではなく、旧モデルRef.116710LNの緑を踏襲した形となった。

つまりは、ロレックスとしては今回のRef.126710GRNRこそが正式な後継者という位置付けだと言いたいのであろうか。

2019年にディスコンとなった旧モデルRef.116710LNであるが、2020年に126710LNが発表されるのではと囁かれていたし、各自に登場すると思っていた人も多いに違いない。

しかしロレックスは敢えて126710LNというGMTマスターIIのフラッグシップになりそうなモデルを排除しブルーxレッド、ブラックxブルー、ブラックxグリーンといった周りを攻めるような戦略を取った。

そして5年の時が経ちここにきてようやくメインのGMTマスターIIを発表した。のかもしれない。

ブラックとグレーのベゼルを出せば、LNベゼルも同時に発表することは考えにくいが、そこはロレックス、意表をつくことに関しては得意である。

であるからして、きちんとしたことは何も言えないが、一般論としても個人的な意見としても今回のモデルがこそが戦隊モノの赤レンジャーなのではないかと思った次第である。

ちなみに新型GMTマスターII Ref.126710GRNRの末尾の『GRNR』意味はフランス語の「Gris(グレー)」と「Noir(ブラック)」から取ったものだと思われる。

黒いセラミックベゼルにLNとついているのは「Lunette」と「Noir」の頭文字である。

Lunetteは円を表す意味である。

まとめ

最後に肝心な定価であるが1,569,700円がメーカーが希望する設定価格である。

しかし、一般市場に来る頃には230万円くらいにはなっていることだろう。

やはり一般市場では定価で買うことは不可能であるばかりか、定価の数値はもはや知らない方が良い値である気がする。

ちなみに、今モデルも通常の3連オイスターブレスと5連のジュビリーブレスの2タイプが用意されている。

みなさんはどちらがお好みだろうか。

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