イチローさんが愛用する腕時計はどんなモデル?
イチローさんといえばやはり今でも伝説の人物と感じている人は大勢いらっしゃることだろう。
生きている伝説といった感じで、テレビなどで時々見かけるわけだが、やはりすごいオーラがあるし若くして世界的な記録を生み出し、さらにはそんなレジェンドたる人物が普通にテレビの撮影を受けているのだから不思議な感覚だ。
今ではイチローさんの後を継いでいるわけではないが、入れ替わるように登場した大谷翔平選手が日本人メジャーリーガーとして新たな世界的記録を樹立しまくっているのは同じ日本人として見ていてとても励される気分である。
そんな日本を代表する野球選手のお二人だが、以前僕は大谷翔平選手の腕時計について紹介させてもらったことがある。
あらゆる日本企業の広告塔になっておられるので確かにセイコーなどを使用した方が良いという規制なるものはあるかもしれないが、個人的な感想では大谷さんは好んで国産モデルを使用しているように思えるのである。
それはメジャーにいってから特に感じることだ。
まさに愛用していると呼ぶのがふさわしい言い回しだろう。
さて、そんなわけで今日のテーマはイチローさんの腕時計についてだ。
以前このブログでもヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズを愛用する芸能人の投稿でイチローさんがお持ちのモデルに言及したのだが、今回はテーマをそのイチローさんが愛用する腕時計たちという点に絞って紹介していこうと思う。
ではまずは、ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズから見てみることにしよう。
オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.25940SK.OO.D002CA.02
オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.25940SK.OO.D002CA.02の一覧、価格、在庫などの最新情報はこちら>>
ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ クロノグラフ Ref.49150/B01M-9251
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ブランパン ヴィルレ ウルトラスリム Ref.6605-1127-55B
アランシルベスタイン マリーンクロノ Ref.MK12
ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ クロノグラフ Ref.49150/B01M-9251
というわけでまずは1本目。
やはりヴァシュロンの腕時計はかっこいい。
オーヴァーシーズであることは一目見てわかるのだが、文字盤を見るとどこかヴァシュロンぽくないスポーティさがある。
このモデルはエンジンという雑誌との合作というか、コラボレーションしたモデルなのだが、それだけ文字盤外周にタキメーターがデザインされているのである。
非常にレーシングっぽさがあってなんだか血が騒ぎそうな外観をしている。
チェッカーズフラッグのような文字盤中央の模様や、メーター類の針が全て赤色になっている点からもレースを彷彿させる見た目である。
個人的にはヴァシュロンコンスタンタンなどのクラシックの王道的ブランドの腕時計はやはり落ち着いたクラシックな感じが似合うと思うのだが、イチローさんの個性はその他大勢と全くもって大きく違う。
考え方は非常にユニークであり、そのユニークでストイックな考え方がこれまたユニークで唯一無二を作り上げていったのだろうと大きく見れば考えられるのである。
以下で紹介するアランシルベスタインというチョイスを見ればやはりイチローさんはイチローさんなんだとその変わった思考回路を覗いてみたいと思うのではないだろうか。
うむ、やはり存在が非常に面白いのがイチローさんだ。
オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.25940SK.OO.D002CA.02
そして2本目はオーデマピゲ。
世界三大時計ブランドの中の二つをお持ちのイチローさん。
このモデルはオーデマピゲの中のロイヤルオークオフショアというシリーズなのだが、その中でクロノグラフのモデルをチョイスされている。
なんだ普通じゃん、と思いきや、このモデル他のロイヤルオークオフショアクロノグラフとだいぶ違うのである。
というのも、ベゼルにゴムが使われているから。
近年の流行はベゼルなどの一番ぶつけて傷が入りやすい部分はケース素材をそのまま使用するのではなく、セラミックなどの硬い素材と合わせることで見た目にも実用性にもナイスなモデルを作ることなのだが、この一本はその逆をいっている点でなかなか面白い。
確かにゴムなら弾力があって傷はつくかもしれないが硬い素材と比べるとキズらしいキズというものは入らないだろう。
なんなら無傷である可能性もあり、割とぶつけ放題な仕様になっていると言えるのである。
これはなかなか新しい発想だ。
ただ、ゴムなので、経年による硬化や変質が現れるだろうが、おそらくこの部分は交換が非常に容易なのではないかと思われる。
セラミック素材のベゼルと工程は同じなのかもしれないが、それでもゴム素材のベゼルなら交換するという行為がの真理ストレスが低い気はしないだろうか。
そしてゴムならコストも低めだろう。
金属物質や硬質物質ではないため、海に潜る際もなんだか安心だ。
オフショアクロノグラフであるから、使用目的の一つは海での活動だ。
そういった意味で実用性が高く理に適っているのがこのモデルだと言えないだろうか。
イチローさん、やはり思考が独特でありながら真理を付いているところがなんだか恐ろしい人物である。
かっこいい。
ブランパン ヴィルレ ウルトラスリム Ref.6605-1127-55B
そして3本目はブランパンの一本。
このモデルはなかなかシンプルで美しい外観をしているが、かといって退屈な表情を見せているわけではない。
完全にドレスタイプの腕時計であり、針が2本、インデックスが12個配置されているだけというスモールセコンドもない手巻きウォッチなのだが、ブランパンのそれだとすぐにわかるのもやはりその特徴ある針と同ブランド特有のローマンインデックスのデザインがあるからだろう。
二針の手巻き時計というのはスイスの高級メーカーにちょいちょい存在する。
パテックフィリップのカラトラバや、オーデマピゲのジュールオーデマ、ヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニー。A.ランゲ&ゾーネのサクソニアなどなど、良いブランドはこういったモデルも製造しているという共通点があるのだが、ブランパンが生み出す二針の高級時計はまた他のブランドとまったく違った雰囲気を醸し出しており、ブランドロゴがなくてもブランパンのヴィルレだということが容易にわかってしまうのである。
1735年のブランド誕生以来、丸い時計しか作ったことがないというブランパンの堅い意志は当然時計作りの一部でもあるデザイン面にも踏襲されているはずである。
良い意味で頑固であり頑なであり、ずっと変わらないブランパンの哲学や遺伝子が、このヴィルレにも宿っているのでだ。
そういったぶれない部分のみにフォーカスすると、それもまたイチローさんと共通項があるように感じるし、そういった哲学的部分が共鳴して出逢われたのかもしれないと思えたりする。
イチローさんが求めるものというのは、何か複雑な意思というかそういった背景がある気がするのだが、芸能人や著名人の中でもブランパンを所有されている方はロレックスやウブロなどと比べると格段に少ない。
それだけにイチローさんの考えがまた特殊であり謎でありミステリアスで興味を抱かせてくれはしないだろうか。
というわけで、イチローさんのブランパンを紹介した。
アランシルベスタイン マリーンクロノ Ref.MK12
そして最後は一番奇抜なモデルのMK12だ。
アランシルベスタインが生み出すモデルで、なんだかパラレルワールドに迷い込んだようなそんな思いにさせるヘンテコな一本がこれ。
これまでのイチローさんのセンスや趣味を考えると、こういったモデルの方がいたって普通でこのほうが違和感がないのだろうと感じる。
10年以上前に僕はアランシルベスタインの腕時計が気になっていて、購入とまではいかないがあらゆるモデルを検索していた。
今いろいろと調べてみると、当時よりも販売されている種類が格段に増えており、価格帯も数倍にまでなっている感じだ。
やはり腕時計ブームがこういった奇抜なメーカーにも影響を及ぼしており、ロレックスやパテックフィリップなどのように一番機械時計の流れの影響を受けるブランドとは違いながらも、それでも大きな価格的影響を受けるのは避けられないということなのだろう。
確かに万人受けするタイプの時計ブランドではないかもしれないが、それでもアランシルベスタインの風変わりなデザインは現代でこそウケが良いのではないかと思う。
というのも現代にはSNSが存在するからだ。
SNSは自分や自分が持っているものや経験していることをシェアする場所であり、ある意味見せびらかす場所でもあるため、高額なものや何か奇抜で変わったものがあるとSNSで見せるために消費されることが頻繁にある。
高級車や高級時計、高級ブランド品などが以前にまして買われているのはSNSが消費行動を促しているからだと思われるが、そういった意味で言うとアランシルベスタインという存在は現代の世の中にとてもフィットした時計メーカーなのだ。
風変わりな腕時計ならずファッションがお好きなイチローさんだが、イチローさんにはSNSなどは当然関係がなく、元々チョイスが変わっているというだけなのだ。
メジャーリーグでのあらゆる世界記録を持っている人がこういった面白い想像できない部分をお持ちだとなんだかギャップがあって素敵だと感じはしないだろうか。
まとめ
というわけで、最後まとめ。
イチローさんの腕時計を見てきたが、やはりどれもが少し変わっている。
なんかこう、奇抜な部分があったほうがイチローさんの感性にしっくりくるのか、そういったものを選ばれていることが多い。
しかしそれが唯一無二のイチローを作り上げているポイントであり、というより唯一無二のイチローから生み出される結果ということなのだが、所有物を見てどんな性格かどんな人物かというのは容易にわかるという点では、今回見てきた腕時計はイチローさんを物語っているといっても過言ではないだろう。
個人的にはアランシルベスタインの面白いモデルがやはり今でも好きだし、だいぶ値上がりしてしまったので簡単には手が出ないが、今でも欲しいと思うことは時々ある。
資金に余裕のある方はコレクションに加えてみるのもありなのではないだろうか。